英語独学虎の穴  続・なまけもののための継続講座 

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続・なまけもののための継続講座 

前回に引き続いて、どうやって継続するかについてのコツを。


●意志の強さに頼らない。

これまでそのやり方でうまく行っている人はもちろんそれでいい。でもそうじゃない人はやめたほうがいい。それで失敗したら、自分を責めることになるだけだから。前も話したが、自己肯定感の低下につながる。

そうではなくて最初から「自分は意志が弱い」のだということを前提にして、その弱い自分でも続けられる方法を、というように視点を変える。つまり「継続の仕組み」を作るということ。


●誘惑を遠ざける

英語学習の邪魔になるような誘惑はできるだけ遠ざけておくのが得策。例えばタバコを吸いたいという感情も数秒しか持たないのだそうだ。その間にすぐに出せる状況にあるからいけない。

自分の場合はお酒とテレビだった。お酒に関しては3ヶ月は友達と飲みにいくことはしなかったし、冷蔵庫にあったビールが切れてからは、新たに買わないことで、「すぐに手を伸ばせば飲める」という状況から脱することができ、結局3ヶ月まったく飲まなかった。

問題はテレビ。これはもう中毒と言っていい。気がつくとリモコンを握っているような状態。見たいと思ったときにすぐに見られるからいけないと思い、コンセントを抜いた。そうなると見ようと思ったときにいちいちコンセントを挿しに行かなくてはならない。こうして面倒くさいという状況を作ると、その間に「俺は何をやってるんだ」と冷静になれる。

でもサッカーの試合など、どうしても見たいものがあるとコンセントぐらいの壁はすんなり超えてしまう。だからクローゼットに隠した。さすがにこの壁は簡単には超えられなかった。運んだときに腰を痛めそうになったことを思い出すと、「あほらし」と諦めるようになった。

実は去年新しいテレビを買ったが、実家の母にあげた。もう見ようにも見られない。ここから先はテレビのない人生。これは僕自身が極端に自分に甘いことに加え、これまでにテレビで浪費した時間を考えるとこのままじゃまずいと思ったからしたことで、皆さんはここまでする必要はもちろんない。

多くの方にとっては、パソコンが邪魔になるだろう。せめて勉強中は誘惑されないように、色々とすぐには使えない工夫をしてみてほしい。使いたいと思ったときに使えないという状況を作るだけでずいぶん違うものだ。


●犠牲にするものを決める

毎日数時間を英語に使おうと思ったら、それまでと同じ生活パターンのままでは難しいはず。これまで時間を使っていたが、英語を勉強するに当たって邪魔になりそうなものを我慢する必要があるだろう。

どうしても時間がないという人は、一日の行動を紙に書き出すといい。頭の中にある状態ではぼんやりとしており、しかも色んな感情と結びついていたりするために客観的に見ることができない。

そこで紙に書き出してみて、まな板の上に並べるわけだ。そうして見ると、結構どうでもいいことに時間を費やしていたことに気づくはず。どうしても外せないものは別にして、今後英語に本気で取り組むにあたって必要ないもの、優先順位の低いものから排除していく。

元NHKのアナウンサーにして医師でもある吉田たかよしさんが、著書の「すぐやる人になれる本」の中で「決意とは何をやらないかを決めることだ」とおっしゃていたが、その通りだと思う。

「すぐやる人」になれる本―「先のばし」「計画倒れ」がなくなる最強の行動革命 成功する人は「気持ちの準備」がうまい! (成美文庫)「すぐやる人」になれる本―「先のばし」「計画倒れ」がなくなる最強の行動革命 成功する人は「気持ちの準備」がうまい! (成美文庫)
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●行動に向かわせるための外的な要因を作る

「どうしても英語を身につけたい!」という強い内的な動機に支えられている人はいいが、そうではないという人も多いはず。どうして英語が使えるようにならないのかというと、その最大の原因は、多くの人にとってその必然性がないからだと思う。英語がなくたって普通に生活を送ることはできるし、日本にいる限り困ることだってない。

内的な動機が弱い人は、外的な要因を人工的に作って、そちらで支えてやる必要がある。歴史上もっとも成功したと言われるアメリカ陸軍の兵士に対する外国語学習プログラムでは、いい成績を収めたら昇進というご褒美が、逆に成績が悪いと前線に送られるというペナルティがあったというが、これなどはその「外的な要因」の最たるものだろう。

楽天やユニクロのように、社内公用語が英語にという状況になったら、もう「やらざるを得ない」だろうが、そういう状況は都合よく訪れない。

だからテストを受けるといいと思う。学生時代、毎日コツコツ勉強をっていうのが苦手な人でもテスト前はさすがにやっていただろう。友達には全然やっていないと言いながら。あの外からの強制力を利用しよう。「力がついてから」ではなくて、先に申し込んでしまってそれに向けて勉強するのだ。

何のテストを受けるかについては、色々批判もあるがやはりTOEICがいいと思う。前にも書いたが、英語の習得において中心になるのはインプットで、その能力が試されるテストだから。

限られた時間内に大量に問題を解かなくてはならないというスタイルも、大量の情報を瞬間的に処理する力が求められる「会話の場面」で使えるようになるために必要なことと重なる。ゆっくり考えればなんとかなるというスタイルからの頭の切り替えにも役立つ。

そして何より「合格・不合格」ではなくて、点数が5点刻みに出るのがいい。自分がやっていることが数字で評価されること自体がモチベーションの維持につながる。だから特に最初の段階ではTOEICをペースメーカーにするといい。

ただし、ずっとあのアウトプットの能力が問われないテストを上達の指針にしていると、自分のようにいつまで経っても話せるようにならないという悲しい状況に陥りかねないので、どこかで英検などに切り替える必要があると思う。


●達成したときのご褒美を設定する

上と関係するが、目標を達成出来る人というのは、これがうまいのだそうだ。3ヶ月で300時間達成したときのご褒美を用意しておこう。できればイメージするだけでワクワクするようなもの、かつ英語に関するものがいい。

一番のおすすめは「海外旅行」。英語圏に行くと決まっていれば、それがまた自分を英語に向かわせるだろうし、「これは使えるかも」と思えば頭にも入りやすくなる。

3ヶ月で300時間以外にも、小さな達成目標を設定しておくのもいい。例えば20時間毎にハーゲンダッツ(ソルティーバタービスケット)など。合計で15個食べられる。


●目標を実際に書く

挫折する人というのはこういうことを面倒くさがってやらない。書くどころか、そもそもいちいち目標なんて立てないという人も多いと思う(もちろん自分もそうだった)。

でもそれではどこに向かっているかもわからずただ歩いているのと変わらない。ちょっと疲れたら簡単に歩くのをやめてしまうだろう。はっきりとした目標があることで「あそこまで頑張ろう」とモチベーションを維持することができる。

そしてせっかく立てた目標も、頭の中にあるだけではまだ弱い。ぼんやりしたものは忘れやすい。実は「立てた目標を忘れる」というのが一番の大敵。こうなると目標なしで歩いている状況と変わらなくなる。

だからそれを口に出す。そのためには文にしなくてはならず、そこで再構成することで目標が明確になる。さらに書くと、目で見ることでより記憶にも残りやすくなる。何より形として残ることになるので、それが「後戻りできない」という気持ちを作る。

そして書いて終わりにせず、それをなるべく目につくところにおいておく。写真に撮って携帯の待ち受け画面にするといい。できるだけ頻繁に目にすることで記憶にしっかりと刻み付ける。やる気を注ぐべき方向を脳がきちんと把握していると、意欲のロスが少なくなるのだ。


●人に公表する

以前も書いたが、それがどれほど根拠のないことであっても、一度他人に自分の立場を表明した人は、なかなかそれを撤回しないのだそうだ。(詳しくはこちら→心理学の実験

しないというよりできない。なぜかと言うと、人は他人から「一貫性がある人間」だと思われたいため。この力は本当に強力なので、利用しない手はない。

つまり自分の目標を公表するということ。目標だけでなく、自分が英語の勉強に「本気で取り組んでいる」ということも。僕も経験あるが、こっそり始めるとこっそりやめやすい。なんたって誰も知らないのだから、やめ放題だ。だからあえて言ってしまう。できるだけ多くの人に。特に「こいつだめだな」と思われたくない人に言うのがいい。そうすることで「後戻りできない」状況を作ってやるのだ。


●誰かを巻き込む

一人ではくじけてしまうような時でも、知っている誰かが継続していることを目にすれば、それによって刺激を受けて、挫折を防止できるということもあるだろう。

また、例えば競走を考えても、一人で走るよりも誰かと走ったほうがいいタイムは出る。それによって一人で進めていては手が届かない所までたどりつけることだってあり得る。

最近メールをくださった方は、友人を誘って二人で5月のTOEICで900点を目指して進めているそうだ。これなどはまさにこの「誰かを巻き込む」に当たると言える。お互いにとっていい影響があると思う。


●自分の歩みがわかるようにする

毎日やったことを記録するようにする。自分の歩みを目に見える形で残す、それが日々変わって(増えて)いくことが、モチベーションを維持するのに大いに役立つ。

その日の取り組みを5段階で採点するようにすればもっといい。これはレコーディングダイエットで有名な岡田斗司夫さんが「あなたを天才にするスマートノート」の中で推奨されている方法だ。反省などはいらない。そうして客観的に点数をつけるようにすると、だめな行動は無意識に避けるようになるのだそうだ。

あなたを天才にするスマートノートあなたを天才にするスマートノート
(2011/02/25)
岡田 斗司夫

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自分の場合は記録はつけていなかったが、ディクテーションがその代わりになった。面倒くさいが、ノートが大量の自分の字で埋まっていく。自分の歩みが目に見える形で残るわけだ。心が折れそうになったときなど、そのノートを見ることで「ここまでやってきたんだもんな」と踏ん張れることもあった。

ノート

探したら当時使っていたノートがいくつか出てきた。一つの教材で一冊埋まるというペース。イントネーションを再現しようと、自分なりに記号を作って書き入れたりして、試行錯誤していることがうかがえる。人に見せるつもりはなかったので、字が汚いのは勘弁してほしい。


いかがだったろうか。子供の頃から学習の習慣がしっかりついているという方にはわかってもらえないだろうが、自分を含めた「なまけもの」は、こうしてあらゆる手段を講じて、いかに続けるかを真剣に考えないといけない。

歩みを止めさえしなければ、いつか「使える」ところにたどりつけるのだから。少々うまくいかないことがあってもめげずに、どれほど格好悪かろうと意地でもしがみ続ける。ここが生命線となる。全部じゃなくていいので、使えそうなものがあったらぜひ実践してもらいたい。それと「いいね!ボタン」を押してくださった人、ありがとうございます。


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.10 2011 英語を使えるようになるために必要なこと comment3 trackback(-)

comment

ヨーコ
うだ式やりました。が(あ)の母音でなかなか思うようにすすまず、今日は子供が昼寝してるときに、トイストーリーやってみました。チャプター一つでわかった文章は2、3こ。さらに、そんなに難しい文でもないし、、字幕を見て、日本語の少なさにがくぜん、、そして、真似してもついていけなくて、がくぜん、、で、携帯を手にしました。あと少しがんばってみます。こんな、出始めでも上達するかな、、と不安になりました!
2011.03.10 13:18
英語の虎 中島正博
ヨーコさん、こんにちは。

>うだ式やりました。が(あ)の母音でなかなか思うようにすすまず、

母音難しいですけどね、本当に大切です。

>今日は子供が昼寝してるときに、トイストーリーやってみました。

おぉ、映画に挑戦しているんですね。

>そんなに難しい文でもないし、、

難しい文じゃないのに聞き取れないというのがショックなんですよね。

>こんな、出始めでも上達するかな、、と不安になりました!

なんでも一本やり通せば必ず上達します。ただし、アニメと言えども、
映画は本当に難しいですからね。覚悟して臨んでください。
2011.03.10 22:45
さかぐち(twitterアカウント:@hrn0412)
■中島さん

>最近メールをくださった方は、友人を誘って二人で5月のTOEICで900点を目指して進めているそうだ。これなどはまさにこの「誰かを巻き込む」に当たると言える。お互いにとっていい影響があると思う。

そんな風に紹介してもらえたら、ますます士気が上がりすぎて、
今日は歩きながらシンクロ(スクリプト片手に)しちゃいましたよ!(危ないのでやめます)

なんだか早起きも板についてきて、
そんなに睡眠とらなくても、今朝は5時にすっきり起きられました。
しかもなぜか不思議と体調もいいです。(普段は虚弱体質なのですが)

英語を勉強することで、いろんな嬉しい出来事が起こっています。
それだけでも大収穫かも・・・!

■ヨーコさん

私もUDA式やってます!
母音難しいですよね・・・私もかなりそこでつまづきました・・・

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1123448716http://okwave.jp/qa/q6563076.html
http://www.rondely.com/zakkaya/hatu/pr6_b.htm

なんかは、発音の違いが分かりやすくてお勧めです!

お互いがんばりましょ~\(^O^)/

2011.03.11 12:25

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プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

メールはこちらまで

著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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