英語独学虎の穴  文法の力

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文法の力

英文を組み立てるに当たって、オーストラリアに行った当時にはなかった新たな武器が自分には備わっていた。それは文法の知識だ。

特に文型の知識。文型はテンプレートみたいなもので、あとはそこに単語をあてはめれば一応は文は作れる。そういう意味ではゼロから組み立てるわけじゃない。

ただしこれで作れる文は、言ってみれば単純な骨組みのようなものなので、もっと詳しい情報を付け加えたいときには、そこに肉付けをしていく。

もちろんその肉付けをするためにも、文法の知識は大いに役立った。形容詞や副詞、前置詞句をどこに入れるかと言った「語順」についてのルール。さらに関係詞や分詞など、これまではテストの問題を解くための知識でしかなかったものを、自分を表現する文の中に取り入れ、一つずつ使えるようにしていく。

学校では新しい文法知識を習う度に「あぁ、俺を引っ掛けるための仕掛けがまた一つ増えた」と憂鬱でしかなかったが、実際に使ってみるとその便利さがよくわかった。

文法は英文の意味をとったり、自分で組み立てるための、つまり「英語を使うためのルールブック」なんだということをここで再認識することができた。

以前、「文法を学び直したことは直接には話せることにはつながらなかった」と書いたが、この「自分英作文」をやるようになってからその恩恵に預かることになったのだった。


これに関連して、TOEICでは、主語と述語のつながりが見えにくい文が問題に使われることがある。例えば

The cost of repairing the water damage to the museum after the storm ------ to be more than one million dollars.

(1) expects (2) is expecting (3) expected (4) is expected のように。

この場合は、主語の the cost のあとに長い句が続くため、主語と-----に入れるべき述語との関係が見えにくくなっている。そこがきちんとわかれば「the cost(費用)が予想する」じゃ関係としておかしいから、受け身で is expected じゃないだろうかと答えを導くことができる。

これなども、そういう形(主語の後に延々とその説明をくっつける形)を自分で作ってみるという経験を持つと、その関係性がしっかり見えるようになる。「あぁ、主語のあとにその説明をつなげているのね、述語はいつ出てくるのかしらん」と待ち構えつつ。

もちろん問題を解く時だけでなく、リーディングやリスニングの場面でも同様のことができるようになる。

関係詞や他の文法事項についても、自分で実際に使ってみる経験を持つことで、その仕組みがすっきりとわかるようになる(わかっていないとそもそも使えない)。そして英語を読んだり聞いたりしているときにそれが使われた文に出合うことで、その知識はさらに深められていく。


このように、今まで苦労して試行錯誤してきたことが、色んな形で結びついて自分の力になるのを感じた。そうして考えると、本当に完全にムダなことというのはなかったんじゃないかと思う。その時その時で一番いいと思って、それなりのエネルギーを注いできたことというのは、なんらかの形で身になるということです。

ー続きます。

上位どころか……。めげずに書きますんで、応援よろしくお願いします。
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.01 2011 アウトプット3 話せるようになるまで編 comment0 trackback(-)

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プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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