英語独学虎の穴  留学神話の崩壊

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留学神話の崩壊

あしたのためのその125 「プチ日本

以前オーストラリアに遊びにいったとき、サーファーズパラダイスの近くのバックパッカーズに泊まりました。そこには数名の外国人旅行客と、たくさんの日本人ワーホリ組が滞在していました。

聞くと彼らは一年間オーストラリアにいてもうすぐ帰国するということでしたが、その英語力は驚くほど低いものでした。中にはオーストラリアの前にカナダにもやはりワーホリで一年いたという人もいました。つまり合計二年間英語圏にいるわけです。留学神話を信じていた僕にとってそれはかなりショックな事実でした。

二年間も英語に囲まれて生活してれば、さすがに英語できるようになるだろうって思うでしょ。野球選手のようにずっと通訳がいるわけではないのですから。でもならないのです。

夜になると外国人旅行客は早々に寝てしまったのですが、日本人たちはテラスで日本の音楽を大音量でかけ、夜遅くまで酒を飲んで日本語で騒いでいました。僕も次の日が早かったので寝ようとしましたが、あまりにもうるさくて眠れませんでした。

そのとき思いました。なるほどこれがその理由かと。この人たちはなんでオーストラリアまできてそんなことやってるんだろうって。日本をそのまま持ちこんでいるのです。

僕が英語の勉強を再開したときに、最初の3ヶ月間は必要以上の日本語を使わなかったというお話をしました。せっかくつかんだ英語の感覚が、日本語を使うことでリセットされてしまうのではないかという恐れを抱いていたからです。

でもそうは言っても限界があります。なにより仕事中は日本語を使わざるを得ないのですから。日本で社会生活を送りながら英語漬けになるのは、不可能に近いのです。

英語圏で英語を学ぶ際の一番のメリットは、その「自らを英語に浸す」ことができるという点です。逆にそれをしないで、学校にいるときだけ英語を使ってあとは日本語を使うのであれば、日本で英会話学校に通っているのとほとんど変わらなくなってしまいます。

せっかくのその機会(英語の勉強を再開したときはすでに30過ぎていましたから、そんなぜいたくな選択肢は僕にはありませんでした)を、一時の寂しさを紛らわすために逸してしまうのは、あまりにももったいないと思うのです。でも実際には海外に行く多くの人がこの道をたどっています。

もちろん全ての人が必ずしも、英語の習得だけを目的として海外に行くのではない、ということもわかっています。しかしもしあなたの目的が英語の習得にあるのであれば、日本人とつるむことでそれが妨げられる可能性があります。

アメリカの大学に行った僕の友人は、TOEFLの点数が足りなかったために最初に大学付属のESL(英語学校)に通いましたが、日本人が近づいてきても日本語がわからないフリ(どこでもアジア人は多いので簡単にごまかせます)をして、結局日本語を一度も使わなかったそうです。

これは極端かも知れませんが、この彼の姿勢は実を結びました。留学してもやはりワープはないのです。

「英語圏に行きさえすれば英語ができるようになる」という安易な留学神話を信じるのは危険だということ、わかっていただけましたでしょうか。このシリーズは次回で終わります。応援していただけると励みになります。
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.23 2007 猛虎十番勝負 comment5 trackback2

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YOJIRO
ブログ読ませていただいています。いきなり質問ですいませんが、音読をしていけば自然に文法などを意識しないで英語を話したり考えたり出来るようになりますか?
2007.05.23 23:26
-
はじめまして。

とても難しい質問ですが、できる範囲でお答えしようと思います。

まず「意識しないで」とはどういうことなのでしょう。最初は意識していたのが、いつの間にか意識しなくなるということでしょうか。あるいはまったく文法をすっ飛ばして英語だけで考えるということでしょうか。恐らく前者ですよね?誰だって中高で文法習ってきてるわけですから。

そうであるならば、例えば「三単現のS」ぐらい頻繁に出現するものは、音読を繰り返す中で、忘れると違和感を感じるようになります。これは意識しないで使えるというレベルにあると言っていいんじゃないでしょうか。ですから全ての文法事項をこれと同じぐらいの頻度で接すれば、それらも意識しないで使えるようになるのではないですか?僕程度のレベルでは無理ですけど。それでも毎日300ワードぐらいの文章を30~50回音読してきました。これを1万回とかいうレベルでこなせば可能になるのかも知れません。

また、アウトプットはまったく別です。アウトプット用の練習をやらなくてはなりません。音読をしているだけで自動的に話せるようにはなりません。

2007.05.25 08:16
Wakana
私も三人称sについては生徒さんには"He likes it."だけを100回繰り返してくださいとよく言います。そのあとで、試しに"He like it."と言ってもらうのです。
そこまでして初めてsをつけないことの違和感を感じてもらってます。
2007.05.25 15:29
英語UPxUP
英語の虎さん
初めまして。
私は以前サーファーズパラダイスで昼は学生、夜はアルバイトをして生活していました。コメント通リ、ゲストハウスに長期滞在している日本人はそんな感じですね。私もたまには参加してましたが、彼等の英語力は・・・まあ、英語勉強しにきた訳ではないので勘弁してあげてください。私も英語の虎さんと同意見です。勉強しに行くなら、覚悟をもたないと。でも、その前に英語好きになったら覚悟も必要ないんですけどね。
2007.05.26 22:13
英語の虎
Wakanaさま、コメントありがとうございます。過去の記事に下さっていたので気づきませんで、失礼いたしました。

「違和感」って大切ですよね。過去のTOEICのパート6の誤文訂正でも、あるいは普段の会話でも。どの文法事項でも間違って使ったときに「違和感」を感じるようになれば本物なのでしょうけど。そのためには量をこなさないといけませんが、実際には「He likes it.」百回でおなかいっぱいになっちゃうでしょうからね。
2007.05.27 09:58

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オーストラリアからおじゃまします!英語に燃える男、トニーです!いろいろ参考にさせていただいています!絶賛の英語勉強法・無料レポートをお知らせします!かなり充実した内容ですよ!それではお元気で!

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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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