英語独学虎の穴  2007年06月

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文の構造理解 前編

あしたのためのその145 「英文解釈教室

このブログは基本的に僕のたわごとが中心ですけれども、ここからはしばらくたわごと度が増すことをご了承ください。

ここまで書いてきた文法というのは「比較」や「仮定法」など、表現を豊かにする文法技法を指します。ただ、意外と多くの方がその前提である文の骨子をなすもの、つまり構造の理解に穴があるように思います。皆さん5文型を憶えていますか?

とは言っても5文型については僕はえらそうに語る資格はないかもしれません。恥を忍んでお話しますが、実はつい何年か前まで文型の判別ができませんでした。それどころか「目的語」と「補語」の違いさえも知りませんでした。もちろん言葉としては知っていましたがそれが何を指すのかそしてその必要性も。

5文型については確か高校一年の最初の頃に、英語の先生が急に説明し出したことを憶えています。文型の種類を一通り教えられ、これは何文型か答えろと言われ、それがなんのために必要なのかもわからないまま機械的に問題にだけ答えていました。今まで使っていた言葉に急に「補語」だの「間接目的語」などと名前をつけられて、とても違和感を覚えたものです。

しかしそれも一年の中間試験までで、それ以降先生は文型について言及することはありませんでした。結局あの時間はなんだったのだろうと思いました。指導要綱に含まれていたから形だけやったのでしょうか。

その後も「補語」などの言葉はしばしば参考書などに現れましたが、無視しても困らないぐらいの程度でした。困ったのは大学受験を迎えたときです。僕が学生の時代は伊藤和夫先生の「英文解釈教室」が受験生のバイブルとして崇められていました。

英文解釈教室 英文解釈教室
伊藤 和夫 (1997/06)
研究社出版

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僕も流行に乗り遅れまいとこの本を買いました。「英文解釈教室」は英文を細かく分析し、全ての文に対し論理的な説明を与えようというものでした。そしてその説明は僕が避けてきた文法用語のオンパレードだったのです。でも文法用語に暗かった僕は「補語がどうたら」という解説はわかりませんでしたし、読もうともしませんでした。

ではどう使ったかと言うと全部例文を訳したのです。そして自分の訳が間違っていたら「ふーん、そう訳すのか」と頭に入れるようにしたのです。もちろん何度も繰り返して(当時からやり方は変わってません)、訳せないパターンがないようにはしました。

文型に分類することはできませんでしたが、訳し方が単語の並び方によって決まり、そのパターンが何通りかあることは感覚的につかんでいたのだと思います。もしかしたらある意味、子供がするように英文法を「習得」しかけていたのかも知れません。

あの乏しい英語の学習時間を考えるとそれは考えにくいですが。いずれにせよ僕は本当の意味で、あの本の素晴らしさを知りません。

続きます。

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.29 2007 文法苦闘編 comment9 trackback0

文法の参考書 後編

あしたのための144 「文法をハートで

またNHKのテレビ英語講座を担当された大西泰斗氏による「ハートで感じる英文法」も素晴らしいです。これまで言葉に頼っていた文法の説明をイメージでとらえようというものです。もちろんそのイメージをとらえるにも日本語は必要ですが、いったんそのイメージをつかんでしまえば、実際に英語を使う際に頭の中で日本語を使う割合が減るのは確かでしょう。

個人的に一番感銘を受けたのは、過去形は対象との距離を表すときに使われるということ。だから時間的に現在と距離があることを表す「過去」について述べるときに使われるだけでなく、「would」や「could」など助動詞の過去形が丁寧表現に使われるのも、過去形にすることによって心理的な距離を表すことができるからなんだそうです。

また仮定法に過去形が使われるのも、現実から離れたことが遠くに感じる、これが過去形の距離感と同じだからというものです。関係のないように思えるこれら3つが「心理的な距離」で説明がつくというのは新鮮な驚きでした。僕の下手な説明よりも実物をお読みください。

ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話
大西 泰斗、ポール・マクベイ 他 (2005/12)
日本放送出版協会

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ただ、全ての文法事項については言及されてはいない点と、例文の分量が少ない点が練習に向いていません。これを基礎固めに使う場合は、この本でイメージをつかんで、他の例文集や問題集で音読練習をするといいと思います。

僕が英語の勉強を再開したときはこれらの教材の存在について知らず、だいぶ後になってからめぐり合いました。どれも目からうろこの説明ばかりで、「最初からこれを知っていればだいぶ違ったろうに」と思ったものです。

しかし、そうやって感銘を受けるのも基本的な知識が身に付いているからですよね。もしなんの予備知識もなしに最初からこの説明を受けても、「ふーん、そんなもんか」ぐらいにしか思わなかったかも知れません。

なにをわけのわからないことをとお思いでしょうが、そうやって「ガガーン」と衝撃を受ける体験が記憶には大きな影響を与えると思うのですよ。「あの説明はなんだったんだ」って思えば、新たに出会ったものが強い印象として記憶に残りますよね。

最初はだいたいのニュアンスをとらえられれば十分でしょう?自身の英語力のレベルが上がってくれば、どんどん細かい表現を使い分けたくなくなりますから、そのときに学べばいいのですよ。

とにかく最低限の単語と文法が身に付いていなければどうしようもありません。ですから、そのレベルでは最初にお話したように、薄い問題集を何度か回して基本的な文法事項を身につけ、必要になったらこれらの本を使ってより深い知識を探ればいいのではないかと思います。

続きます。

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.27 2007 文法苦闘編 comment6 trackback0

文法の参考書

あしたのためのその143 「英語を英語で

すでにお話したように僕は薄い文法の問題集を使って知識の確認をしました。最初に基本的な部分を固めてしまうには効率的な方法だったと思います。

ですが後になって、「薄い」「問題集」という条件を満たさないものの素晴らしい文法書にも出会いましたので、今日はその中でもお勧めのものをご紹介します。いずれも僕が改めて言うまでもなく有名ではありますが。

まずは「English Grammar in Use」。文法事項をネイティブスピーカーの視点で説明してある本です。「will = be going to」と教えられてきたあの学校での文法の授業はなんだったのだろうというぐらいインパクトがあります。

こういうケースではこれを使うといった具合に、多くの例がイラストと共に並んでいます。見開き1ページが1ユニットで、左側のページに説明と例が、そしてそれを右側のページに載っている大量の演習問題をこなすことで定着させるといった形式です。

例えば

① I am playing tennis tomorrow.
② I am going to play tennis tomorrow.
③ I will play tennis tomorrow.

の使い分けについては

① We use ‘I am doing’ to say what we have already arranged to do. 
② We use ‘I am going to do’ when we've decided to do something but perhaps not arranged to do it. (Often the difference between ① and ② is very small and either form is possible.) 
③ We use ‘I will do’ when we decide to do something at the time of speaking. 

と説明されています。全編英語なので上の説明が理解できる方はチャレンジするといいと思います。辞書を引きながら読むのも、リーディングの練習にもなって一石二鳥かもしれません。時間がかかってしまうのが難点ですが。

僕はイギリス英語版の中級者用を使いました(ただしTOEICで920をとった後です)。当時アメリカ英語版があることを知らなかったためです。

English Grammar in Use: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students With Answers (Grammar in Use) English Grammar in Use: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students With Answers (Grammar in Use)
Raymond Murphy ()
Cambridge Univ Pr (Txp)

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アメリカ英語版はこちらです。まずは初級者用 「Basic Grammar in Use」

Basic Grammar in Use with Answers : Self-Study Reference andPractice for Students of English (Grammar in Use Series) Basic Grammar in Use with Answers : Self-Study Reference andPractice for Students of English (Grammar in Use Series)
Raymond Murphy、William R. Smalzer 他 (2002/04/15)
Cambridge Univ Pr (T)

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そしてこちらが中級者用 「Grammar in Use」
Grammar in Use Intermediate With Answers: Self-Study Reference and Practice for Students of English (Grammar in Use) Grammar in Use Intermediate With Answers: Self-Study Reference and Practice for Students of English (Grammar in Use)
Raymond Murphy、William R. Smalzer 他 (2000/08/15)
Cambridge Univ Pr (T)

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ただいずれも分量が多いので、短期間で終わらせて何周も繰り返すというのが難しいということは言えます。僕がやったものは136ユニットありましたので、2週間で終わらそうとすると1日10ユニットやらなくてはなりません。これはかなり大変でした。

ちょっと先週張り切りすぎましてパワーダウン中です。応援いただけますと励みになります。
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.25 2007 文法苦闘編 comment10 trackback2

教材を選ばず

あしたのためのその142 「英文法を凄いスピードでマスターする、略して…

教材としては学生時代にやった英文法を一通りおさえられるものであればなんでもいいです。大学入試に必要な英文法を20日間で見直すものなど。もちろんその日にちをそのまま守る必要ありませんよ。前回お話したように問題集形式の方が記憶に残りやすいとは思います。

自信がない方は高校入試用をその前にこなしたほうがいいかも知れません。最初から手を広げなくても、基本的なものさえ身についていれば、応用知識もそれに関連させて増やしていけます。負担が軽いものを何周もです。

僕はいつかTOEICを受けようと思っていましたので「TOEIC英文法スピードマスター」という本を使いました。「TOEIC」とわざわざタイトルに使っているぐらいですから、文法知識の見直しに加えてTOEIC対策もできて一石二鳥だろうと考えたのです。

TOEIC TEST 英文法スピードマスター ― 1問30秒・驚異のスピード解法で900点をめざす TOEIC
TEST 英文法スピードマスター ― 1問30秒・驚異のスピード解法で900点をめざす

安河内 哲也 (2001/09/25)
Jリサーチ出版

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この本で一番よかったのは、筆者が一問につき最大30秒で答えることを推奨していることです。全てに30秒かけていいのではなく、最大で30秒というのがポイントです。なるべくその問題を解くのにかかる時間を短縮しなくてはなりません。本番のTOEICを考えたらこのペースでやらないと間に合わないのだそうです。

この本を通して速く解くクセが完全に身についていたので、TOEICの本番でも特に意識しなくても素早くこなすことができました。また、何度も言いますが、スピードの意識はコミュニケーションを意識した場合も非常に大切です。

ただ、出てくる単語こそTOEICを意識してビジネスチックなものに変えてありますが、この本の問題の形式自体は大学受験と変わりませんでした。このため僕はTOEIC受験直前までTOEICの文法パートは大学受験と変わらないのだという思い込みを持っていました。

TOEICではそういう細かい文法知識も問われますが、それは全体の一部でしかありません。それに加えて主語と動詞の対応や単語の種類の判別など、実際のコミュニケーションで必要とされる文法運用力が幅広く問われます。

文法事項に一通り当たって知識の穴を見つける、という僕の目的には合っていましたが、再就職するのにTOEICのスコアが必要であるなど、本当に切羽詰った状況にいる方にとっては、少し不親切のような気がしました。

ただね、当たり前の話ですけれど、全てのレベルの人のニーズを満足させられるパーフェクト教材なんて存在しません。でもどんな教材でも、英語ができる人が学習者のことを考えて時間をかけて作っていますから、必ず得られることはあるはずです。

ですから教材選びにあまり神経質にならず、足りない部分は音読で補ってやるぐらいの気持ちで臨んだほうがいいように思います。何を選ぶかよりも、どう使うかのほうが大切です。

続きます。

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.23 2007 文法苦闘編 comment11 trackback0

例文暗記

あしたのためのその141 「覚えるためのあれこれ

前回、英文法の問題集の問題文を何度も音読することで、例文を覚えようと試みたというお話をしましたよね。

最近やらなくなりましたけど、昔電話かけるときに、電話番号を何回か復唱して、実際に口にしながらかけましたよね(僕だけ?)。だまって見て覚えようとするより、口にしたほうが記憶に残りやすい。

口にするだけでなく、なるべく多くの感覚を使いながら記憶したほうがいいそうです。音読する際には当然、目を使いますし、自分の音読を耳から入れることになります。できれば意味を重ねながらやるともっといいです。

単に例文が並んでいるものより、問題集の問題文のほうが「あーこれ間違ったよな」とか「これアを選びそうになってウに変えて正解になったやつだ」などと、もともと自分で問題を解く際に一度触れている上に、そういうエキストラな情報が加わる分、記憶に残りやすいように思います。

もちろん、これでは短期的に記憶できるだけで、長期的に覚えようと思えば以前お話したように、定期的に振り返らなくてはなりません。これは復習に任せることにします。また全て完璧に覚えようとしたら時間がかかってしまうので、この段階では「残ってくれたらもうけもん」というぐらいのスタンスで十分だと思います。

ですが、そこまでやらなくとも、すでに長期記憶に入っているものと思わぬところでつながって、消えずに残るものもいくつかあります。そうなれば、今度はそうして残った記憶が接着剤になって、また新しい記憶を残すという好循環も期待できます。そうやって記憶の網の目をだんだん細かくしていけばいいのです。

またどこかで、間違えた問題を集めたノート作りをするといいと聞いて、実際に試したこともありましたが、時間がかかるばかりであまり効果が感じられなかったのでやめてしまいました。

ただ、ノートまで作らなくても「書く」ことには意味があると思います。例えばある問題を何度も間違えて、「どうしてその答えに至るか」のプロセスを今度こそ忘れないように書くとします。その際、解説の全てを丸写しすると時間がかかってしょうがないですよね。

そこで自分の頭の中である程度まとめるわけですが、この、自分の言葉で置き換えようとするプロセスの中でもう一度、その知識を反芻(はんすう)することになるのですよ。これで記憶に残りやすくなるということはあります。

ですからきれいなノートではなく(ノートって書いてしまうと満足してしまってあんまり読み返さないでしょ)、チラシの裏ぐらいでいいので、書きなぐっておくと記憶に残す助けにはなるはずです。最近のチラシは裏もびっちり埋まっているので、書くスペース探すのが大変ですけど。

続きます。

今日の記事を書いていて思いましたけど、携帯電話の普及で電話番号を覚えようとする習慣もなくなり、漢字もキーボードでひらがな打って変換するだけで、日々の生活がどんどん便利になる一方で、僕らもどんどん頭も使わなくなってますよね。せめて英語の勉強して頭使いましょうかね。

知らぬ間にブログのランキングもずいぶん落ちてしまいました。また応援していただけると嬉しいです。
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.21 2007 文法苦闘編 comment6 trackback0

文法と音読

あしたのためのその140 「耳と口で覚える!

同じようにやってみようという方は、なるべく薄い問題集を買い、それを短期間(2週間ぐらい)で一冊終えることができるよう、最初に全ページ数を数えて、1日にこなせる量を見積もってください。そして実際に1日分をやってみて分量を微調整するのです。とにかく1日にこなすページ配分を最初に決めてしまうことが大切です。

この場合、どんなにボリュームがあるもでも1ヶ月以内で終えてすぐに2回目にとりかかりましょう。それ以上かかってしまうものは量が多すぎます。軽いものを繰り返すのが基本です。

そして気をつけないといけないのは一つの問題に時間をかけすぎないということです。正解か不正解かというのはテストのときには重要かもしれませんが、知識を仕入れる段階ではまったく関係がありません。

二分も三分も考えた上で問題を解いたところで、たとえ合っていても自己満足にしかなりません。そしてそういう能力はスピードが要求されるコミュニケーションでは役に立ちません。常にスピードの意識を忘れないでください。

考え込む時間があったらすぐに正解と解説を見ましょう。ほとんどの方は問題を解いて答え合わせをして終わりにしてしまうでしょうが、本当に大切なのはここからです。

解説を読んできちんと理解したら、直後にもう一度問題を解いてみて瞬間的に答えとその根拠が浮かぶかどうか確かめてください。これができれば、その知識を「知った」と言っていいでしょう。

ただ、「知っていること」とそれを実際に「使えること」とは全く別です。ここまでやって「知っている」レベルに達した知識を、実際に「使える」ようにするにはどうするか。

ここでもやはり音読です。できなかったものは特に念入りにやってください。知識の足りない分を音読で補うようなつもりで。文法学習と音読を組み合わせたのは、文法を知識として切り離すのではなく、音声と一致させて口と耳に馴染ませることで、実際の会話で使えるようにしたいという狙いがあったためです。

あわよくば音読を通してたくさんの例文を覚えてしまえないかと考えたのです。「ユーガットメール」のシンクロ読みを繰り返すうちにいくつかのフレーズを覚えてしまったように。実際にこれを通して覚えた表現もあり、それはアウトプットの際にも役立ちました。

続きます。

「虎の野郎また更新さぼってんな」と思われたでしょうが、昨夜からサーバーの調子が悪いらしく、更新しようにもできませんでした。記事をやっと書き上げてアップしたと思ったら「アクセスが集中して」というメッセージとともにフリーズすること二回。

学習能力のない僕は泣きながら結局三回、記憶をたどりつつ同じ内容の記事を書きました。更新を妨げようとする闇の力が働いているのでしょうか。さすがにくじけそうになりました。でもえらいもんでね、三度目はほとんど内容覚えてましたよ。皆さん、やっぱり繰り返しって大切ですわ。
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.19 2007 文法苦闘編 comment16 trackback0

薄く何度も

あしたのためのその139 「繰り返し

薄いものを短期間で終わらせることには、忘れてしまう前にもう一度触れることで記憶効率を高める、という効果だけでなく、達成感を持つことでモチベーションを上げるという効果も期待できます。

これは本を読むときもそうです。最初はなるべく薄いものを読みましょう。なんでも手をつけて途中でやめる、ということを繰り返すと挫折感が募って、英語自体が嫌になってしまう可能性があります。薄いものでも一冊終わらせると達成感が得られます。これがモチベーションを維持するのに大いに役立つのです。

また一つ一つ完璧に理解してからという気構えでいくとつまづきがちです。一回で100パーセント理解しようとしないのも大切な姿勢です。「薄く何度も」やることで理解を深めていけばいいのです。一回目にわからなくても二回、三回と当たるうちに少しずつわかるものだってあるのですから。

どうせ繰り返すときにまた触れることになるのだからという気持ちで、わからなくてもどんどん進みましょう。とりあえず全体像をつかむ、そしてわかるものとわからないものを選別してしまうのが一回目の目的です。

二回目は、わかるものについてはもう一度さっと確認することで、その記憶を確かなものとし、わからないものについてはここでじっくり取り組んで疑問を残さないようにします。Forestなどの参考書はここで参照するといいでしょう。

三回目以降は、すでにはもう間違えないという確信が持てるものについては×をつけて次からは当たらないようにします。

逆に何度やっても不安なものについては横に正の字を書いていき、どの問題が苦手かを明らかにし、繰り返すたびにその問題に集中的に当たるようにします。つまり集中に濃淡をつけて取り組むわけです。全部を100パーセントの集中力で当たるのは普通の人には難しいはずですから。

繰り返すほどにやらなければならない問題数は減っていき、負担もどんどん軽くなるはずです。この「負担がどんどん軽くなる」という感覚を持つときが、「成長している」と実感する瞬間です。これによってまたモチベーションが上がります。

続きます。

「拍手」ってなんのためにあるのだろうと思っていましたが、トリビアでいう「へぇ~」みたいなもんなのでしょうか。昔の記事にもいくつか拍手されていて、「お~、これに3へぇか」などと喜んでおります。いつも応援いただきましてありがとうございます。
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.17 2007 文法苦闘編 comment10 trackback2

忘却との戦い

あしたのためのその138 「復習

前回からの続きです。

最初に薄い文法の問題集を使って知識の見直しをやったというお話をしました。

例えば分厚い参考書を選んだとして、一回こなすのに半年かかってしまったら、たとえ繰り返したとしても一回目をこなすのに時間がかかりすぎてしまっており、学んだことをすでに忘れている可能性が高いはずです。これでは記憶効率を考えても望ましいとは言えません。

情報はいったん脳の中の短期記憶の領域に納められて、その中から大切だと判断されたものが長期記憶の領域に運ばれるといいますよね。

全ての情報が長期記憶に勝手に入るのなら言うことないのですが、そんなことはありえないので、短期記憶に入ったものを長期記憶に持っていけるように意識的に努力する必要があります。

そのためのポイントが反復です。要は復習ですね。知識を仕入れるときに復習をしないと、せっかく知ったことを知ったそばから忘れてしまうこととなります。これではあまりにももったいないですよね。それに費やした時間が無駄になってしまいます。

エビングハウスの忘却曲線については皆さんご存知だとは思います。あることがらを覚えた瞬間から忘却が始まり、20分後にはその42パーセントを忘れてしまうそうです。怖いですね。

復習することによって忘却は防げるのですが、そのタイミングとしては10分後・1日後・1週間後・1ヶ月後・6ヵ月後がいいそうです。なお、全く復習をせずに1ヶ月以上経ってから復習してもほとんど効果はないとのこと。

以上のことから、せっかく覚えたことを忘れないために①1日分を終えたら、直後に復習する②次の日の学習の前に前日分を復習する③週1回休みの日に、その週やったことの復習をする④なるべく期間を置かずに(1ヶ月以内)もう一度それに触れる、という作戦を立てました。

こうやって書くと復習ばっかりやってたみたいですけど。でも復習って面倒くさいですよね。きっちりこなすとそれだけで時間がとられてしまい、1日に進める量がその分減ってしまいます。すでにやったことを繰り返すより、先に進みたいというのが本当のところです。

ですから僕の場合は、上の①~③については問題文全体を音読するにとどめました。もちろん空欄があるものには答えをあてはめて。映画の音読トレーニングのおかげで音読のくせがついていましたのでこれなら可能だったのです。そして一ヶ月以内に一冊を終わらせて二回目を始めることで④も実現させました。

上の「復習」の部分に「音読」と入れてみてください。なんとかできそうでしょ。目安は目を閉じて軽く暗唱できるようになるまでです。発音・イントネーション・リズム・スピードも意識しながら。散々シンクロ読みをしたおかげで、この頃になると、手本の英語音声がなくとも「こう読むのではないか」と浮かぶようになっていました。

続きます。

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.15 2007 文法苦闘編 comment11 trackback0

文法編開始

あしたのためのその137 「総ざらい

映画のディクテーションを通じて、昔やったはずの文法事項がかなりあやふやになっていることに気がつきました。文法は単語と並んで英語学習の基本です。ここが欠けていると他のスキルの上達にも大きく影響します。

そして以前も書きましたが、大人は子供のように、大量の言葉に当たる中でこれを自然に習得するということができませんので、意識的に学習する必要があります。学習って言っていますけど、実際のところは暗記です。最低限のことを覚えてしまわないとどうにもなりません。

とりあえず、仮定法の使い方がわからなくなっていることには気づいていましたが、他にも忘れてしまっていることがたくさんあろうことは容易に予想できましたので、一通り基本的な文法事項をざっと見直し、どこに穴があるのかを見つけようと考えました。

大切な知識の補充ですが、それに当たって困ったことが二つありました。それはもともと意志が極端に弱いため、長期に渡ってコツコツ努力を積むことができないということ、それに加えて30を過ぎて、昔に比べて記憶力が格段に落ちてしまっているということです。

そういう自分でもくじけずに続けられる方法として選んだのが、一冊の薄い問題集を何度もこなすということでした。

参考書ではなく問題集というのが第一のポイントです。問題というのは「学習者が重要なポイントをきちんと理解しているか」を測る目的で作られますよね。ということは逆に言えば、問題集をやることで、たくさんある文法事項の中で、どこが重要なポイントなのかを知ることができるはずです(重要の定義って難しいですけどね)。

もう一つのポイントはそれを繰り返すということ。忘れてしまう前に何度も当たることで、忘れることを防ぎ、記憶の定着を図ろうとしたのです。時間をあけずにもう一度当たるためにも、薄いというのが大切になります。

例えば英文法の参考書の良書としてForestが挙げられますが、あれはかなりの分量ですよね。

総合英語Forest 総合英語Forest
墺 タカユキ、石黒 昭博 他 (2006/12)
桐原書店

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理想を言えば、これに載っていることを全部つぶしてしまうのがいいのでしょうけれど、1ページ目から全てを記憶しろと言われたら気が遠くなりますよね。人間の記憶できる量には限りがありますので。特に僕の場合、記憶力が人一倍貧弱なため、それは現実的な方法とは言えませんでした。

続きます。自分がやってきたこと、そして今から振り返るとこうしたほうがよりよかったかなということを書いていきますので、文法編も変わらぬ応援をお願いいたします。
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.13 2007 文法苦闘編 comment8 trackback0

実践あるのみ!

あしたのためのその136 「評論家卒業

前回からの続きです。

ですから日本語に触れすぎると必要な下積み時間が延びることだって考えられます。200時間に達する頃にはそれ以上に日本語に漬かってしまうわけですから、200でよかったものが210にも220にもなってしまう可能性だってあります。

上達が感じられない期間が長びけば、やる気もそがれかねません。だから挫折したくなければ一日の勉強量を増やす、これだけです。覚悟して最初にガーっとやってしまうんです。そしてそれぐらい英語に触れるのが当たり前なんだという習慣付けをしてください。

もちろんねじり鉢巻して机にかじりついてやる必要はありません。ねっころがったり、眠くなったらダンスしたり、歩きながら聞くのだっていいです。色々工夫して、とにかく英語に触れる時間をできるだけ伸ばしてください。

それと、確かに自分に合った勉強法を探すのは大切なのですが、あんまり慎重にそれをやっていると、いろんなサイトで勉強法だけつまみ食いだけして終わりになってしまいます。勉強法や教材の評論家になってはいけません。ここにもすでに、僕が本当に役立つと思うことをたくさん書いてきています。とにかくやってみてください。

実際に自分でやってみることで問題点が明らかになってきて、じゃあそれを改善するにはどうするかっていう現実的な問題解決の方向に向かうことができるのです。そうすることで初めて、ここで紹介する勉強法も血の通ったものになるはずです。

このブログをずっと読んで下さっている方はご存知だと思いますが、僕がシンクロ読みを提唱したときに真っ先に興味を示して下さって、実行されたのが「30歳からの英検一級」のかいちゃんさまと「基礎から始めましょう!3分英会話」のMojoさまでした。

お二人とも、ここまでに努力を重ねられ、すでに十分な英語力をお持ちにも関わらず、役に立ちそうだなと思ったら、こんな青二才の言うことでも貪欲に吸収しようとされますよね。そしてすぐに実行に移す

こういう姿勢が、あの英語力を作ったのではないでしょうか。ここはぜひ見習うべきだと思います。

ですから読んで終わりにするのでなく、いいと思ったら必ず実践してください。行動に移した人、そして英語をやろうと決めたときのその思いを持ち続けた人だけが、英語を身につけることができるのです。自分に負けないでくださいね。あたしゃ挫折なんて許しませんよ!

次回からいよいよ、各スキルをアップさせるための具体的なトレーニングについてお話しします。まずは文法から片付けちゃいましょうか。ランキングのほうも応援してくださいね。目指せ三冠!
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.11 2007 今度こそ英語をものにするために comment10 trackback0

本気で上達したいなら 後編

あしたのためのその135 「母語の魔力

昨日からの続きです。

下積み時間を200時間と言いましたよね。

例えば毎日2時間から2時間半やれば、だいたい3ヶ月で200時間に到達します。じゃあ毎日の勉強時間を半分にしたら、下積み期間は倍の6ヶ月になるかというと、そうでもないと思うんです。毎日の英語に触れる時間を減らすと、当然その分、日本語に触れる時間が増えてしまいます。

以前どこかで、英語とは発音も文の構造もまったく異なる日本語は、英語学習において酸のような役割を果たし、せっかく何時間かかけて英語の勉強をしても、そのあと何倍もの時間日本語に触れると、そこまで身についた英語を溶かしてしまうという記述を読んだことがあります。

そのことがずっと頭に残っていて、少なくとも基礎力が身につくまでは、日本語の使用はなるべく避けるべきではないかと僕は考えていました。

とはいっても英語を理解するにも日本語は必要だったので、そのジレンマには苦しみました。

そのときの自分にできた精一杯のことが、日本語を使うのは英語を理解するときに黙読するだけにとどめて、なるべく口から出したり耳から入れたりしないということでした。頭の中だけで使ったのです。日本にいながらこれを実践するのは、かなり苦しいことですが。

以前、勉強を再開した最初の3ヶ月は友人と飲みにいくこともなく、テレビを見ることもなく、仕事で必要な場合を除いて、日本語を使わないようにしたというお話をしましたよね。これもそのことが頭にあったためです。この「日本語断ち」がどれぐらいの効果をもたらしたかはわかりませんが。気休めだったのかも知れませんし。

でもやっぱり生まれてきてからずっと使ってきた、その母語が持つ磁力っていうのは強力だと思うんですよね。ちょっと油断するとそっちに戻されちゃうっていうか。例えばせっかく英語の発音の練習をやっても、その後ずっと日本語で話しているとカタカナ英語に逆戻りしてしまうという経験も実際に持ちました。

もう15年以上もアメリカに暮らし、仕事でも英語を使っている僕の友人でさえ、家族で日本語を使って土日を過ごすと、英語力が落ちると感じるのだそうです。

週の中で月曜が一番流暢さが劣っていると言っていました。そのため、土日も英語のDVDを観るなど英語に触れる工夫をするようにしたとのこと。

英語に囲まれていてさえそうなのです。いわんや僕たちは…

続きます。

せっかくの日曜日なのに雷が鳴っています。外出はあきらめて音読しましょうかね。いつも応援いただきましてありがとうございます。
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.10 2007 今度こそ英語をものにするために comment8 trackback0

本気で上達したいなら

あしたのためのその134 「

今日は厳しいことを書きます。

「日本語を最大限利用した英語学習法」なんて大層な言い方しているものですから、僕が画期的な勉強法を新たに提唱するのではないか、と期待されている方もいるかも知れませんが、そんなことありません。

要は「英語を英語のまま」などと難しく考えないでとっとと勉強しろということです。中高生のころのように地道に勉強するんです。それも入試の直前ぐらいのテンションで真剣に。ただ、今度はそれにコミュニケーションの場で使えるようにするためのトレーニングを意識的に加えるというだけで。

大人になって頭が硬くなった僕たちが、その頃やっていたことよりも難しいことをやろうとするのですから、当然、中高生の頃よりも努力しなくちゃなりません。

「努力」では計測が難しいので、「」をその基準としましょう。

下積み期間」の目安として200時間と書きました。もちろんこの200時間で英語ができるようになるわけではありません。最低限度の基礎力がつき、自分なりの上達が感じられるようになり、そこまで一生懸命やることで英語に触れることが習慣化する、それに必要なのが最低200時間ということです。

でもね、本当に上達したいと思うんだったら一分一秒だって無駄にしたくないと思うでしょう。とにかく日本人に足りないのは量です。英語に触れる量が圧倒的に足りないから、6年以上も英語の勉強をしても使えるようにならないのです。

「使える」ようにするためには英語に触れる量を増やすしかありません。ここを肝に銘じてください。どんなに効果的な勉強法を使おうと、この「量」はスキップできないんです。

思うように英語が伸びないという方は、毎日英語に接する量がそれで十分なのかどうか疑ってみてください。日本にいながら英語ができるようになった人は皆、ものすごい量をこなしていますよ。

集中して英語に接した量に応じて、上達は訪れます。のんびり上達したければ一日あたりの英語に接する量を減らせばいいだけの話です。

僕は根がせっかちなので早く上達したかった。だから量を増やしたのです。あんまりきついこと書いたらみんな引くだろうと思って遠慮して1日2時間半って言っています。僕はどんなに忙しくても3時間以上は絶対やっていたし、休みの日はその倍はやっていましたから、2ヶ月で200時間はとっくに達成していました。

英語をはじめる人がこれだけいながら、結局挫折する人が多いのはここを受け入れられない人が多いことを示しているのではないでしょうか。

続きます。

初めて読まれる方、なんと厳しいことを言うブログだろうとお思いでしょう。これが虎の穴です。次回はもっと厳しいことを書きますので、よりいっそうの応援をお願いいたします。
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.08 2007 今度こそ英語をものにするために comment12 trackback0

最短距離で 

あしたのためのその133 「基本方針

以上のことを踏まえ、僕がとった基本方針は「文法を含めた全てのスキルをバランスよく意識的に学ぶ。その理解のために日本語を使うことをためらわない。そして理解したうえで何度も口にすることで、発音・リズム・英文の構造を体に馴染ませ同時に記憶にも残すように試みる」というものでした。

このブログを読んでいるかたには僕が大の勉強好きのように思われているかも知れませんが、実際はそうではありません。むしろ嫌いです。もちろんやるからにはその嫌いなことの中にも楽しみを見つける努力はしましたが。

でも新しいことを身に着けるには、どうしたって下積み期間を経なければならない。その下積み期間を少しでも短縮するために、嫌いな勉強にかかる時間を最短距離で駆け抜けるにはどうすればいいのかを考え抜いたのです。その結果、「日本語を最大限利用して英語を学ぶ」ということを選んだのです。

それが最もよい方法なのかどうかはわかりません。もう二度とあの当時の英語力に戻ることは不可能なのですから。もしそれができるなら、同じ能力を持った人間が他の方法で勉強していたらどうなっていたかを知ることができるのですが。

でも今でも僕はこれが最短距離で最低限の英語力をつけるために最適な方法だったと信じていますし、この方法で3ヶ月でTOEIC920を取り、のちに英検1級だって合格しているのですから、少なくともただ聞き続けるだけで、いつの間にか英語ができるようになるというものよりは説得力を持つはずです。

そこまでにやったことをこれから全て書いていきます。ご存知のようにかなり大変なことも書きます(例えば映画まるまる一本のディクテーションなど)が、決して「こいつは特別で自分とは違う」というふうに切り離してしまわないでください。

そう思った瞬間にここに書いてあることはあなたにとって意味がなくなります。全く同じことをしなくていいのです。僕が作ったトレーニングメニューの目指すところを汲み取っていただいて、自分に合う形にして採用してください。

どんなトレーニングでも「効果がある」と心から信じて取り組まないと意味がありませんから。

続きます。応援お願いいたします!
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.06 2007 文法苦闘編 comment12 trackback0

大人流

あしたのためのその132 「意識的な学習

前回、大人は子供のように無意識のうちに言葉を使えるようにはならないというお話をしました。それを可能にする言語習得能力がある年齢で失われるためです。

また、それに必要な時間を確保するのも難しいですよね。諸説ありますが、幼児は3歳までに少なくとも8000時間、母語のインプットを受けると言います。

大人がそれだけの時間、外国語のインプットを受け続けるのは難しいはずです。1日4時間聞き続けて2000日、つまり5年以上かかってしまいます。5年以上もいつか使えるようになることを期待して、ただ聞き続けるなんてあまり現実的な手段とは言えませんよね。

ですからよく言われるように、子供が言葉を獲得していくのにたどる、大量に言葉を浴びているうちに、いつの間に話せるようになり、その後に読み・書きができるようになるという「聞く→話す→読む→書く」というプロセスは大人には当てはまらないと思います。

子供が無意識のうちに身につける「文法」を大人は意識的に学ばねばなりません。文法を知らないと、無秩序に全ての文を覚えなくてはならなくなりますから。

上に挙げた「聞く・話す・読む・書く」という4つに「文法」を加えた5つのスキルをバランスよく学習する必要があるのです。できれば同時に。

もちろん大人が子供に勝っている点もあります。それは言葉を使って筋道を立てて物事を理解する能力です。その言葉とは僕たち日本人にとって当然日本語となります。これを使わない手はありませんよね。

要はせっかくこれだけ日本語を使えるのだから、英語の学習にも日本語での理解力を最大限利用しようということです。

ですから英語を英語のまま理解しようなんて高等なことはハナから頭にありませんでした。そういうことは最低限必要なことをしっかり身に着けたうえで探ればいいと考えたのです。最初の3ヶ月間はとにかく基礎体力・基礎知識をつけるという位置づけでしたから。

次回に続きます。

皆様の応援を励みに更新をしています。いつもありがとうございます。
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.05 2007 文法苦闘編 comment8 trackback0

大人と子供

あしたのためのその131 「習得と学習

具体的なトレーニング法の説明に入る前に、英語学習に対する僕の基本的なスタンスを説明させてください。

例えば日本語を勉強している外国人に、なんで「きれいだから」はよくて「美しいだから」はいけないの?と聞かれたとします。どう説明しますか?「違うものは違う」とか、「通じるから大丈夫」ではあまりにも不親切ですよね。

そこで次のように説明します。

「きれい」と「美しい」は意味は似ていますが、実は全く別の品詞に属する言葉なのです。「きれい」の正体は形容動詞で、終止形は「きれいだ」なのに対して、「美しい」は形容詞で、終止形もそのまま「美しい」となります。

理由を表す助詞の「から」には終止形で接続しますから、形容動詞の場合「きれいだ」+「から」で「きれいだから」、形容詞の場合は「美しい」+「から」で「美しいから」となるのです。

こうやって説明できる人は少ないかも知れません。でも説明できなくても日本人なら正しく使えますし、外国人が間違って使っていたら違和感を覚えるはずです。

このようなしち面倒くさいプロセスをいちいち経なくとも自然に使うことが出来る、これがネイティブスピーカーです。形容詞と形容動詞の判別などは一例に過ぎず、日々もっと複雑なことを自動的に、かつ大量にこなしているのです。凄いと思いませんか?

これは諸説ありますが、チョムスキーというアメリカの言語学者によると、人間には生まれつき「文法を習得する能力」が脳の中に備わっていて、生後数年間で母語の文法の大半を自動的に習得できるのだそうです。

上のような説明は中学校ぐらいであとづけで習うわけで、これを知ることでこの文法知識が使えるようになるのではありません。もちろんその説明によって知識が整理されて、正しく使えるようになるということはあるかも知れませんが。

ともあれこの「無意識のうちに身に着ける」ことを可能にするのが子供の言語習得能力です。

大人はこの点で子供に劣っています。ずっと触れているだけでその言語の文法的法則を無意識のうちに身に付けて、自動的に使えるようにはなりません。つまり僕たちが日本語を身につけたようなプロセスで英語を身につけるのは不可能なのです。

続きます。

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。次回は以上のことを踏まえて、では大人はどう英語を勉強していくべきかについて書きますので、また応援よろしくお願いいたします。
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.03 2007 文法苦闘編 comment15 trackback0

日常会話 VS ビジネス英語 2

あしたのためのその130 「日常会話の難しさ

前回からの続きです。

例えばトピックがハロウィンの回があります。そうすると「ハロウィン」=「クリスマスの二番煎じで日本に輸入しようとして失敗した不気味なかぼちゃ祭り」というぐらいの貧弱な認識しかない僕にとっては、ほぼ全ての単語が予想外のところから飛んでくるために、わからない言葉を文脈から推測するということが極めて難しいのです。

その上、「ハロウィンではパレードのための飾りつけを町を挙げてやるのだが、その責任者が持ちまわり制で、しかもその出来不出来で評価されるのでかなりプレッシャーを感じている」ということまで前提となっていたりするものですから、その文化を持たない者にとっては全く絵が浮かばない状態となります。

またある時は「census」が話題になりました。ある男性が「census」に興味を持っていなかったことで非難されるなど、ずっとその「census」を軸に話が展開するのですが、当時その意味を知らなかったために、最初から最後まで結局何について話しているのかわからなかった、という経験すらあります。

つまり日常会話の場合、話題が多岐に及ぶ分、「あーこの話だろうなぁ」と目星をつけて理解を補うことが難しいのです。

ですからトピックが限定されていないことから来る、語彙のバリエーションを含めた総合的な難易度は、「やさビジ」「どこでも」実はあまり変わらないように思います。

少なくとも僕の場合、スキットを聞き終わっての理解度はどちらも同じぐらいでした。まぁあくまでも個人的な感想ですが。要は「ラジオ英会話なめんなよ」ってことです(当時の自分に言っています)。「やさしいビジネス英語」「ラジオ英会話」どちらも難しく、そしてどちらも内容が素晴らしいです。

何はともあれ、その難しい日常会話を扱った「いつでもラジオ英会話」を使って音読トレーニングをしたのです。

1日1テーマ(つまり実際の放送では月から木の4回分)のペースで。映画のときは、全ての行程に3時間ぐらいかかっていましたが、さすがに量と難易度での負荷が減り、また自身の音読力もだいぶ鍛えられて、前よりも早く満足できる音読に達することができるようになったため、1時間ちょっとで収まります。

そこで残った時間で、他のトレーニングをすることにしました。

続きます。

皆さまの応援のパワーをひしひしと感じております。ありがとうございます。過去の記事がとても見づらいですよね。せめてそれぞれのカテゴリーを開けたときに、古い記事から順に現れるようにしたいのですが・・・色々試行錯誤してみます。
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.01 2007 文法苦闘編 comment10 trackback0
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プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

メールはこちらまで

著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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