英語独学虎の穴  音読のメリット 語彙の増強

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

音読のメリット 語彙の増強

音読のメリットについてもう少しお話します。

すでにお話したように、音読は「目から入った文字の情報を、頭の中の音の情報とマッチさせて、ふさわしい音を口から出す」というとても複雑な作業です。この上に「意味を取りつつその内容を頭に保持」しようとしたら、その負荷はさらに上がります。

実際に音読をしているときの脳の様子を観察すると、脳の広範囲に渡って色んな部位がいっせいに使われているのがわかるのだそうです(これは英語に限らず日本語での音読でも同じです)。

だからこそ音読は脳の活性化に役立つのです。毎日適度な運動することによって筋肉を鍛えることができるように、毎日音読をすることによって脳の機能を発達させることができるというわけです。

その活性化の一つの例が「記憶力の向上」で、小学生を対象とした研究では、語彙の記憶の前に5分程度の音読させることによって、直後の記憶力が向上することがわかっているそうです。

音読をすることで脳が活性化し、学習に対する準備態勢が整うんですね。


さらにそうやって学習に対する頭の準備が整った状況で、一つのものを何度も読むということをすれば(もちろん意味を重ねながら)、当然その文に使われている単語や表現などが頭に入りやすくなります。

暗記ってどうしてもストレスが溜まりますけど、意味を重ねながら音読をすることで「知らぬ間に語彙が増える」、これも音読の大きなメリットですね。

しかも文から切り離された標本のような知識と違い、文脈の中で実際に使われている、言ってみれば血が通っているものですから、イメージもとらえやすいし、自分でも使えるようになる可能性大です。

例えば野球選手を覚える時に、選手名鑑で見て覚えていくのと、実際の試合でプレーをしているのを見るのとでは、やっぱり後者のほうが印象に残りますよね。さらにその後、選手名鑑で見つけたら、「あぁあの時の!」ともっと強く刻まれるでしょう。やっぱり他の選手とは違う、特別の存在になるはず。

だから日々の音読の中に知らない単語が出てきたらラッキーぐらいに思ってください。だって全ての単語にそうやって出合えるわけではないんですから。

学習のどこかの時期で、単語本を使って語彙の増強をする時が来るでしょう、そこで運命の再会を果たすべく、日々の音読を通してなるべく多くの単語と「顔見知り」になっておきましょう。


「920までの歩み」の中でもお話しているように、僕が勉強を開始して最初に使った教材が「You've got mail」のDVDでした。本当に数えきれないぐらい繰り返しセリフを音読したので、そこでの表現はいまだにがっちり残っています。

実はこれ、前に一度ご紹介しているのですが、ここでもう一度。

「And vice versa.」(逆もまた同じことが言えるわね)

小さな本屋を営む Kathleen (Meg Ryan)が、Joe (Tom Hanks)の経営する大型書店チェーンの店舗が自分の店のすぐそばにできるというピンチを迎えます。

「本屋街ができると思えばいいのよ。向こうにない本を探してうちにお客さんが来るって」と前向きに言う Kathleen に対して、母親代わりの女性が皮肉っぽく言うのがこのセリフです。

逆もまた同じことが言える→こっちにない本を探して向こうに行く客もいる→結局大きいほうにお客さんとられちゃうんじゃない?という意味をこめて。「逆もまた真なり」っていうニュアンスですね。

「vice versa」(あえてカタカナで書くなら「ヴァイス ヴァーサ」)はラテン語だそうですが、映画やドラマを見ていると時々使われます。


言葉で説明しようとするとどうしても長くなってしまいますが、こうやってこの映画の音読をきっかけに覚えてしまった表現は数えきれないほどあり、そのシーンの映像の記憶と共に今もはっきりと刻まれています。どういうタイミングで、どういう言い方で言うのかというところまで。

そしてこうして説明したことで、皆さんの頭にもしっかり入ったはず。前後の文脈を知ることで、記憶に残りやすいということもわかっていただけたかと思います。

次に映画やドラマでこのセリフに出会ったときには、「もしかしてあれかな」と気づくことができるかも知れませんよね。ちょっと動画が見つからなかったんですが、実際にそのセリフが話されているシーンを見たら、もっと強く印象に残ることでしょう。

これからも折を見て、こういう表現たちをご紹介していこうと思います。

皆さんも日々の音読でどんどんこういう「自分にとって思い入れのある」語彙・表現を増やしていってください。

そのために大切なのは、機械的にただ読むのではなく、状況を頭に浮かべつつ、登場人物になりきって音読することです。役者になるためのトレーニングのようなつもりで。映画やドラマなら実際にそのシーンを見ることができますが、そうでなくて音声だけのものの場合でも、頭にくっきりとイメージすること。

こういうことを意識するだけで音読の質は変わってきますし、感情を込めることでそこに使われている単語の意味、使い方もしっかり入るようになります。


今回もFacebookページ大人のやり直し英語部の投稿からお届けしました。こういうことを毎日書いていますので、よかったらご参加ください。


さて今何位?

英語学習 ランキング
.18 2011 やり直し英語術 comment0 trackback(-)

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

現在「3ヶ月でTOEIC920点までの道のり」を無料でプレゼント中です!

メールアドレス

プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

メールはこちらまで

著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

hyousi.jpg

全記事表示リンク

独学で英語を攻略するために

amazon

Google PageRank

RSSに追加

ブログ検索