英語独学虎の穴  英語力と日本語力

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英語力と日本語力

本(たった3ヶ月で920点を~)を出版してから3年が経とうとしています。これまで本当に沢山の読者の方からメールをいただきました。ありがたい話です。

ブログ(英語独学虎の穴)のほうが遥かに長きに渡って、比べものにならないほど多くの情報を出してきているはずなのに、やはり本を読んでメールを下さる方のほうが圧倒的に多いです。そう考えると、本の持つ影響力というのは凄いものがありますね。

その内訳を見ると、これから始めようという方がやはり一番多いのですが、ずっと一人でやってきてTOEICで800を超えて、どうやったら900に達することができるのかというところで悩んでいる方や、すでに900を超えているという方も結構いらっしゃいました。

また、最初のメールの時には400点台だったのが800点台まで上がったという報告をわざわざ下さる方も。


そうして一人でやってきて着実に英語力をつけられた方、あるいはその素養がある方(後に上達された方)が下さるメールに共通していることがあります。それも一件の例外もなしにです。

なんだと思いますか?



その答えは「文面が長い」ことです。本当に一人の例外もなくあてはまります。なんだそんなことかと思われたかも知れません。でもこれって結構大切なんじゃないかと思います。

どの方のメールも、自己紹介から始まって、これまで英語とどう向き合ってきたか、そしてそれを踏まえての現在の課題・悩みなどが、詳細に書かれていました(さらに長くなってしまったお詫びもまた丁寧です)。

自分のこと、自分が思っていることを知らない相手に誤解なく伝えようと心がけるうちに、どうしても長くなってしまう、というのが本当のところだと思います。言葉に対するこだわりとでもいいましょうか。

上達する方に共通して言えるのは、この言葉へのこだわりがとても強いということです。

もちろんその前に、何かを伝えたいという気持ちがまず強くあるはずです。そしてその伝えたいことを、できるだけきちんと言葉で伝えようとする。時間がかかる、言ってみれば面倒な作業ですがそこで手を抜かない。

伝えたい「こと」があって、それを誰かに伝えたいという強い「気持ち」がある。→「言葉」を使ってできるだけ丁寧に伝えようとする。→結果としてメールは長くなる。

こういう言葉に対するまっすぐな姿勢というのは、同じ「言葉」である英語を学ぶ際にも当然反映されるでしょう。上達された方のメールが一様に長いということは決して偶然ではないと。

この姿勢は見習うべきだと思うのです。


「より良い外国語学習法を求めて」(竹内理著)という本よると、英語学習者に対して学習の進め方に関するアンケートをとったところ、上級者と初中級者の回答の顕著な違いの一つとして記述の「量」が挙げられ、上級者の記述量は初中級者のそれより明らかに多かったそうです(平均で2倍)。

同じことを聞かれても、上級者ほど文章量が多くなる(もちろん自分がやっていることを客観的に見られるなど他の要素も関わるでしょうが、ここでは端折ります)。

上達する方からのメールの文面が(とても)長いことと、このアンケート結果とは重なるところがあると思いませんか?

そういう方はどういう場面でも、自分が考えていることを言葉できちんと伝えようとするんじゃないでしょうか。その結果記述量も多くなると。

そしてこれはまた、英語で上達する素養がある人が、長くても破綻がない文章が書けるだけの「日本語力」を持っているということも意味すると思うんです。

これらのことから浮かび上がってくること、それは英語力と日本語力との相関関係です。つまり元々の母国語の力の程度が、外国語でどこまで到達できるかの目安になると。

実はこのことは語学習得の研究でも認められており、言語能力の「転移」と呼ばれているのだそうです。

英語も日本語も、同じ「言葉」ですからね。ツールが変わるだけで、やれることは変わらないということです。

例えば英語の基礎力を作るのは「読む」ことだと、いくらしつこく言ったところで、日本語で本を読むのが苦手だという人が、英語になって人が変わったように読み出すということもないでしょう。やっぱり普段の読書量が反映されるはずで。

日本語の力が英語力の土台になる。これってあまり触れられませんけど、実はとても大切なところだと思います。

ですから自分は英語をやるんだからと、日本語をないがしろしていいということはないということですね。やっぱりずっと「日本語力」を鍛える努力は続けなくちゃいけません。


「あぁそれじゃ『読む』のも『書く』のも苦手な自分には無理だ」と思った方もいらっしゃるかも知れません。でもこれらのスキルは、これからでも鍛えることができます。

そのためのキーワードは「量」です。英語と違って、日本語での読み書きの基礎はすでにあるのですから。とにかく毎日読んで書くこと。

例えば書評を書くのはどうでしょう。「書評なんてとても」という方も、読書感想文で十分です。仕事や今の自分に役立ちそうな本を選んで、一日一章ずつぐらいのペースで、その要点と自分が感じたことを書いていく。

これなら読む練習にも書く練習にもなります。知識も増えて、いったい一石何鳥なんでしょうか。

書く際に特に大切なのは、「伝える相手を想定する」ことです。その本を読んでいない親しい知り合いに内容を教えるつもりで、各章の要点をできるだけわかりやすくまとめる。自分がそれを読んで感じたことを、その人にしっかり伝わるよう、できるだけ細かく言葉で表現しようと試みる。

書いたものを実際に知り合いに見せてもいいですし、ブログで公開するのも継続の励みになるでしょう。

実は僕がこうして日々書いているのも、日本語でのアウトプットの練習なのです。ブログを書き始めたのが5年前ですから、それだけやってきてこの程度かと時々泣きたくなりますが、それでももしこの5年間、一切書くことをしていなかったとしたら、今頃もっとしょぼかったことでしょう。これでも成長しているはず。

このように一朝一夕にはいきませんが、相手の言わんとすることをしっかりつかむ、自分の言いたいことを言葉で表現するというスキルは、これから先も生きていく上でずっと必要であり続けますよね。だからやって損ということはありません。というより、一生をかけて鍛えていくべきものだと思います。

そうして鍛えた日本語力は、英語でもきっと役に立ってくれるはずですから。


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プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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