英語独学虎の穴  ディクテーションについて

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ディクテーションについて

よく日本人はLとRの音の区別ができないと言いますよね。実際に英語が聞き取れないという人にこの二つの音を聞かせてみると、両方の音で脳が同じ反応を示すそうです。つまりなんとなく聞き取れない気がするんじゃなく、本当に聞き分けられていないということ。

ところが生まれたばかりの赤ちゃんは、二つの音を聞かせたときに脳が異なる反応を見せるのだそうです。これは二つの音の区別がきちんとできているということを意味しています。大人にできないことが、赤ちゃんにはできるわけです。

しかしそうやって聞き分けられていたはずの音が、成長するに従って(生まれて数ヶ月で)聞き分けられなくなっていきます。

これは、その方が効率よく母国語を上達させることができるためではないかと考えられています。

母国語をできるだけ短期間で身につけるためには、母国語の音「だけ」に集中したほうがいいですよね。それ以外の余計な音は入ってこないほうがいい。このために母国語に関係ない音を排除するようになるのだろうと。

ともあれ、こうして母国語の習得のために日本語の音に集中するようになる結果、成人した日本人は、日本語にない音を正確に聞き分けることができなくなるわけです。つまりは日本語に存在しない音がきちんと(クリアーに)脳に届けられないということ。

きちんと届けられないものは聞き取りようがありません。こうして見ると、英語が聞き取れないというのは、極めて自然なことなわけです。


だからと言って、手をこまねいているわけにもいきません。英語を聞き取れるようになるために、なにか手を打たなければ。

その手段としてまず考えられるのは、当たり前ですが「英語の音に慣れる」ことです。

一般的に、日本で英語学習を受けた人は、本物の英語の音を聞いた経験が絶対的に少ないと思います(特に僕を含む、センター試験にリスニングが導入される前の方は)。

自分のケースでは、一学期に一度ぐらい先生が思い出したようにカセットデッキ(!)を持ってきて、ネイティブスピーカーの英語を聞かせてくれることがありましたが、日本人をびっくりさせようとして無理して早口でしゃべってるんだって思い込んでいましたから。それぐらい聞いたことがなかったということ。これで聞き取れるようになったら奇跡でしょう。

ですからまずは聞く量を増やす。

ただし、意味のわからないものをどれほど聞いたところで、英語の習得には寄与しないと言われています。映画評論家がものすごい量の(英語の)映画を見ても聞き取れるようにはならないように。ただ聞き流したって力にはならないということです。

そこで提案したいのが、「分析的に聞く」ということ。

ではどうしたら分析的に聞くことができるかというと、ダーッと聞き流して終わりにするのではなく、一つのものを繰り返し聞くのです。「量を増やす」というと、色んなものを聞かなくちゃいけないようなイメージがありますが、同じものを何度も聞くのだって、量をこなすことには変わりありません。

広く浅くではなく、狭く深くがキーワードです。

「聞き流し」では音は流れていってしまうだけですが、同じものの、同じ部分を繰り返し聞くことで、その流れたはずのものの正体を探るチャンスが得られます。

部分部分を集中して聞き、その正体を明らかにしていく。

さらにできれば聞き取ったものをノートに書くともっといいです。こうすれば、どの音が聞き取れて、どれが聞き取れていないかが証拠として残ります。

いわゆるディクテーションというトレーニングです。


自分自身は散々このトレーニングの恩恵に預かりながら、「とは言っても面倒だろうからなぁ」という遠慮もあってそれほど強くプッシュしてきませんでした(本では詳しく説明していますが)。でもやりましょう。だってこれ力になりますから。

一人でも多くの方に取り組んでいただくために、そのメリットをお伝えします。


ディクテーションのメリットその1

「英語の音に対するアンテナの強化」


聞こえたものを文字で書き取ろうとすると、なんとなくじゃだめですよね。このために音に集中せざるを得なくなります。聞こえなかったところは何度も一時停止と巻き戻しを使って聞き直す必要があるでしょう。

また、一度聞くだけでは通り過ぎて終わりだったものが、何度も繰り返し聞くことによって、その姿が明らかになってくるということもあると思います。言葉はおかしいですが、一瞬で通り過ぎたはずのものをとっつかまえて、じっくり「観察」することができるわけす。

こうして部分部分を取り出して繰り返し聞くという作業を通じて、馴染みがなかった英語の音に対して敏感になっていくはずです。そして「音に集中する」機会を継続的に持つことで、音に対するアンテナは着実に磨かれていきます。

もちろん最終的には、繰り返し聞かずとも、一発で音の正体を見抜けるようにならなければなりません。

でも何度も聞いてそれでもわからないようなものは、ネイティブスピーカーが話すスピードでわかるはずもありませんよね。ですから「英語が聞き取れない」という方は、まずはこの状況でわからないものをなくすところを目指してみてください。

特に英語の音に慣れていないという方にとっては、これが英語の音に「じっくり」向き合うことの第一歩になることでしょう。

また、英語は結構長くやってきているけれど、なかなか聞き取れるようにならないという方は、「なんとなく」で来てしまっている可能性があります。自分の弱点の洗い出しに大いに役立つと思いますので、この機会にぜひ。



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.02 2011 やり直し英語術 comment0 trackback(-)

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プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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