英語独学虎の穴  2011年09月

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英語力と日本語力

本(たった3ヶ月で920点を~)を出版してから3年が経とうとしています。これまで本当に沢山の読者の方からメールをいただきました。ありがたい話です。

ブログ(英語独学虎の穴)のほうが遥かに長きに渡って、比べものにならないほど多くの情報を出してきているはずなのに、やはり本を読んでメールを下さる方のほうが圧倒的に多いです。そう考えると、本の持つ影響力というのは凄いものがありますね。

その内訳を見ると、これから始めようという方がやはり一番多いのですが、ずっと一人でやってきてTOEICで800を超えて、どうやったら900に達することができるのかというところで悩んでいる方や、すでに900を超えているという方も結構いらっしゃいました。

また、最初のメールの時には400点台だったのが800点台まで上がったという報告をわざわざ下さる方も。


そうして一人でやってきて着実に英語力をつけられた方、あるいはその素養がある方(後に上達された方)が下さるメールに共通していることがあります。それも一件の例外もなしにです。

なんだと思いますか?



その答えは「文面が長い」ことです。本当に一人の例外もなくあてはまります。なんだそんなことかと思われたかも知れません。でもこれって結構大切なんじゃないかと思います。

どの方のメールも、自己紹介から始まって、これまで英語とどう向き合ってきたか、そしてそれを踏まえての現在の課題・悩みなどが、詳細に書かれていました(さらに長くなってしまったお詫びもまた丁寧です)。

自分のこと、自分が思っていることを知らない相手に誤解なく伝えようと心がけるうちに、どうしても長くなってしまう、というのが本当のところだと思います。言葉に対するこだわりとでもいいましょうか。

上達する方に共通して言えるのは、この言葉へのこだわりがとても強いということです。

もちろんその前に、何かを伝えたいという気持ちがまず強くあるはずです。そしてその伝えたいことを、できるだけきちんと言葉で伝えようとする。時間がかかる、言ってみれば面倒な作業ですがそこで手を抜かない。

伝えたい「こと」があって、それを誰かに伝えたいという強い「気持ち」がある。→「言葉」を使ってできるだけ丁寧に伝えようとする。→結果としてメールは長くなる。

こういう言葉に対するまっすぐな姿勢というのは、同じ「言葉」である英語を学ぶ際にも当然反映されるでしょう。上達された方のメールが一様に長いということは決して偶然ではないと。

この姿勢は見習うべきだと思うのです。


「より良い外国語学習法を求めて」(竹内理著)という本よると、英語学習者に対して学習の進め方に関するアンケートをとったところ、上級者と初中級者の回答の顕著な違いの一つとして記述の「量」が挙げられ、上級者の記述量は初中級者のそれより明らかに多かったそうです(平均で2倍)。

同じことを聞かれても、上級者ほど文章量が多くなる(もちろん自分がやっていることを客観的に見られるなど他の要素も関わるでしょうが、ここでは端折ります)。

上達する方からのメールの文面が(とても)長いことと、このアンケート結果とは重なるところがあると思いませんか?

そういう方はどういう場面でも、自分が考えていることを言葉できちんと伝えようとするんじゃないでしょうか。その結果記述量も多くなると。

そしてこれはまた、英語で上達する素養がある人が、長くても破綻がない文章が書けるだけの「日本語力」を持っているということも意味すると思うんです。

これらのことから浮かび上がってくること、それは英語力と日本語力との相関関係です。つまり元々の母国語の力の程度が、外国語でどこまで到達できるかの目安になると。

実はこのことは語学習得の研究でも認められており、言語能力の「転移」と呼ばれているのだそうです。

英語も日本語も、同じ「言葉」ですからね。ツールが変わるだけで、やれることは変わらないということです。

例えば英語の基礎力を作るのは「読む」ことだと、いくらしつこく言ったところで、日本語で本を読むのが苦手だという人が、英語になって人が変わったように読み出すということもないでしょう。やっぱり普段の読書量が反映されるはずで。

日本語の力が英語力の土台になる。これってあまり触れられませんけど、実はとても大切なところだと思います。

ですから自分は英語をやるんだからと、日本語をないがしろしていいということはないということですね。やっぱりずっと「日本語力」を鍛える努力は続けなくちゃいけません。


「あぁそれじゃ『読む』のも『書く』のも苦手な自分には無理だ」と思った方もいらっしゃるかも知れません。でもこれらのスキルは、これからでも鍛えることができます。

そのためのキーワードは「量」です。英語と違って、日本語での読み書きの基礎はすでにあるのですから。とにかく毎日読んで書くこと。

例えば書評を書くのはどうでしょう。「書評なんてとても」という方も、読書感想文で十分です。仕事や今の自分に役立ちそうな本を選んで、一日一章ずつぐらいのペースで、その要点と自分が感じたことを書いていく。

これなら読む練習にも書く練習にもなります。知識も増えて、いったい一石何鳥なんでしょうか。

書く際に特に大切なのは、「伝える相手を想定する」ことです。その本を読んでいない親しい知り合いに内容を教えるつもりで、各章の要点をできるだけわかりやすくまとめる。自分がそれを読んで感じたことを、その人にしっかり伝わるよう、できるだけ細かく言葉で表現しようと試みる。

書いたものを実際に知り合いに見せてもいいですし、ブログで公開するのも継続の励みになるでしょう。

実は僕がこうして日々書いているのも、日本語でのアウトプットの練習なのです。ブログを書き始めたのが5年前ですから、それだけやってきてこの程度かと時々泣きたくなりますが、それでももしこの5年間、一切書くことをしていなかったとしたら、今頃もっとしょぼかったことでしょう。これでも成長しているはず。

このように一朝一夕にはいきませんが、相手の言わんとすることをしっかりつかむ、自分の言いたいことを言葉で表現するというスキルは、これから先も生きていく上でずっと必要であり続けますよね。だからやって損ということはありません。というより、一生をかけて鍛えていくべきものだと思います。

そうして鍛えた日本語力は、英語でもきっと役に立ってくれるはずですから。


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.25 2011 やり直し英語術 comment0 trackback(-)

音読のメリット 語彙の増強

音読のメリットについてもう少しお話します。

すでにお話したように、音読は「目から入った文字の情報を、頭の中の音の情報とマッチさせて、ふさわしい音を口から出す」というとても複雑な作業です。この上に「意味を取りつつその内容を頭に保持」しようとしたら、その負荷はさらに上がります。

実際に音読をしているときの脳の様子を観察すると、脳の広範囲に渡って色んな部位がいっせいに使われているのがわかるのだそうです(これは英語に限らず日本語での音読でも同じです)。

だからこそ音読は脳の活性化に役立つのです。毎日適度な運動することによって筋肉を鍛えることができるように、毎日音読をすることによって脳の機能を発達させることができるというわけです。

その活性化の一つの例が「記憶力の向上」で、小学生を対象とした研究では、語彙の記憶の前に5分程度の音読させることによって、直後の記憶力が向上することがわかっているそうです。

音読をすることで脳が活性化し、学習に対する準備態勢が整うんですね。


さらにそうやって学習に対する頭の準備が整った状況で、一つのものを何度も読むということをすれば(もちろん意味を重ねながら)、当然その文に使われている単語や表現などが頭に入りやすくなります。

暗記ってどうしてもストレスが溜まりますけど、意味を重ねながら音読をすることで「知らぬ間に語彙が増える」、これも音読の大きなメリットですね。

しかも文から切り離された標本のような知識と違い、文脈の中で実際に使われている、言ってみれば血が通っているものですから、イメージもとらえやすいし、自分でも使えるようになる可能性大です。

例えば野球選手を覚える時に、選手名鑑で見て覚えていくのと、実際の試合でプレーをしているのを見るのとでは、やっぱり後者のほうが印象に残りますよね。さらにその後、選手名鑑で見つけたら、「あぁあの時の!」ともっと強く刻まれるでしょう。やっぱり他の選手とは違う、特別の存在になるはず。

だから日々の音読の中に知らない単語が出てきたらラッキーぐらいに思ってください。だって全ての単語にそうやって出合えるわけではないんですから。

学習のどこかの時期で、単語本を使って語彙の増強をする時が来るでしょう、そこで運命の再会を果たすべく、日々の音読を通してなるべく多くの単語と「顔見知り」になっておきましょう。


「920までの歩み」の中でもお話しているように、僕が勉強を開始して最初に使った教材が「You've got mail」のDVDでした。本当に数えきれないぐらい繰り返しセリフを音読したので、そこでの表現はいまだにがっちり残っています。

実はこれ、前に一度ご紹介しているのですが、ここでもう一度。

「And vice versa.」(逆もまた同じことが言えるわね)

小さな本屋を営む Kathleen (Meg Ryan)が、Joe (Tom Hanks)の経営する大型書店チェーンの店舗が自分の店のすぐそばにできるというピンチを迎えます。

「本屋街ができると思えばいいのよ。向こうにない本を探してうちにお客さんが来るって」と前向きに言う Kathleen に対して、母親代わりの女性が皮肉っぽく言うのがこのセリフです。

逆もまた同じことが言える→こっちにない本を探して向こうに行く客もいる→結局大きいほうにお客さんとられちゃうんじゃない?という意味をこめて。「逆もまた真なり」っていうニュアンスですね。

「vice versa」(あえてカタカナで書くなら「ヴァイス ヴァーサ」)はラテン語だそうですが、映画やドラマを見ていると時々使われます。


言葉で説明しようとするとどうしても長くなってしまいますが、こうやってこの映画の音読をきっかけに覚えてしまった表現は数えきれないほどあり、そのシーンの映像の記憶と共に今もはっきりと刻まれています。どういうタイミングで、どういう言い方で言うのかというところまで。

そしてこうして説明したことで、皆さんの頭にもしっかり入ったはず。前後の文脈を知ることで、記憶に残りやすいということもわかっていただけたかと思います。

次に映画やドラマでこのセリフに出会ったときには、「もしかしてあれかな」と気づくことができるかも知れませんよね。ちょっと動画が見つからなかったんですが、実際にそのセリフが話されているシーンを見たら、もっと強く印象に残ることでしょう。

これからも折を見て、こういう表現たちをご紹介していこうと思います。

皆さんも日々の音読でどんどんこういう「自分にとって思い入れのある」語彙・表現を増やしていってください。

そのために大切なのは、機械的にただ読むのではなく、状況を頭に浮かべつつ、登場人物になりきって音読することです。役者になるためのトレーニングのようなつもりで。映画やドラマなら実際にそのシーンを見ることができますが、そうでなくて音声だけのものの場合でも、頭にくっきりとイメージすること。

こういうことを意識するだけで音読の質は変わってきますし、感情を込めることでそこに使われている単語の意味、使い方もしっかり入るようになります。


今回もFacebookページ大人のやり直し英語部の投稿からお届けしました。こういうことを毎日書いていますので、よかったらご参加ください。


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.18 2011 やり直し英語術 comment0 trackback(-)

英語学習と筋トレ

むかし腕立て伏せを毎日50回やってたんですね。運動してるぜって。ところが、どこかで「何十回もできるような負荷では筋力はつかない」と聞いてがっくりしました。

それからというもの、一回一回できるだけ時間かけてやるように。あごがつくとろでぴたっと止めて。勢いをなくすことで体重という負荷を最大にするわけです。これだと10回もできませんが、実感としてこっちのほうが筋力はつきます。

つまり負荷が軽いこと、楽なことをやっていても、成長はないということ。これまでの筋力では対応できない負荷をかけられることによって、筋肉の繊維はいったん破壊されます。そして回復する際に、前を超える強度になるのです。これまでのままじゃだめなんだって筋肉が自覚するんですよね。これを「超回復」と呼ぶんだそうで。

筋肉だけじゃなく、ぜんぶこれと同じなんですよね。きついと感じるぐらいの負荷をかけないと成長できないように人間はデザインされているんです。

だから常に、余計な負荷をかけるということを意識する。限界を超えるような。

音読も最初はきついですが、真剣に取り組んでいると、段々楽しくなっていきます。そしてそれを過ぎると楽になります。でも楽になったらいつまでも同じことをやっていたらいけません。もっと負荷をかけてという合図ですから。



もうひとつ、Wikipediaの「ウエイトトレーニング」という項目の中に、英語学習にも参考になりそうなものを見つけましたので、それをシェアしたいと思います。

~以下引用~

・継続性の原則

トレーニングは継続しなければ効果がない。トレーニングを辞めてしまうと筋肉は次第に衰える。 基本的には筋肉が付くのと同じくらいのペースで落ちると言われている。ただし、長年に亘って継続してトレーニングを続けていた場合はその限りではない。


・筋肉の記憶力

例えば、元々50kgしかベンチプレスできない人間が、100kgベンチプレスできるようになるには、普通、年単位のトレーニングが必要であるが、 一旦100kgベンチプレスできるまで鍛えた人間がトレーニングを出来ない事情により衰えて50kgしかベンチプレスできなくなったとしても、100kg ベンチプレスできるまで回復するのにそれほど時間はかからない。たいていの場合2~3ヶ月のトレーニングで最大筋量に近い力を取り戻すことが出来る。

~引用ここまで~

この二つはぴったり当てはまると思います。中でも「継続」は本当に大切です。せっかくトレーニングによって筋力をつけていっても、何日か負荷をかけないでおくと、「あぁもう頑張らなくていいんだ」と筋肉は判断し、限界値は下がっていく。英語学習でも同じです。

だからちょっとかじってちょっとやめ、また気が向いたら手を出してみるというスタンスではなかなか上達できません。

本気で上達したいと考えるなら、ブランクを作らずに毎日少しずつでも「限界を超える負荷をかける」ようにする。←そうじゃないと成長しませんからね。そしてそれを「続ける」ということ。

ただし、長年にわたって継続してトレーニングを続けて、一定のレベルに達してしまうと、少しのブランクがあって衰えてもすぐ取り戻せます。一度自転車に乗れるようになった人は、何年も乗っていなくたって、すぐに乗れるようになるように。

だからそこに達するまでは、毎日続けましょう。


・意識性の法則

運動している時に、今どの部分の筋肉を鍛えているか、その筋肉にどう動いて欲しいか、結果どうなりたいのかなどをイメージすると効果が高まるんだそうです。

英語にも色んなトレーニングがありますが、「このトレーニングは、ここを鍛えるためにやっているんだ」というのを明確にもって臨んだほうがやはり効果は高いです。

例えば音読にしたって、「人がいいと言っているから」とただ漫然とこなすのと、「全ての音をなめらかにかつ正確に発音できるようになりたい」など、トレーニングの目的、それによって得たいものを明確に持ってやるのとでは、同じ回数をこなしても到達点は大きく違ってくるはずです。

それと一回一回テーマを持って取り組むこと。今回は母音を特に意識しよう、次はイントネーションをなどなど。これも大切。

音読のメリットについてお話しているのも、こういうことを意識しながらやっていただきたいからなんです。せっかく時間をかけてトレーニングするなら、効果を最大にしたいですもんね。


今日もFacebookページからお届けしました。もっと読んでみたいという方は、大人のやり直し英語部へどうぞ。


奇跡の5位復活なるか?

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.15 2011 今度こそ英語をものにするために comment0 trackback(-)

音読のメリット

大人のやり直し英語部 」のほうで、音読について書いていますので、その一部をこちらでもご紹介いたします。


これから音読のメリットについてお話していきます。今やっていらっしゃる人は、ぜひこういうメリットを意識しながら取り組んでみてください。

・前に戻らずに「読み下す」ことに慣れる

「じっくり読めばなんとかわかる」という人は多いでしょうが、そのレベルでは、なかなか楽しめるところまでいきません。そうなると、英語を読むことが億劫な作業となってしまい、読む量も増えていきません。

また、スピードがないと、ようやく一文読み終わって次の文に行く頃には、前の内容を忘れてしまうということだってあり得ます。そうなると、前の長い部分を 受けて、it で言い換えている場合など、その代名詞の指している内容を忘れてしまうということも。時間がかかればかかるほど、すでに得た情報を記憶として維持しておく のは難しくなりますから。

つまり前に戻って確認しつつ、部分部分をもれがないように丁寧に読もうとすることで、かえって全体としてのつながりがわからなくなるなど、理解が落ちることがあるのです。

ですから、楽しめるようになるためにも、正確に読めるようになるためにも、本気で「使おう」と思ったらスピードの養成はもう必須で、「読み下す」ことはその前提条件となります。わからない部分があったからといっていちいち戻るというスタイルは卒業しないとならないのです。

声に出して読むことで、必然的に左から右へと一方向に読んでいくことになりますから、これに慣れることで、読み下す感覚がつかめるということ。これがメリットの一つ目です。

ただし、そのメリットを受けるために必要なことが一つ。


その条件とはとても単純で、「意味を重ねながら音読すること」です。

でも実はこれが難しいんです。

なぜなら音読というのは、「目から入った文字情報を頭の中の音の情報とマッチさせて、ふさわしい音を口から出す」という、とっても複雑な作業だからです。

初めて見るものを、正しい英語の発音ですらすら音読しながら意味もちゃんととれるという人は、すでに十分な英語を処理する力が備わっていると言えます。

慣れていないうちは、文字と音をマッチさせるのに必死で、読み終わった時には頭に何も入っていないという状態になるでしょう。口から英語の音を出すことに意識を奪われてしまって、意味をとること、それを記憶しておくことにまで頭が回らないわけです。小学校の低学年の国語の授業はこんな感じだったと思うんですよ。

じゃあどうすれば、スラスラ音読しつつ意味も取れるようになるかというと、それは同じものを繰り返し読むというトレーニングを積むことしかありません。

まずは一本をスラスラ読めるようになるまで繰り返す、その上で意味も重ねる。ここから始めましょう。

そしてそのように意味をとりながらスラスラ読めるもののレパートリーを増やしていく。

こういうトレーニングを積むことで、口から英語の音を出すというプロセスが自動化されれば、意味を重ねることに脳の資源を回せるようになります。そうして余裕ができるところまで持っていく必要があるわけです。地道なんです。


もっと読んでみたいという方は、大人のやり直し英語部へどうぞ。

さて今何位?

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.13 2011 やり直し英語術 comment0 trackback(-)

大人のやり直し英語部

これはコミュニティーで他の方と一緒に勉強する機会を持って思ったのですが、やはり皆さん、TOEICでなんとかスコアを上げようと頑張っていらっしゃるんですよね。

そして恐らくこのブログをお読みのほとんどの方もそうだと思うんですよ。もうインプットは大丈夫だからアウトプットをというところまで行っている方はとっても少ないと。

だからアウトプットのことを書いてもニーズがあるのかっていう葛藤はずっとあって。元々リクエストがあって書き始めたことなので、ニーズがないことはないんでしょうけど、圧倒的に少ないだろうと。実際に、アウトプットの話になってから反応はがくっと落ちましたしね。

その中でモチベーションを維持して書くというのは、自分にとってかなりの修行でした。

もっと前の段階で苦しんでいて、どうやってそこを乗り越えようかという方に向かってその後の話をしたところでどうなるのか。いっそのこと途中で投げ出してしまって、現在困っている人を手助けすることに早く戻りたいとさえ思っていました。


それでも続けたのは、一度決めたことなので、途中で諦めたくなかったということ、時々熱いメールを下さる方がいて、そういう方たちの気持ちに応えたかった。

そしてもう一つは、今インプットのことに集中している方々が、いつかアウトプットをとなったときに、ここに書いていることを参考にしてもらえるんじゃないかと思ったからです。

ここまで詳しく上達のプロセスを書いたものって恐らく他にないと思うんですよ。使えるようになるために何が必要なのか、そのためにどんなトレーニングが有効なのか。失敗したこと、そこからどうやって修正したかというところまでできるだけ詳しくお伝えしたつもりです。こういうことを予めわかって始めたら、回り道のかなりの部分は回避できると思います。

もちろん全てがぴったりあてはまるという人は少ないでしょう。でもここまでご紹介した中に、壁を破るきっかけとなるようなトレーニングを見つけられるかも知れないし、苦闘の様子を詳しく描くことで、「こうやって実際にやった人間がいるんだから」と挑戦しようとする人を増やす、その後押しもできるんじゃないか。

そうやっていつかの誰かの役に立てたらと思って、時間をかけて書いてきました。


ようやくここでブログが一段落したので、これからは本当に困っている人をお手伝いすることに戻りたいと思います。その一環として、フェイスブックページを立ち上げました。

その名も「大人のやり直し英語部」です。

部の目的は、「まともな勉強法で学ぶ人の輪を広げることで、英語が使える人を増やす」ことです。

ブログのように、相手がわからないまま一方的に情報を発信するのではなく、一対一の交流などももっとしていきたいと考えています。これによってもっと現実的なアドバイスなどもできるでしょう。

このために対象を少し絞らせていただきます。

参加の条件は

・これから英語を始めようという方
・過去に挑戦したけれど挫折して、またもう一度という方
・ずっと続けてきているけれど壁にぶつかっているという方

から、TOEICで言えば900点ぐらいまでというところでしょうか。

つまり現時点で英語が使えない、でも本気で英語を使えるようになりたいという方が、一緒に頑張っていこうという場です。


この条件にあてはまるという方は、よかったら仲間に加わってください。参加の方法は簡単、「いいね!」を押すだけです。それによって、こちらからの声が直接届くようになります(フェイスブックのアカウントを持っていない方は作っていただく必要があります→Facebook)。

英語学習のヒント、継続を助ける言葉、その他にも英語を使った楽しみなどを発信していきます。ブログでは自分がどう進めたかという話が中心でしたが、そこから一歩進めて、皆さんがどうしたら効率的に上達できるかについてお伝えしていくつもりです。言わば実践編ですね。

少しだれてきたところに、タイミングよくこちらからの言葉が届いて気持ちを新たにするということもあるかも知れませんし、勉強のヒントが得られることも。そうしてずっとつながっていることが、学習の継続の助けになるんじゃないかと。

そうやってできうる限り皆さんの挑戦を応援していきます。ですから受け身に情報を得るだけじゃなく、ぜひ積極的に参加してください。

あなたのご参加をお待ちしています。

大人のやり直し英語部


さっき見たら七位でした。もう少し粘らせてください。

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.07 2011 今度こそ英語をものにするために comment0 trackback(-)

実りある未来のために

ー前回からの続きです。

ただ振り返ってみての一番の反省は、あまりにも一人でやろうとし過ぎたことです。

自分には「なるべく外国人の手を借りずに英語を身につけよう」という、今から考えるとしょうもないこだわりがありました(詳しくは割愛しますが、「外国人講師」に対する昔からの疑問や不信感など色々あったため)。

そのため、なんとも恐ろしいことに、英検の二次の面接までほとんど英語で人と会話をしたという経験がなかったのです。オーストラリアで外国人と話した以外は、あのオンライン英会話だけです。まぁあんなのは話したうちに入りませんが。(ただし英検のライティングの対策に、エッセイの添削は何度か受けました)

だから面接ではメチャクチャ緊張しました。それはもうマンガみたいに。右手と右足が一緒に出てましたから。だって本当に数年ぶりと言っていいぐらいに久々に英語で人と話す場が、いきなり一級の面接ですからね。でもそんなガッチガチの状況でも合格できたのだから、ここまで自分で試行錯誤してきたことは間違っていなかったということだと思います。


ですからやり過ぎはいけませんが、一人でできる部分はかなりあるということもまた事実だということです。

これは今更検証しようもありませんが、例えば最初から独学ではなく、英会話学校に通うことを選んでいたら、3ヶ月でTOEIC900超えや、3年で一級というところまでは行けなかったんじゃないかと思います。

僕がとったやり方が全て正しいとは思いませんが、一つ言えるのは、いきなり応用をやらずに基礎を固めるというのは、効率的に上達するための方策としては正しいんじゃないかということ。

例えば会話をするためには、相手の話が聞き取れないといけないし、自分の言いたいことを英語で表現できないといけない。聞き取りと発話ですよね。

このうち聞き取りは、音をキャッチして、その意味をとるという作業に、発話だって、言いたいことを伝えるのに必要な単語をルールに沿って並べる、それを英語の発音で口から出す、のように分けられます。さらにこれらの作業だってそれぞれもっと細かく分けられます。

つまり会話とは、そういう沢山の細かいスキルがからみあった、究極の応用の場だということ。


いきなりゴールの「会話」をすることで、それらの細かいスキルが勝手に上達するのを期待するというやり方もあるのでしょうけど、上のようにいったんバラバラにして、それぞれに直接働きかけるようなトレーニングを集中的に積んだほうが上達は早いと(ちなみに「TOEIC攻略の手引書」もそういう考えから作りました)。

そしてそのトレーニングの多くは一人でできます。というより一人のほうが効率的です。例えば聞き取りにしたって、ネイティブスピーカーに頼んで同じことを何度も言ってもらうよりも、MP3プレイヤーなどを使って何百回も聞くほうが、気も遣わないし、量も比較にならないぐらい積めますよね。

英語を身につけるにはネイティブスピーカーに習わないとだめだとか、英会話学校に通わなくちゃだめだろうと思い込んでいる方は多いでしょうが、そうじゃないということ。一人でできることはかなりありますし、逆にそこをやらないとなかなか使えるようにはなりません。

ただ、そうは言ってもやはり自分のケースは極端すぎました。変な意地を張らずにもっと早くから要所要所でネイティブスピーカーの力を借りていたら、もっと効率的に上達できたと思います。何より英語で外国人と心を通わせることができると嬉しいし、楽しいですからね。

英検が終わって会話の機会を沢山持つようになってから、そういうことにようやく気づきました。もともと言葉とはそうして人とコミュニケーションをとるための道具ですし。


このブログの中には、「ここまで積み重ねてきたことがここで結びついて」という話が何度か出てきたと思います。

これは本当にそうで、全てのスキルというのはそれぞれに関わり合っていて、リーディングのためにやったはずのことが後にスピーキングで役に立つというように、全く期待していなかったところで効果が現れるということがよくあります。

でもそれはやめなかったからこそわかったことです。

「これだけやってもだめなのか」と思うことは、途中本当に数えきれないぐらいありました。でもそこで諦めなかったから、そこではムダだと思っていたことが、後々になって思いもかけない形でつながって力となるというご褒美にありつくことができたわけです。

そして何より大切なのは、その場その場で自分で色々考えて、これは必要だと思って十分なエネルギーを注いだことというのはムダにならないということ。


だから今行き詰まっている、なかなか結果が出なくて焦っているという方も決して諦めないでください。今やっていることというのは今のためじゃなく、半年後や一年後の、未来の自分にきっと役立ってくれるはずですから。実りある未来のために「今」十分に積み重ねてください。


それでは自分の歩みについては、これでおしまいにしたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

英語独学虎の穴 アウトプット苦闘編最終章
「話せるようになるまで」(完)


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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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