英語独学虎の穴  ジョン万次郎とわたし

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ジョン万次郎とわたし

あしたのためにその65 「破裂音

子音の「 s 」の音をずーっと出してみてください。閉じた歯のすき間から息を強く出して発音します。日本語の「」よりも遥かに強い息で。これはできますね。では「 b 」はどうですか?こちらは無理ですよね。伸ばせたとしたらそれは「」の音のはずです。


これは「 b 」の音が、肺からの息の流れを唇で一旦せき止めてから一気に開放することで発音される音だからです。息を開放する瞬間の音ですから伸ばして発音することはできません。これを「破裂音」と言います。他の破裂音の仲間として、「 p 」「 t 」「 d 」「 k 」「 g 」 があります。

これらの音は「息を一旦ためてから開放する」というプロセスを経るため、「 s 」などのずーっと出せる音(摩擦音と言います)よりも発音するのに手間がかかります。いちいちきちんと発音していたら全体のスピードを落としかねません。

ですからスピードを維持するため(あるいは単に面倒くさいからか)、単語の語尾にこれらの音が来た場合、舌や口は発音するための準備をしますが、空気を破裂させないで終えるのです。そのため、語尾の破裂音はほとんど聞こえません。

江戸時代にアメリカに漂流して英語を学んだジョン万次郎をご存知ですか?彼は自分の単語帳に「night」を「ナイ」、「net」を「ネ」、「gate」を「ゲイ」、そして「morning」と「evening」をそれぞれ「モヲネン」「イヴネン」と書き記していたそうです。

ローマ字が広まってから作られたいわゆるカタカナ語は、音ではなくつづりに基づいて作られています。ですからカタカナ語ではこれらの単語は「ナイ」「モーニン」などと、実際の発音から遠ざかるような音(子音プラス母音)をわざわざ最後に付け足しているのです。

ジョン万次郎が自分の耳で聞き覚えた言葉のほうが実際の発音に近く、ネイティブスピーカーにも伝わりやすいはずです。ほとんど聞こえない単語の語尾の破裂音をちゃんと省略していますよね(本当に聞こえなかっただけだと思われますが)。

また「モヲン」ではなく「モヲン」というところも、母音の「 i 」が「イ」と「エ」の中間であることをきちんと示していて心にくいです。

と、ここまでは素晴しいのですが、彼は後に英語を教えるときに、1から5までの数え方を「ワン、ツウ、テレイ、ソワポゥ、パッイワ」と伝えていたそうです。時間が経って忘れてしまったのでしょうかね。「ソワポゥ」「パッイワ」って・・・

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.15 2007 音の科学変化 comment3 trackback0

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ぺんぎん
(=゚ω゚)ノこんにちは

相変わらず、内容が濃くて読み応えがありますね~
さすがです。
発音の本や教材でもなかなかここまで詳しく解説されていませんから。
( ゚∀゚)文章もおもしろいしー

今日も「熱意」を少しいただいて行きます。
応援ポチポチしていきますね。
2007.02.16 10:51
Mojo
ジョン万次郎の英語は一度でいいから聞いてみたいという気がしますが、タイムマシンでもない限り無理ですので諦めるとして(笑)

英語の虎さんは、森繁久弥主演の『社長シリーズ』ってご存知でしょうか。そのシリーズでは、英語を話すシーンも度々登場するのですが、皆さんとてもお上手なんです。イントネーションなんかも、現代の日本のドラマでたまに登場する不思議な英語(?)とは比較にならないほど英語らしいイントネーションです。

これもやはり、つづりに忠実なカタカナ語の普及と関係があるんでしょうかね。

ところで、破裂音という用語は10年ぶりに聞きました(^^; 摩擦音、破裂音、破擦音など、音声学の授業で習った記憶は残ってますが、内容はすっかり忘れてしまってます。
ホントに、今一度しっかり勉強し直さないといけないですね。

2007.02.16 19:21
英語の虎
コメントありがとうございます。

ペンギンさま

そう言っていただけますととても嬉しいです。最近少し細かいところに入りすぎていたかなという思いがありましたので、そういうコメントをいただくと書いてきてよかったと思います。

これからもよろしくお願いいたします。


Mojoさま

「社長シリーズ」は見た記憶があるのですが、英語を使っているシーンは残念ながら覚えておりません。

カタカナ語が普及して完全に日本語化するプロセスで、どんどん本来の発音から離れていったということなのかも知れないですよね。

森繁さん(たち?)の英語も聞いてみたくなりました。教えて下さってありがとうございます。
2007.02.16 22:32

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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

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