英語独学虎の穴  2007年07月

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とにかく量

あしたのためのその161 「3000時間

すでにご存知の方も多いと思いますが、新しく参加したランキングサイトで、なんと現在4位に入っております。ありがとうございます。応援してくださっている皆さんの期待をひしひしと感じ、嬉しいとともに身が引き締まる思いです。

最近になってこのブログにたどり着いて、「もっと早くここに書いてあることを知っていれば遠回りをしなくてよかったのに」とおっしゃってくださる方も多くいらっしゃいました。

でも大丈夫、どんなトレーニングも一生懸命やっていれば、結局はなんらかの形で役に立つはずです。効率を考えると何を先にやったほうがいい、というぐらいの順番の前後はあるでしょうが、最終的には全て必要です。例えば僕がずっと文法を軽視してきてあとになってからその大切さに気づいたように。

もう一つ、何度もお話している3か月で200時間という勉強時間について。英語の習得には3000以上時間かかるといわれます。しかし最初から3000時間という数字を目標に掲げてしまうと、あまりにも大きすぎて現実味が感じられませんよね。休み無く毎日3時間やったとして1000日、つまり3年近くかかることとなります。

でも200時間ならば毎日きっちりやれば3か月程度で達成できるということで、それほど遠い話ではないですよね。そしてこれは以前コメントでもこういうご意見を頂いたのですが、200時間もやれば、後戻りするのがもったいなくなります。モチベーションが低下してきたときに、ここまで捧げた時間を無駄にしていいのかって。

毎日30分程度では一ヶ月間毎日やったとしても15時間にしかなりませんよね。その程度ならまぁやめてしまってもいいかと思ってしまうことだって考えられます。ストッパーになりえないのです。

以前も書いたように200時間に達する頃には自分なりの上達も感じられ、勉強が生活の一部になるはずです。ですから一日も早く200時間を達成して、引き返すのがもったいないと思える地点に到達してもらいたいんです。

僕もなんとかトレーニングの実効性を納得していただくために、拙(つたな)い言葉を重ねておりますけど、実際は頭で考えるよりも、量をこなすことで体得できること、というより量をこなさなければ体得できないものってあるんです。こればかりはとことんやった奴にしかわからないっていうのが。特に語学の習得の場合。

目安は「これだけやったんだからそら上達するわな」と自分で思えるぐらいやることです。「え!たったそれだけでここまで?」というような何かの宣伝文句に書いてあることはよっぽど才能が突出していないかぎりありません。今までの人生で何をやっても輝かしい実績を残してきたならともかく、そうでないのなら毎日こつこつとやるべきです。

そのためには目標を具体的にすることが大切です。

文法の問題集を買ってきたら、その日のうちに全体のページ数から2週間で終われるように1日のやるべきページ数を決めてしまうとか、1ヶ月間で同じ問題集を最低2周まわそうとかいうのも、漠然と「文法の穴をなくす」だとお題目で終わってしまうと考えたためです。1日のトレーニングメニューに全て数字をからめると、実行に結び付けやすくなると思います。

続きます。

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.31 2007 今度こそ英語をものにするために comment7 trackback0

イチローと私たち

あしたのためのその160 「高い意識

ちょっと前の話になってしまいましたが、メジャーリーグのオールスターゲームで、イチロー選手がランニングホームランを打ってMVPを獲得しましたよね。

僕はそのニュース自体よりも、その後の彼のインタビューを聞いて驚きました。驚いたのは6年もアメリカでプレーしていながらいまだに通訳をつけてインタビューを受けていたことではありません。

僕が驚いたのは、彼が日本人メディアに対するインタビューで言った、「昨日今日と走りこんでいなかったから、最後はバテバテになってしまった」という言葉です。

体の大きいメジャーリーガーの中であれだけのパフォーマンスを続けるにはコンディショニングが命と言っても過言ではありません。

彼は日本にいる時代から試合には常に万全の準備をして臨んでいましたし、彼自身もそれを公言していました(唯一、1999年のオールスター戦のときは、「何もしていない状態の自分の反応を試す」ために敢えて準備しなかったと言っていました。ちなみにその試合で巨人の上原投手からバックスクリーンにホームランを打ちましたが)。

つまり他の誰よりもコンディション作りを真剣に考え、キャンプでストイックに体をいじめ抜き、試合前の走りこみを10年以上に渡ってずっと続けている彼でさえ、一日二日休んだだけで(実際には普段より軽めというだけで、休んでさえいないと思いますが)、そういう状態になってしまう。

まぁこういう発言が出るのも、彼が常に意識を高く持っているからですよね。設定している基準が高いからこそ、そこに足りていない自分に気づくんだと思います。

でも一方で、あそこまで究極と言っていいほど肉体の能力を高めていても、ちょっと休むと状態は落ちてしまうということもまた事実なのでしょう。

そして同じことは英語学習でも言えるのではないでしょうか。

人間は(特に僕は)基本的に怠惰で、自分が居心地のいい場所にいつもとどまろうとしますよね。毎日がそういう弱い自分との競争だと思うんです。

ですから、まだまだ練習が足りないという方はもちろん上を目指して鍛錬を積まなくてはなりませんが、ある程度上手にできるようになったという人も、これでいいやとやめてしまっては後退してしまうかも知れません。そこで満足せずにより高い意識を持ってさらに上を目指し続けなければ。

もちろんイチロー選手のようなプレーをすることはできませんが、意識を高く持って取り組む姿勢は僕たちにも真似ができますよね。自分の最高記録を抜くぐらいの気持ちで毎日臨まないと、なかなか上達は見込めないのではないでしょうか。

がんばりましょうね。僕もやりますよ。昨日の自分を越えるのを目標にして。

昨日登録したばかりのランキングサイトで、わずか1日で11位にまで押し上げていただきました。本当にありがとうございます。まだベストテンに入るにはかなり高い壁がありますが、これからも少しでも英語学習に役に立つものを書いていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします。
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.29 2007 今度こそ英語をものにするために comment10 trackback1

英語と車庫入れ

あしたのためのその159 「エピローグ

さて、このブログを始めて早いものでもう8ヶ月が経ちます。そして折に触れて3か月で200時間の勉強をと訴えてきましたが、それを達成された方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。

このブログでは英語を効率的に勉強していくためにどうすればいいかということに焦点を当てて、僕の狭い経験の範囲内からではありますが、知りうる最大限のことをご紹介しているつもりです。

でも何度も言いますが、それを実際に使いこなせるようになるかどうかはどれだけ量をこなすかで決まります。

例えば車の車庫入れが苦手で、運転教本を読んでその方法を学んだとします。そして「なるほどなぁ」と納得した、でもそれだけで車庫入れはできるようになりませんよね。

あるいは「車庫入れよりも高速走行のほうが好きだし気分もいいから、どうせならこっちやろう」って苦手なことを置いておいて好きなことばかりやっていても、やはり車庫入れはできるようになりません。

苦手を克服しよう」と決意して、何度も何度も家の車庫で練習して、うまく行かなくていらいらしたり落ち込んだりしながら、それでもめげずに量をこなして初めて、意識せずともできるようになるのです。そうなったらあれだけ苦手だったことが、鼻歌まじりでできるようになるはずです。

この「意識せずとも」というオートマチックな境地を、英語でもぜひ目指してください。こうなるためにはもう覚悟して繰り返すだけです。構文を理解して、それを意識しながらの音読。量はスキップできません。文法編を読んでなるほどと思われた方、ここからが勝負ですよ。

実は新しいランキングに挑戦することにしました(真ん中の青いやつです)。このブログは、英語学習でつまづいている方になんらかのヒントを与えることができたらという思いで書いています。より多くの方にこのブログを読んでもらうためには皆さんの力が必要です。「虎の穴」を皆さんの力で引き上げてやってください。
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.28 2007 今度こそ英語をものにするために comment1 trackback0

相乗効果

あしたのためのその158 「ありがとう文法

知らない単語でも、簡単に言い換えたあとで後置修飾で説明を加えることでなんとか伝えられるというお話を前回しました。

実際に英英辞書を読むと、限られたスペースで簡潔に説明するために、後置修飾を使って説明されている名詞がたくさんあることに気づくはずです。例えば「boundary」ならオックスフォード新英英辞典では「a line which marks the limits of an area」と説明されています。

ですから後置修飾の感覚が身についたら英英辞書の説明もすっきり入ってくるようになります。そしてまたその単語の説明を読むことで、後置修飾をより自然に使えるようになるという好循環を迎えるでしょう。

本当はこれらのことは単語編やアウトプット編で書こうと思っていましたが、全てのスキルは有機的につながっていますので、文法を強化することでスピーキングなど他のスキルにも好影響があるというのはごく自然なことです。

これはまた詳しくお話しますが、僕はTOEICで920点取ったとき、全く英語を話すことができませんでした。900超えているというと英語ベラベラみたいなイメージをみなさんが持たれているので、あまりにも恥ずかしくてしばらく自分のTOEICの点数を隠していたほどです。

そんな僕がなんとか話せるようになったのは、間違いなく五文型を学んで、そのフレームががっちり頭に入ってからです。これによって単語をどう並べようかといちいち考えなくとも、素早く英語の語順に並べられるようになりました。

それから骨だけの文に自由に肉付けができるようになって、さらに結論をまず言ってから詳しく説明を足していくというスタイルに慣れるにしたがって、英検1級で求められる程度のライティング力とスピーキング力もついていったのです。

またリーディングリスニングでも、それまでふわ~っとしかわかっていなかったものが、確信を持ってとらえられるようになりました。TOEICのスコアが伸びたというのはそのおまけみたいなもんです。

あともう一つ、以前お話した「文法の問題集の例文を音読しながらあわよくば覚えてしまおう」トレーニングでも、「ここが主語でこれが目的語で」と、文型のフレームを意識しながらやると暗記の負担が減りますから、ゼロから全て覚えようとするより遥かに楽になります。

どうです?これはテレビショッピングかって言うぐらい、いいことずくめでしょ。この便利さと大切さをぜひ皆さんにも知ってもらいたくて長いこと書いてきたわけです。以前の僕と同じように今まで軽視していたという方、ここで一度勉強し直してみてはいかがでしょうか。

さぁ、長かった文法編もここで一段落。次から何を書きましょうか。応援いただけると更新の励みになります。
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.26 2007 文法苦闘編 comment13 trackback0

言いたい単語が出てこない

あしたのためのその157 「そうお嘆きの貴兄に

本当は前回で終わるつもりでしたが、文型+後置修飾を学ぶ利点をもう少しだけ(悪い癖ですね)。

英語で会話をしていて、言いたい単語がなかなか出てこないということがよくありますよね。

会話に登場する予定の全ての単語をしっかり覚えていれば大丈夫でしょうけれど、そんなことは「これについて話そう」と前もって決めていない限り、ほぼ不可能です。相手の反応によってもトピックはどんどん変化しますから、使いたくても思い出せない単語が出てくるのが普通です。

それでなんとかそれを思い出そうとして「um.....」とか「I can't remember how to say it in English.」とか言って制限時間を引き延ばそうとしますが、1分も考えた挙げ句(あげく)に何も出てこなかったら、会話の流れも何もあったもんじゃありません。自分は針のむしろ、それに付き合わされる相手にとっては拷問です。

そんなときに便利なのがこの後置修飾(奥さん、よく見てってよ)!

慌てず騒がず、出てこない言葉をもっと一般的な(簡単な)単語でまず言い換えるんです。例えば「履歴書」が出てこなかったとしましょうよ。

こんな場合はまず「a piece of paper」と簡単に言ってしまいます。それから必殺の後置修飾を使って自分の言える言い方で説明を加えていくのです。

「that summarizes your skills and experience...that fit the position you are posting for」とか、もっとシンプルに「that you give to a potential employer」、それも難しいという人は「that you need to submit......when you have a job interview」でもいいでしょう。そうすれば相手が「You mean, a resume?」と助け舟を出してくれるはずです。

そうしたら「That's it!」とか「Bingo!」と叫んでその単語をゲットするのです。二人でハイタッチするのもいいでしょう。さっきまで曇っていた相手の表情も晴れやかに変わり、二人の会話は再びその流れを取り戻すことでしょう(こんなにうまく行くかしら)。相手もこちらを助けたことで、もっと深く会話に巻き込まれていきます。

そしてそこで教えてもらったものは、苦労した分、そのシーンの相手の困ったような顔の映像、そして言い当ててもらったときの喜びの感情とともに深く記憶されることでしょう。会話も途切れず、さらに単語力も増強されて一石二鳥です。そのためにも最低でも言葉を使って説明できなくちゃなりません。

この言い換えの能力は実戦の会話でかなり役に立ちます。そして後置修飾はこのときにその威力を発揮するのです。

続きます。
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.24 2007 文法苦闘編 comment8 trackback0

アウトプットも

あしたのためのその156 「ごほうび

後置修飾が威力を発揮するのは、英語を読んだり聞いたりするときだけじゃありません。話すときや書くときも、これを使えるととても便利です。

5文型のフレームさえ頭に入っていれば基本的な文は作れますよね。5つのフレームに必要に応じた単語を入れればいいだけですから。これだけでも5文型を学ぶ価値はあると思います。文型の枠組みを知らなければ全てをゼロから作らないとなりません。

The actor has written a book.

それに形容詞副詞前置詞句を足せば、表現の幅も少し広がります。

The famous actor has recently written a new book about global warming.

そのうちに骨と皮だけの文では味気なくて満足できなくなります。そうなったら動詞っぽいものを含んだ後置修飾を使って、少しずつ肉を足すことを学べば、接続詞でいくつも文をつながなくともある程度複雑な表現をすることができるようになります。

The famous actor, known as an environmental activist, has recently written a new book about global warming which can raise environmental awareness.

後置修飾が自由に使えるようになれば、これまで見てきたように名詞が出てくるたびに詳しく説明することができます。

そして比較やら仮定法やらなどを使えば、肉がついた文にさらに彩り(いろどり)を加えることができます(順番としてはこちらの方が、肉付けよりも先に使えるようになりますね)。

The famous actor, known as an environmental activist, has recently written a new book about global warming which can raise environmental awareness more than any book ever could.

こうやって少しずつ使える表現を増やしていけばいいのです。最初の文と比べてみてください。進化の過程がよくわかるはずです。

本当は「肉付け」の他の武器として「動詞っぽいものが入った名詞の役割をするもの」や、

My dream is to live abroad.
Speaking English fluently is difficult.
She told me that she was ill.
I don't know if she will come.

「動詞っぽいものが入った副詞の役割をするもの

She went to the station to meet her uncle.
Seen from the moon, the earth might look like a ball.
If he comes, I will tell him.
He remained silent when he was asked his opinion.

にも触れたかったのですが、またとんでもなく長くなってしまいますのでこの辺にしておきます。

学生のときは不定詞・分詞・関係詞・節を別々に習いましたよね。そのために全部ばらばらに扱う方は多いですけれど、そうではなく、名詞(主語・目的語・補語になる)、形容詞(名詞を修飾)、副詞(名詞以外を修飾)という役割ごとにとらえ直してみて下さい。

きっとこれらの「肉付けのための武器」がもっと使いやすくなるはずです(ちなみにこのシリーズではこのうち、形容詞的な使い方に焦点を当ててきました)。
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.22 2007 文法苦闘編 comment10 trackback2

答え合わせ

あしたのためのその155 「折れない心

すみません。昨日はパワーが残っておらず、更新が遅れてしまいました。前回からの続きです。

The forethought and care (   ) to the problems which such a small institution must deal with will strike a lot of analysts.

a. have given  b. will give  c. are given  d. given

という問題を解くのに

文の構成を考えて、名詞「problems」を後ろの「which such a small institution must deal with」が後置修飾している、というところまで見ました。

The forethought and care (   ) to the problems (which such a small institution must deal with) will strike a lot of analysts.

するとその直後に「will」という助動詞を伴った「strike」がありますので、これは動詞だとわかります。しかもこの動詞は前の関係詞節の中には入っていないので、これが本物の述語動詞ということになります。

そうなると最初の( )内には動詞がきてはまずいので、直前の主語「The forethought and care」を後置修飾する「動詞っぽいもの」が来ると考え「d」の「given」を答えとするわけです。結局、

The forethought and care ( given to the problems [which such a small institution must deal with]) will strike a lot of analysts.

という形になるんですね。楽勝でした?ずっと後置修飾の話をしてるんだから分詞の「d」だろうっていうのは、なしですよ。

ちなみに上の問題は

The forethought and care given to the problems which such a small institution must deal with (   ) a lot of analysts.

a. striking  b. being struck  c. to strike  d. will strike

みたいに作り変えることだって可能です。やはり主語の後に「動詞っぽいもの」を含んだ長い修飾語が置かれるために、主語・述語の対応を見抜いて( )内に動詞を入れられるか、というのがカギになります。

見た目の複雑さや知らない単語に惑わされてはいけないんですね。これらは形で答えが出ます。文の構造がわからないうちは、こういう問題に勘で答えるしかないでしょう。構造が見える人は一瞬で答えを出せます。

まぁでもテストの問題で間違わなくなるなんてのは、正確に読もうとする努力に対してもたらされる小さなおまけみたいなもんで、もっと大きなごほうびがあります。

でもそれは、また別のお話。

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一球入魂 弱気は最大の敵


.20 2007 文法苦闘編 comment12 trackback0

TOEICだって…

あしたのためのその154 「後置修飾で

ここまで見てきたように不定詞・分詞・関係詞をばらばらにとらえるのではなく、名詞を後から詳しく説明できる道具シリーズというふうにまとめて扱うとすっきりするのではないでしょうか(もちろん他の使いかたもありますが)。

後置修飾が頭にあるだけで、一見複雑に見える文の構造を見抜くのがずいぶん楽になるはずです。ぜひ皆さんの「武器」の一つに加えてくださいね。

慣れないうちは構造の把握をわかりにくくするだけの後置修飾ですが、ここがばしっとわかっていると、いくつかのごほうびがもたらされます。一つ目はもちろん読む場合も聞く場合も、「動詞っぽいもの」にまどわされずに正確に構文を把握できるようになることです。

二つ目はそれと関連して、TOEICなどの英語試験の文法問題に強くなります。TOEICでは、動詞の形を文脈に合うように正しく変えるという問題がけっこう出題されますよね。

TOEIC900点越え作戦」というおおげさなサブタイトルを持ちながら初めてTOEICに触れたような気がします。皆さんもすっかり忘れていたことでしょう。たまにはこんなのも。

例えば以下の問題にぱっと答えられるでしょうか。

The forethought and care (    ) to the problems which such a small institution must deal with will strike a lot of analysts.

a. have given  b. will give  c. are given  d. given

さぁ考えタイムスタート!

…考え中

…考え中

…考え中

それでは一緒に見ていきましょう。

まず最初の単語の意味がわからなくとも、Theで始まっているので名詞だとわかりますよね。そして次の単語もandでつながっているので同じでしょう。まぁ「care」は「配慮」ぐらいの意味だとわかりますね。そうなると主語(名詞)の後だから、カッコ内には述語(動詞)が入るのかなと考えながら読み進めます。

すると「problems」という名詞のあとに「which」があるので、後置修飾が始まったと気づき、それがどこまでか考えますよね。これが「deal with」の後で切れるのはわかるでしょうか。元の形は「deal with the problems」だったはずです。つまり、

The forethought and care (    ) to the problems ( which such a small institution must deal with ) will strike a lot of analysts.

という形で、名詞「problems」を後ろから説明しているわけです。ということは…

うーん、残念!ちょうど時間となりました。このあとは皆さんお考えください。なんて引っ張るほどのお話じゃありませんけれど続きは明日。応援していただけると更新の励みになります。
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.18 2007 文法苦闘編 comment2 trackback3

補足説明

あしたのためのその153 「心構え

前回、後置修飾を見つけるためのしるしについて書きました。

でも頭ではわかっていても、漫然と読んで(聞いて)いると、ついしるしを見落としてしまって、その部分が後置修飾の役割を果たしていると気づかないことがあるはずです。

修飾語の後に名詞が来る日本語ならなんとかなりますが、英語の場合その名詞が先に出ていますから、特に聞き取る場合、ここに気づかないと手遅れになりかねません。

これを防ぐためには、名詞が出てくるたびに、もしかしたらこの後に「なんちゃって動詞」を含んだ後置修飾語が続くかもということを常に頭においておく必要があります。

下の例を見てください。

There was insufficient information.

名詞で終わっているので後ろに修飾語をつけます。

There was insufficient information contained in the appendix.

また名詞が出てきたのでさらに修飾します。

There was insufficient information contained in the appendix attached to the paper.

またまた名詞がでてきたのでもひとつ修飾。

There was insufficient information contained in the appendix attached to the paper that had been submitted to the committee.

名詞の後にどんどん修飾語がくっつくのがわかるはずです。それにより文がどんどん長く、複雑になっていきますよね。

この場合、後置修飾には全てなんちゃって動詞が含まれていますから、最終的に出来上がった文では、主語と対応した本当の動詞を見つけるのが難しくなっていきます(実は最初に出てしまっています)。

There was insufficient information (contained in the appendix )(attached to the paper)(that had been submitted to the committee).

下線を引いてあるのが名詞、( )で囲われている部分がそれを修飾している部分です。名詞が出てくるたびに後置修飾で説明をするということを繰り返してあるのがわかりますよね。言ってみれば補足説明です。話し出して名詞が出てくると、それを詳しく説明しなおすことができるのです。

続きます。

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.16 2007 文法苦闘編 comment4 trackback1

後置修飾

あしたのためのその152 「しるしを探せ

前回からの続きです。

後置修飾をする「動詞っぽいもの」をそれだと見分けるには、そのしるしを見つければいいというお話を前回しました。例えば不定詞なら「to」がついていますよね。

the pen to write with

これはわかり易いはずです。難しいのは分詞と関係詞でしょう。

関係詞が難しいのは関係詞自体が省略される場合ですよね。whoやthatがあったらその後に名詞や動詞が出てきても、それは主語や述語ではないとわかるはずです。

でもなんで省略ができるかというと、なくしたって「ここには本来、関係詞があったんだな」とわかるからです。

関係詞の省略ができるのは基本的に名詞の後ですから、名詞の直後に「and」などの接続詞もなく急に「he」だの「you」だの主語になりそうなものが出てきたら、それ自体が「ここに関係詞があったよ」というしるしだということになります。

the baby you saw yesterday → the baby whom you saw yesterday

そして関係詞の節に入れてしまうと、その中全体を大きなカッコで囲むようなもので、節に含まれる名詞や動詞は主語・述語にはなりません。

The baby (you saw yesterday) is my nephew.

分詞(現在分詞・過去分詞とも)のしるしは、動詞の形が変わって(~ing、~edなど)いて、前に「be動詞」がついていないことですよね。当たり前の話ですけど。

the baby is crying on the bed  (現在進行形)
the baby crying on the bed    (分詞) 
the baby is taken care of by her (受動態)
the baby taken care of by her  (分詞)

ところが過去分詞の場合、やっかいなことに過去形と同じ形のものがあります。ひとつのわかり易いしるしとしては、後ろに前置詞の「by」があれば、あ、これは動詞の過去形ではなく受け身の意味を持つ過去分詞かなと気づくでしょうが。

He built the temple.  (builtは動詞)
The temple built by him is beautiful.  (builtは分詞)

でも「by」が使われていないケースもいくらでもありますので、やはり意味をその手がかりにすべきです。すなわちその前の名詞との関係で、「(名詞)が~する」のではなく、明らかに「(名詞)が~される」という受け身の意味で使われているのにbe動詞がなければ分詞だと。

もちろん一筋縄ではいかないものもあります。(ここからは少し難しいので、もうお腹一杯だという方は、ここまでをしっかり理解すれば十分です)。

例えば The girl told a story was surprised.

という文なら最初の「the girl」と「told」を見た(聞いた)時点で「少女が話した」という主述関係を想像するでしょう。つぎの「a story」は「話した」の目的語だと。ここまではいいのです。でも次の「was」で気がつかなくちゃいけません。

「ここでwasという動詞が出てくるということは、この前までが大きな主語だったんだ」と。そして「ということはtoldは動詞ではなく、the girlを説明する分詞だったんだ」と考え、さきほど「少女が話をした」といったん分析したものを「話をされた少女」と変更するのです。

The girl (told a story) was surprised.

続きます。

テンプレートを新しくしました。違うところに来てしまったとびっくりされた方もいると思います。実は最近また、初めていらっしゃる方が増えている(これも皆さんに応援していただいているおかげです)のですが、一瞬見ただけで帰られてしまう方が結構いらっしゃるんですよね。

中にはせっかく「英語 独学」というキーワードでたどり着いたのにすぐ帰ってしまわれる方もいて、「いやいや、まさにそんなあなたのためのブログなのに」って。「虎 音読み」でたどり着かれた方には、紛らわしくてごめんなさい、答えは「こ」ですよと言うしかありませんけれど。

でもせっかっくいらっしゃったのなら、せめて「シンクロ読み」だけでも知ってから帰ってほしいと思って、冒頭のあいさつを入れました。以前のものと同様にかわいがってもらえるといいのですが。
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.14 2007 文法苦闘編 comment6 trackback1

しるし

あしたのためのその151 「主語と述語にはさまれて

前回からの続きです。

これらの「動詞っぽいもの」は名詞を後ろから説明すると言いました(他の使い方もありますがここではこの後置修飾だけを考えます)。

そうすると主語はもちろん名詞ですから、主語の直後にこの「動詞っぽいもの」が入ってくる可能性もあるわけです。つまりSVの間に、S(  )Vのような形で(  )の中に述語っぽいものが入りうるのです。

この、主語・述語の間に「それらしきもの」が挟まる形に弱い人は多いでしょう。中級者ぐらいでも読む分には理解できても聞く段になるとわからないという方はいるはずです。

主語の後には当然それに対応する動詞が来ると予想しながら読み進めるわけですけれど、述語になるべき動詞の前に「動詞っぽいもの」が出てきてしまうと、形は変だけどもしかしたらこれが述語かなと。それで無理やり解釈して進んでいくとまた動詞(今度は本物の述語動詞)がでてきて、え!じゃあさっきのはなんだったんだと。

例えば  The new medicine developed in the US will help many people.

ならば  The new medicine (developed in the US) will help many people.

と、( )内は前の「medicine」を後ろから修飾している「動詞のようなもの」なのに、それを本来の述語動詞だととらえてしまうように。

こうなると混乱してしまい全体の構造がつかめなくなってしまいます。読んでいるときなら前に戻って確認すればいいだけですけれど、聞いているときはそうもいきません。

しかし読むときだって戻らなくても頭から理解できるようにならなくては、聞いてわかるはずはありません(実際には会話では、それだとわかるように一瞬間を入れたりしますから、むしろ聞く時のほうがわかりやすい場合もありますが)。

この主語と述語の間に修飾語が挟まれたパターンでは、後置修飾という日本人には馴染みの薄い修飾の仕方に加え、主語と動詞の対応を見えにくくするという性質があるため、特に切羽詰った場面で対応できない人が多いのだと思います。

しかしもちろん混乱させようとしてやっていることではないのですから、見分けられる(聞き分けられる)ようにきちんとしるしがついています。そのしるしを見逃さなければいいのです。

続きます。

今NHKテレビの英語講座で「新3か月トピック英会話」という番組をやっているのをご存知ですか?あれは久々のヒットですね。本当はボキャブラリーの話をするときにこの番組に触れようと思っていたのですが、まだしばらく文法編が続いてしまうため、ここに書きました。

本放送は木曜の午後11時10分から30分まで、再放送は水曜の午前6時40分から7時と、午後0時10分から30分までです。

http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/3monthnew/index.html

色んな単語をストーリーに関連させながら記憶していこうとする「単語ネットワーク」が秀逸です。あの方法なら効率的に単語を覚えられると思います。
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.12 2007 文法苦闘編 comment9 trackback1

動詞っぽいものたちよ

祝!あしたのためのその150 「憎い肉の正体

文の構造を把握するには、その文の主語・述語(メインの名詞と動詞)の対応をしっかりとらえて、さらに他の要素の役割がどうなっているのかを判断する必要がありますが、文の中に主語っぽいもの、述語っぽいものがたくさんあってどれが本物のSVなのかわからない、という方も多くいらっしゃると思います。

肉をたくさん足されることで肝心の骨の部分が見えてこない、これにより、使われている単語の意味は全部知っているのに文の意味がとらえられない、ということが起こりうるのです。ですから、まずはその肉の正体をきちんと知り、その肉がどうやって骨にくっつくのかを学ぶ必要があります。これにも法則はあります。

今日はその中でも恐らく初級者にとって英文の解釈をもっとも難しくしているであろうことに触れます。それは後置修飾です。

日本語では形容詞が名詞を修飾するときには名詞の前に置かれますよね、「美しい花」のように。英語でも一語の形容詞で名詞を修飾するときは名詞の前に置きます。例えば the beautiful flowerや the running man のように。これは理解しやすいはずです。

ところが長いものはしばしば名詞の後に置かれます。例えば the boy in the kitchen のように。後ろの「in the kitchen」が前の「the boy」を修飾していますよね。前の言葉を後ろから修飾するのです。でもこれもまだわかりやすいでしょう。

もっとやっかいなのが、この後置修飾に「動詞っぽいもの」がよく含まれることです。「動詞っぽいもの」とはもともとは動詞だったけれど、形を変えてすでに動詞以外の役割を果たすようになった不定詞・分詞と、動詞をその節に中の含む関係詞です。

英語では基本的に一つの文に動詞は一つしか使えません。でも動詞が一回しか使えないって考えてみたらしばりがきつすぎますよね。例えば「球場に行った」と言っても「野球をしに」行ったのか、「野球を観に」行ったのか、など細かいことが伝えられません。ですから「動詞は一つ」の原則を曲げずに、かつ表現を豊かにするために「動詞っぽいもの」たちが使われるのです。

例えば

the house to live in
the house facing south
the house built by her uncle
the house that I bought last year
(the house I bought last year)
the house whose roof is covered with snow

上の例では全て前の名詞「the house」を後ろから「どんな家なのか」詳しく説明するために「動詞っぽいもの」が使われていますよね(関係詞では節の中で動詞が使われていますが、その動詞は述語にはなりません)。

これらが入ることで、文の中に動詞っぽいものが増えてしまい、どれが述語なのかをわかりづらくするのです。「動詞っぽいもの」にしてしまえば、もう動詞ではないので文中にいくらでも使えます。使えば使うほど文の中に「動詞のようなもの」が増えて、ますます骨格が見えなくなるわけです。

続きます。

とうとう150回を迎えました。落合監督が現役のときは節目の数字は必ずホームランで飾ったものですが、話の途中で、しかもフリの部分でそれを迎えるとはなんと中途半端なのでしょうか。

ここからどれだけ積み上げられることでしょう。果たして200回は達成できるのでしょうか。でもここまで来られたのは間違いなく読んでくださっている皆様のおかげです。何度かくじけそうになりましたが、そのたびにそのあたたかい応援に助けられました。

これからも英語を学ぶ方にとって少しでも役に立てるようなものを書いていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
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.10 2007 文法苦闘編 comment12 trackback0

そして5文型へ

あしたのためのその149 「骨と肉

日本語を学ぶ英米人にとって、助詞の使い方をマスターするのは大変なのだそうです。当然ですよね、英語にはないのですから。ですから日本語を覚えたての人は「わたし、あなた好き」「あなた、わたし好き?」と助詞を抜かして話そうとするのです。

コントの場面だけではなく、テレビなどで実際にこういうしゃべり方をする外国人を見かけたことがあると思います。注目すべきはその語順です。

最初に主語が、そして次に目的語、最後に動詞というふうに固定されていますよね。恐らく「日本語の場合、SVOが基本の英語と違ってSOVの順番で並べる」と最初に教わっているのでしょう。助詞がうまく使えないうちは英語と同様に語順を固定させざるを得ないのだと思います。

英語の場合、単語の並べ方の順番によって意味が決まってしまう。そしてその並べ方のパターンが大きく分けて5つあるというのが5文型の考え方です。ですから文型に分類することによって自然と訳も決まってくるわけです。

1 SV       「SはVする」
The door opened.

2 SVC      「S=Cである」
The flower is beautiful.
I am happy.
She remained silent.

3 SVO      「SはOをVする」
He stole the money.

4 SVO1O2    「SはO1にO2をVする」
His father left him a fortune.

5 SVOC      「Sは(O=Cであると)Vする」 or 「Sは(OがCすることを)Vする」
I found this book easy.
He helped her finish the report.

*S:主語 V:述語(動詞) O:目的語 C:補語

のように単語をどう並べるかで意味が決まるのです。そのため例えば

I gave a dog a boy.

という文を見て単語の意味だけとってあとは常識を加味して「少年に犬をあげた」などと訳してはいけないのです。動詞「give」の後には目的語が二つ並んで前から順に「~に」「~を」と訳すと決まるのですから、どんなに残酷でも「犬に少年をあげた」と訳さなくてはいけません。

文型に分類することさえできれば意味がとれる、しかしことはそう簡単に運びません。ご承知のように上の5つの型はいわば骨の部分で、より深いことを伝えるために、これに色々と肉を足していくわけです。もっと長い文はいくらだってありますよね。

例えば下の文を読んでさっと骨の部分を見抜けるでしょうか。

You can have the goods you have bought at the shop owned by the movie star shipped to your house.

続きます。

ここまで、このブログをお読みのほとんどの方にとっては「何を今さら」的な話になっていたと思います。次回からはちょっとレベルも上がり、苦手にしている方も多いであろうことに言及しますので、またお越しください。いよいよ150回を迎えます。応援いただけると励みになります。
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.08 2007 文法苦闘編 comment8 trackback0

語順の大切さ

あしたのためのその148 「ミニ文法講座

前にもお話しましたが僕が高校時代に文型の勉強に一生懸命になれなかったのは、なんで文型に分類するのか、その必要性がわからなかったからです。無理やり押し付けずにそこをきちんと説明してもらえれば、もともと素直な子でしたからきちんとやったでしょうに。

同様の悲しい過去を持ち、今でもその必要性がわからないという方のためにちょっとだけ説明します。ここから先は基本的な話となりますので、初級者以外の方は読み飛ばしてください。

日本語と英語の大きな違いを見てみましょう。まずこの文を見てください。

彼は球場で真剣にバットを振った。
バットを彼は球場で真剣に振った。
球場で真剣に彼はバットを振った。

日本語ではこのように、単語の位置をわりと自由に入れ替えることができますよね。どこにあろうとどの単語が主語でどれが目的語がわかります。

それを可能にしているのが助詞の存在です。「は」がついていればそれは主語だとわかり、「を」なら目的語だなという具合に。単語にその役割を示すしるしがついているんですよね。

助詞があるおかげで、語順の入れ替えが可能になっているのです。ところが英語には助詞が存在しません。するとどうなりますか?そう、語順が固定されるのです。

では単語の役割を示してくれる助詞なしで、どうやってそれぞれの語の役割がわかるのでしょうか。それは固定された語の順番によってなのです。

例えば

The snake ate the frog.
The frog ate the snake.

という二つの文は使われている単語は全く同じですが、その並び方の順番によって何が主語で何が目的語かということが確定します。最初に来ている単語が主語(~が)になり、動詞の後に来ている単語が目的語(~を)というふうに。

日本語と違って英語の場合、単語を並べる順番によって意味が変わってしまう、それぐらい順番が大切なのです。

続きます。

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.06 2007 文法苦闘編 comment4 trackback0

文の構造理解 後編

あしたのためのその147 「5文型の参考書

「文型を知らなくたって920とれる奴もいるんだからやる必要はない」と考えるのは早計です。

僕はどうしてそうなるのか口で説明することはできませんでしたが、例えば「What he said at that time made the crowd in the concert hall anxious.」と言う文を見たときに「What he said (at that time)」が大きな主語の、そして「the crowd (in the concert hall)」が目的語のかたまりである、ぐらいのことは文型の勉強をする前からつかめていました。

このブログをお読みの方のほんとんどは「何を当たり前のことを」とお思いでしょう。でも実はそういうことがわかっていない方は結構多いですよね。

「ここまでが長い主語でこの部分が目的語でここは補語になるんだ」という程度の分析ができれば十分ですから、僕と同様に全く敬遠してきて伸び悩んでいるという方はさらっと勉強してみてください、道が開けるかもしれませんよ。

僕はこの本を使って勉強しました。

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講義形式でわかりやすく説明してある大学受験用の参考書です。上下巻出ていますが、文型の理解だけが目的なら上巻だけで十分です。しかし読むうちにきっと他の文法事項の説明も読みたくなることでしょう。

ただ、基本が丸々抜けている方には少し難しいかも知れません。その場合はこの本がいいと思います。

白石の驚異の英文法―大学入試 ドキドキするほどよくわかる コアステップ20 白石の驚異の英文法―大学入試 ドキドキするほどよくわかる コアステップ20
白石 よしえ (2001/06)
水王舎

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僕の場合はたまたま5文型を学びましたが、7文型や8文型、あるいは動詞の使い方による分類なんてのもあります。とにかく文の構造がつかめればどれを使ったっていいのです。ただ動詞の使い方による分類は25種類あるものもあります。そういう意味では5文型が一番手軽なのではないでしょうか。

もちろん細かい文法論議に加わる必要はありません。「これは何文型かで議論がわかれる」なんてものもありますが、学習者が首を突っ込むことはないと思います。

目的は文型に分類することではなく文の構造を把握して意味を正確にとることなんですから。文型に分類するのはあくまでもそのための手段でしかありません。そういうのは「例外」として頭に置いておけば十分です。

続きます。

なんと人気ブログランキングでも2位に入り、一度はあきらめた英語ブログランキング3冠がまた見えてきました。杉本清さんなら「3冠に向かって視界よし!」と言うところでしょうか(ミホノブルボンの時の実況です)。一位との差は尋常じゃないですけどね。ここからの追い上げはなるのでしょうか。応援いただけると嬉しいです。
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.04 2007 文法苦闘編 comment17 trackback0

文の構造理解 中編

あしたのためのその146 「5文型ビフォーアフター

「だいたいネイティブスピーカーはいちいち文型なぞ考えて話さないだろうから、そんなもの必要ない」と、今思えばネイティブとノンネイティブの言語の身に付け方の違いを無視した考え方で頑固に通したものでした。そしてその姿勢は英語の学習を再開した後も変わらずにいました。

それでもTOEICで920は取れたのです。しかしそれからまた修行を重ね、1年後に再びTOEICを受けたところ、スコアは930に上がっていたのですが、その10点はリスニングのアップ分であり、リーディングは1年前と変わらぬままでした。

TOEICに特化した勉強はしていませんでしたが、たくさんの英語の本を読むことで、リスニングだけではなくリーディングもバランスよく鍛えていたつもりでいましたから、この結果にはかなりショックを受けました。そして何かを根本的に変えないといけないと思い立ち、色々と思案しました。

そこで文型を一から勉強したのです。そしてこれはよくできているなと感心しました。文型とその理解に必要な文法用語を学ぶことにより、自分が無意識でやっていたことを、きちんと言葉で説明できるようになり、文の構造の捉え方が以前とは比べ物にならないほど正確になりました。

結果、TOEICのスコアも930→950と上がりました(リスニングセクションは2回目から満点でしたので、この20点は全てリーディングの上昇分です)。

学生時代から文法用語をずっと拒否してきて、ある程度英語が使えるようになってから文法的説明に触れた、その意味では日本人がある程度日本語を使えるようになってから文法の授業を受けるのと似た段階を経たわけです。

ですから文型の知識が必要だという意見も、必要ないという意見もよくわかるんです。ただ、英文の意味がなかなかとれないという方は文型を一から学んでみるのも手だと思います。なんとなく単語の意味をつなげて無理やり解釈しようとするやり方ではどうしても限界があります。

もちろん5文型でも説明できないこともありますし、理論的に矛盾も含んでいる部分もあるんでしょうけれど、知っているとやはり便利だと思います。うまく訳せない文に当たったときに、文型で把握するという選択肢を持っていれば、その知識に照らし合わして判断するということができます。

また、昔の僕と同様、文型など知らなくても文の構造はとらえられるし意味もわかるという方も、これを学ぶことであなたの英語力はもっと確かになるかも知れません。

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.02 2007 文法苦闘編 comment12 trackback1
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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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