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しるし

あしたのためのその151 「主語と述語にはさまれて

前回からの続きです。

これらの「動詞っぽいもの」は名詞を後ろから説明すると言いました(他の使い方もありますがここではこの後置修飾だけを考えます)。

そうすると主語はもちろん名詞ですから、主語の直後にこの「動詞っぽいもの」が入ってくる可能性もあるわけです。つまりSVの間に、S(  )Vのような形で(  )の中に述語っぽいものが入りうるのです。

この、主語・述語の間に「それらしきもの」が挟まる形に弱い人は多いでしょう。中級者ぐらいでも読む分には理解できても聞く段になるとわからないという方はいるはずです。

主語の後には当然それに対応する動詞が来ると予想しながら読み進めるわけですけれど、述語になるべき動詞の前に「動詞っぽいもの」が出てきてしまうと、形は変だけどもしかしたらこれが述語かなと。それで無理やり解釈して進んでいくとまた動詞(今度は本物の述語動詞)がでてきて、え!じゃあさっきのはなんだったんだと。

例えば  The new medicine developed in the US will help many people.

ならば  The new medicine (developed in the US) will help many people.

と、( )内は前の「medicine」を後ろから修飾している「動詞のようなもの」なのに、それを本来の述語動詞だととらえてしまうように。

こうなると混乱してしまい全体の構造がつかめなくなってしまいます。読んでいるときなら前に戻って確認すればいいだけですけれど、聞いているときはそうもいきません。

しかし読むときだって戻らなくても頭から理解できるようにならなくては、聞いてわかるはずはありません(実際には会話では、それだとわかるように一瞬間を入れたりしますから、むしろ聞く時のほうがわかりやすい場合もありますが)。

この主語と述語の間に修飾語が挟まれたパターンでは、後置修飾という日本人には馴染みの薄い修飾の仕方に加え、主語と動詞の対応を見えにくくするという性質があるため、特に切羽詰った場面で対応できない人が多いのだと思います。

しかしもちろん混乱させようとしてやっていることではないのですから、見分けられる(聞き分けられる)ようにきちんとしるしがついています。そのしるしを見逃さなければいいのです。

続きます。

今NHKテレビの英語講座で「新3か月トピック英会話」という番組をやっているのをご存知ですか?あれは久々のヒットですね。本当はボキャブラリーの話をするときにこの番組に触れようと思っていたのですが、まだしばらく文法編が続いてしまうため、ここに書きました。

本放送は木曜の午後11時10分から30分まで、再放送は水曜の午前6時40分から7時と、午後0時10分から30分までです。

http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/3monthnew/index.html

色んな単語をストーリーに関連させながら記憶していこうとする「単語ネットワーク」が秀逸です。あの方法なら効率的に単語を覚えられると思います。
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