英語独学虎の穴  2007年05月

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日常会話 VS ビジネス英語

明日のためのその129 「語彙の幅

「いつでもラジオ英会話」を2月の音読トレーニング(ディクテーション・シンクロ読み・高速読み)の教材に選んだというお話をしました。音読トレーニングの具体的な進め方については左のカテゴリー内「究極の音読を目指して」を参照してください。

映画というあれだけの難敵を最初にやっつけてしまったので、もしかしたらスラスラ聞き取れるんではないかという期待を持って臨みましたが、実際はそうではありませんでした。

映画の場合、聞き取れないのにも色々言い訳ができます。例えば、ささやいたり怒鳴ったり、極端に感情を込めたセリフは冷静に話しているときと比べて当然聞きづらく、また周りの雑音も入っていたりするなどの、英語とは関係ない「聞き取りの障害」となる要素が色々混じっています。

しかし「いつでもラジオ英会話」ではそういう言い訳ができません。スタジオで収録されているために周囲の雑音はなく、その上プロによってはっきり発音されているため、聞き取れないのは純粋に自分の英語力の低さによるものです。

「あんなにきついことやりきったのにそれほど力は上がってないんじゃないか」とかなり落ち込みました。そのときは「いつでもラジオ英会話」は入門編だと思い込んでいたのです。

でもその後に「やさしいビジネス英語」をやってみて、決してそうではないことに気づきました。

確かに「やさビジ」のほうが負荷は高いです。以前もお話したようにWPM(1分間に話される単語数)の数値が「やさビジ」は166、「いつでも」は159と、前者のほうが少し高く(つまりその分スピードが速い)、また一文ごとの長さも長いため、聞き取るのが難しいということは言えるかもしれません。

ですが「やさビジ」と「いつでも」の一番の差は、扱われているトピックの違いです。

「やさビジ」で使われている単語は難しいものが多いですが、そのトピックのほとんどが「職場で話題となることがら」であるという縛りがあります。

「スパムメール」や「オフィスカジュアル」など、日本でも話題となっていることで予備知識があったり、また、ビジネス用語には日本でもそのまま使われているものも多くあるため、むしろ単語の意味や文章の内容の推測が簡単なケースもあります。

ところが、「いつでもラジオ英会話」で取り上げているいわゆる日常会話の場合、話題は趣味や子供の学校の話、地域社会のことまで多岐に渡ります。当然使われる語彙も幅広いのです。

次回に続きます。

応援していただきましたおかげで順位が上がりました。おかげさまでいつもよりもはるかに多くの方に訪れていただいております。ありがとうございます。身が引き締まる思いです。
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.30 2007 文法苦闘編 comment13 trackback0

いつでも英会話

あしたのためのその128 「新カリキュラム

1月で映画「You've got mail」のディクテーションとシンクロ読みを終わらせたというお話までしました。

まだこれでさよならじゃありません。「You've got mail」のセリフ部分だけつなげて高速で読むと全部で45分ぐらいになります。2月になってからも英譜(音読ノート)を持ち歩いて、暇があると週1~2回ぐらいのペースで全編通し読みを敢行しました。

もちろんどんなに速く読むときも、それぞれのシーンを思い浮かべ、登場人物になりきって感情を込めながらの音読です。そしてその45分をいかに短縮できるかに挑戦したものです。全部で何回読んだでしょう。何度も繰り返したため、その頃は覚えてしまっているセリフもたくさんありました。

ただ、いつまでもその達成感の余韻に浸っているわけにもいきませんので、2月の新しいカリキュラムを考えることにしました。

ディクテーションとシンクロ読みに関しては一ヶ月間やってきて、かなりの手ごたえがあったので教材だけ変えて、引き続き勉強の中心に据えることにしました。教材の基準は映画のようにストーリーがあって、ネイティブスピーカーが自然なスピードで録音しており、なおかつスクリプトがきちんとついているもの。

特に対話形式になっているものは、日常会話でもそのまま使える表現が多く含まれている上に、日本人の苦手なイントネーションの練習もしっかりできるのでお勧めです。

以前もお話したように、2月は「いつでもラジオ英会話」(NHKラジオ英会話の過去の放送分を一本に収録したもの)を選びました。

いつでもラジオ英会話 いつでもラジオ英会話
マーシャ・クラッカワー (2002/03)
日本放送出版協会

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この本は上に挙げた条件の全てを満たしています。また、これに限らずNHKラジオ講座の本は、どれも重要な語彙・文法にも触れることができるよう工夫してあるため、この本をこなすことで欠けている知識の補充もできるのではないかと考えたのです。

正直、やる前はなめてました。なにせこっちは映画のディクテーションをこなしてきているんですから。こう言ったら失礼ですけどラジオ講座最高峰と言われる「やさしいビジネス英語」ならともかく、こんな楽しそうな表紙の教材でひっかかるわけないって。

それが大間違いであることに気づくのにそれほど時間はかかりませんでした。

次回に続きます。

たくさんの応援をいただきまして、本当にありがとうございます。大勢の方に支えられていたことを改めて知りました。またこのブログが多くの方にとって刺激になっていたことも。これだけの応援を受けていると思うと気合も入ります。これからもよろしくお願いいたします。
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.29 2007 文法苦闘編 comment10 trackback1

新しい旅立ち

あしたのためのその127 「ご挨拶

実はここ一週間、この先ブログを続けるかどうか迷っていました。もともと、英語の効果的なトレーニング法としてのシンクロ読み(ご存じない方は「究極の音読を目指して」をご覧下さい)を多くの方に伝えたい、という目標を持ってこのブログを始めました。そしてすでにそれについては書き終えました。

もちろん書くことはまだありますが、モチベーションをどう維持すべきか。

ふだん平均350人の方が訪れてくださいますが、誰もがコメントを下さるわけではないので、クリックの数で反応を知るしかないわけです。そこにきて前回のことがあり、面白くないと思われているものを、無理やり続けている意味が果たしてあるのだろうかと考えたのです。

もうやめようと半分以上決めていたのですが、たくさんの暖かい励ましをコメントやメールで頂きました。

また、最近になってこのブログの存在を知って、シンクロ読みをやろうと言ってくださる方も多くいらっしゃいます。もしここでやめてしまったら、この何ヶ月間の間に英語の勉強をしようと考えた人にしか伝わらないわけですよね。

ですからもう少しがんばります。こうなれば目標は一つ、それは「少しでも長くランキングの上位にい続けることで、一人でも多くの方に音読トレーニングを広める」ということです。そのためには皆様のご協力が欠かせません。

そこで一つお願いがあります。一日一回、応援のクリックをして頂けないでしょうか。もちろんとんでもなく面白くない場合はして下さらなくて結構です。「自分が押さなくても他の人が」って思うでしょ?ところが皆さんそう思われているんですよ。ただ今打率2分5厘です。せめて1割!1割の方がクリックして下さったら十分上位にいられるはずです。

さて、それでは心機一転またここからスタートです。このところ「どうやって勉強するか」というところから少し外れていたので、再び僕自身がどのように英語を勉強をしていったかをたどりながら、各スキルをどう伸ばしていくかについて見ていきたいと思います。

時は2003年2月にさかのぼります。

以前お話をしたように、1月は集中的に発音練習をしたあと、丸々「You've got mail」のディクテーション+シンクロ読みに費やしました。そして苦労の末、ようやく全てのチャプターを終えました。英語のド素人だった自分が映画丸々一本のディクテーションをやり遂げたのです。これは大きな自信となりました。

これによって劇的にリスニング力が上がったという実感ははっきり言って全くありませんでしたが、何しろ毎日3時間以上をこの「You've got mail」に捧げたんです。やった分の実力は着実についてきているはずです。

次回に続きます。
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.27 2007 文法苦闘編 comment21 trackback0

語学留学攻略法

あしたのためのその126 「失敗に導く要素

ここまで書いてきたように、留学したからといって必ずしも英語の上達が約束されるものではありません。むしろ満足できるだけの英語力を身に着けて帰ってくる方の数を考えると、日本で英語を上達させようとする場合とほとんど変わらないのではないでしょうか。

孤独を避けたいという気持ち、そしてそれに伴う日本語の誘惑は、日本でたくさんの友人に囲まれている現状では想像できないほど強いものだということです。本当に多くの方が擬似日本環境を作り出し、英語の学習に十分な時間を割きません。

使おうと思えばいつでも英語を使える環境にいる、ということが逆に作用することも考えられます。いつでも英語を使う機会があると思うと、案外安心してしまって必死になれないものなのかも知れません。

僕の場合も、英語圏で勉強していたら失敗していた可能性があります。「日本語に囲まれた環境で英語を学ばなければならない」という危機感が、緊張を保つのに大いに役立ったのは確かです。また、なかなか英語に触れられないからこそ、その貴重な機会を逃さないよう必死になるという好循環もあったのでしょう。

今回のシリーズ、なにも語学留学で失敗した方をおとしめる目的で書いているのではありません。

語学留学される方の中には、自分の夢をかなえようと一大決心をして、仕事をやめてまで行かれる方が多くいます。しかしせっかくそこまでして海外に行ったのに、思うような結果を得られないという方があまりにも多いという現実があるのです。

みんな英語は行けばなんとかなると思って留学します。そして結局どうにもならないのです。もしあなたの目的が英語の習得にあるのなら、やるべきことは一つです。留学前にしっかり英語の勉強をしてください。そして留学したら日本人とつるまないで毎日努力してください。

語学留学とは英語を学ぶ機会ではなく、日本で学んだものを実戦で磨くことでレベルアップさせる場だというスタンスでとらえるぐらいがちょうどよいと思います。

なぜかわかりませんが、昨日はブログ史上最高の400人を超える方に訪れていただきました。それだけ多くの方が海外留学に興味を持っているということでしょうか。しかしクリックしてくださったのは僅か10人・・・そら酒の量も増えますわぁ。
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.25 2007 猛虎十番勝負 comment18 trackback0

留学神話の崩壊

あしたのためのその125 「プチ日本

以前オーストラリアに遊びにいったとき、サーファーズパラダイスの近くのバックパッカーズに泊まりました。そこには数名の外国人旅行客と、たくさんの日本人ワーホリ組が滞在していました。

聞くと彼らは一年間オーストラリアにいてもうすぐ帰国するということでしたが、その英語力は驚くほど低いものでした。中にはオーストラリアの前にカナダにもやはりワーホリで一年いたという人もいました。つまり合計二年間英語圏にいるわけです。留学神話を信じていた僕にとってそれはかなりショックな事実でした。

二年間も英語に囲まれて生活してれば、さすがに英語できるようになるだろうって思うでしょ。野球選手のようにずっと通訳がいるわけではないのですから。でもならないのです。

夜になると外国人旅行客は早々に寝てしまったのですが、日本人たちはテラスで日本の音楽を大音量でかけ、夜遅くまで酒を飲んで日本語で騒いでいました。僕も次の日が早かったので寝ようとしましたが、あまりにもうるさくて眠れませんでした。

そのとき思いました。なるほどこれがその理由かと。この人たちはなんでオーストラリアまできてそんなことやってるんだろうって。日本をそのまま持ちこんでいるのです。

僕が英語の勉強を再開したときに、最初の3ヶ月間は必要以上の日本語を使わなかったというお話をしました。せっかくつかんだ英語の感覚が、日本語を使うことでリセットされてしまうのではないかという恐れを抱いていたからです。

でもそうは言っても限界があります。なにより仕事中は日本語を使わざるを得ないのですから。日本で社会生活を送りながら英語漬けになるのは、不可能に近いのです。

英語圏で英語を学ぶ際の一番のメリットは、その「自らを英語に浸す」ことができるという点です。逆にそれをしないで、学校にいるときだけ英語を使ってあとは日本語を使うのであれば、日本で英会話学校に通っているのとほとんど変わらなくなってしまいます。

せっかくのその機会(英語の勉強を再開したときはすでに30過ぎていましたから、そんなぜいたくな選択肢は僕にはありませんでした)を、一時の寂しさを紛らわすために逸してしまうのは、あまりにももったいないと思うのです。でも実際には海外に行く多くの人がこの道をたどっています。

もちろん全ての人が必ずしも、英語の習得だけを目的として海外に行くのではない、ということもわかっています。しかしもしあなたの目的が英語の習得にあるのであれば、日本人とつるむことでそれが妨げられる可能性があります。

アメリカの大学に行った僕の友人は、TOEFLの点数が足りなかったために最初に大学付属のESL(英語学校)に通いましたが、日本人が近づいてきても日本語がわからないフリ(どこでもアジア人は多いので簡単にごまかせます)をして、結局日本語を一度も使わなかったそうです。

これは極端かも知れませんが、この彼の姿勢は実を結びました。留学してもやはりワープはないのです。

「英語圏に行きさえすれば英語ができるようになる」という安易な留学神話を信じるのは危険だということ、わかっていただけましたでしょうか。このシリーズは次回で終わります。応援していただけると励みになります。
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.23 2007 猛虎十番勝負 comment5 trackback2

だめ!英語力ゼロ 留学

あしたのためのその124 「悲しい結末

昨日からの続きです。

英語を使う機会が極端に減り、このままではまずいと思い、せめて英語を使う仕事に就こうと職探しをしますが、そもそも英語で満足にコミュニケーションがとれないため、需要があるのは日本食レストランなど日本人の客を相手にする仕事だけです。

接客で日本語を使い、その上そういう職場で働くのはみな自分と同様、英語が苦手な日本人ばかりのため、自然と日本語を使う機会が増えます。「まあいいか」と流されているうちにリミットの1年が近づいているのに気づきます。

1年も海外にいて英語が上達していないと格好悪いので、「せめてTOEICのスコアだけでも上げなくては」と焦ってTOIEC専門校に通います。しかし学校とは名ばかりの問題をただ解くだけの日々に「これってわざわざ留学しなくても一人でできるな」と考えたくないことが頭をよぎります。

そしてなんとかTOEICで700点とって日本に帰ったものの、一年の離職期間という不利があって700点では、望むような英語を使う仕事を見つけることは現実的に難しく、仕方なく英語とは関係のない仕事に就きます。

もともと英語がしっかりと身についていない上に、まったく英語を使う機会もないのでどんどん英語はできなくなり、しまいには留学していた過去を隠すようになってしまいます。そして「あの一年はなんだったんだろう」としみじみ思い返すのです。

何がいけなかったのでしょうか。

それは英語の勉強をしていかなかったことです。現在語学留学をお考えの皆さん。「行けばなんとかなる」というのは大きな間違いです。このブログで紹介している「音読トレーニング」をしっかりやって、日本にいる間にリスニングの下地を作ってから行ってください。

自分で自由に話せなくても、相手が言っていることが理解できるということが、いかに日々の生活を助けるか思い知るはずです。またしっかり基礎を身に付けていけば、英語の伸びも違います。きちんと準備していけばあなたの留学生活は、ここに書いたものとは180度違ったものになるのです。

すでにうっかり準備なしで行ってしまった方。必死でやってください。そして本気で英語を上達させたいと考えるなら、日本人とつるむのはやめましょう

ここに書いたようなシナリオで失敗してしまった方。まだチャンスはありますよ。日本でも英語の勉強はできるのですから。その苦い経験から目をそらさずにきちんと向き合えば、きっと次に頑張るためのパワーになるはずです。

英語の勉強をしないで留学をしようとしているお知り合いをお持ちの方、ぜひこのブログを紹介してあげてください。応援していただけますと励みになります。
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.21 2007 猛虎十番勝負 comment8 trackback0

英語力ゼロ 留学

あしたのためのその123 「語学留学の甘い罠(わな)

最近「英語力ゼロ 留学」というキーワードでこのブログにたどり着く方が何人かいらっしゃいます。まさかそんな無謀なことを本気で考えてはいないですよね?

以前、留学をすれば英語を使い放題だと書いたことがあります。しかしそれも心がけ次第です。留学さえすれば苦労せずに英語ができるようになると思ったらこれもまた大間違いです。

今日は海外生活に希望を抱いて語学留学をする多くの方が陥りがちなパターンをご紹介します。甘い幻想を打ち破るためにかなり厳しいことも書きますが、用心していないとかなりの確率でこうなります。気をつけて下さい。なお、ここでは前回も少し触れたワーキングホリデー(ワーホリ)を利用した語学留学について書きます。

まず一番やってはいけないのは「行けば英語はなんとかなる」と考え、英語の勉強をまったくしないでいきなり留学をしてしまうことです。しかし実際にはほとんどの人がこれにあてはまります。

そして留学エージェントのお世話になって、大金と引き換えに学校や部屋探し、そして銀行の口座を開くお手伝いまでしてもらって生活環境を整えます。現地の事情を知らないためにここでかなりぼられます。あとになって、ちょっと英語ができれば全て自分で、しかもただでできたことだとわかりますが、「安心をお金で買ったのだ」と自分に言い聞かせます。

その多くが英語学校に通いますが、全く先生の説明がわからず(というより英語そのものが聞き取れず)に次第に孤独に耐えられなくなり、日本語が通じる友達とつるむようになります。前回も書いたように特に下のクラスは日本人だらけですので、友達には困りません。

家に帰っても最初は我慢してテレビやDVDを見ながら英語に慣れようとしますが、あまりにもわからなすぎてそのうち嫌になって、インターネットで日本語のサイトを読み、メッセンジャーで日本の友達とチャットを始めます。次から次へと友達がサインインしてくるためにやめるタイミングを見失ってしまい、結局一日の日本語を使う量が、日本にいるときとほぼ変わらなくなります。

英語学校にはだいたい3ヶ月間通います。2ヶ月目ぐらいから単語がいくつかわかるようになって、3ヶ月目に入ってようやく少し聞き取れるぐらいになり、さぁこれからというところで卒業を迎えます。

卒業してしまうと、そこまでに積極的に外国人(ネイティブスピーカーに限りません)の友達を作っていない限り、英語を使う機会は極端に減ります

次回に続きます。さてこの後どうなってしまうのでしょうか。

いつも応援していただきましてありがとうございます。
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.20 2007 猛虎十番勝負 comment7 trackback0

最後のメッセージ

あしたのためのその122 「受験と音読 最終章

12回に渡って続けてきた中高生に対するメッセージも今日で最後です。

前回までは情報の受信を中心にお話してきましたが、当然こちらから発信もできないといけません。

実は去年カナダを訪れ、そこでたくさんの外国人と話をする機会を持ちました。話題は多岐に渡り、国際情勢の話にもなったのですが、彼らと会話する中で一番ショックだったのは、僕が話をしたその誰もが、日本が憲法によって戦争を放棄していることを知らなかった、ということです。

その話をすると誰もが驚きました。特にアジアの方々はなかなか信じてくれませんでした。そこで僕が説明をしなかったら、少なくともその人たちにとって日本は、いつまで経っても「金は出すけれど犠牲を払わない国」のイメージのままだったわけです。

「いつかきっとわかってくれるだろう」と待っているだけでは伝わらないんですよね。こちらから出て行って、僕たちの国のことをわかってもらうように言葉を尽くして説明しなければ。彼らに伝わる言葉で。

もう一つ残念なお知らせを。滞在中、多くの外国人に一番よく言われたのが、「君は日本人なのに、どうして英語ができるんだ」という言葉でした。

ご存知かと思いますが、カナダはワーキングホリデー(一年間滞在できて、その間労働もゆるされる制度)を認めており、たくさんの日本人がいます。そのほとんどが英会話学校に通っているのですが、下のクラスは日本人で占められており、日本人の英語力が低いというのはもはやカナダにいる外国人の間で常識になってしまっているのです。みんな最低でも6年間の英語の授業を受けてきているのに。

こんなになめられてていいのでしょうか。相手の話がまったく聞き取れない、自分の言いたいことを言えない。とにかく日本人は会話で極端に弱いのです。

これも音声面を切り離して英語の知識の勉強をしているおかげです。10年以上の空白を含め、ずいぶん遠回りをしてしまいましたが、ようやく「使える英語」を身に付けるための方法にたどり着くことができました。それを一人でも多くの方に使ってもらいたいのです。それもなるべく早いうちから。これだけしつこくメッセージを送るのはそのためです。

6年以上も費やして外国人からなめられる程度の英語力しか得られないなんて悔しいじゃないですか。今やっている勉強に少し工夫を加えれば、将来も使えるようになるんです。書店に行けば教材もたくさんありますし、ネットで無料の教材も手に入ります。それらの教材を使ってどう勉強するかも時間をかけてお話してきました。

でもね、勉強する皆さんの意識が変わらないと、結局は変わらないのです。日本の将来はみなさんにかかっています。がんばってくださいね。

長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。これで中高生へのメッセージは終わります。応援して頂けると励みになります。
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.18 2007 受験英語を実戦英語に comment5 trackback0

ありのままのメッセージ

あしたのためのその121 「受験と音読 番外編2

前回からの続きです。

考えてみると全部そうなんですよね。日本語しかできない限り、海外からの情報は全て誰かの解釈を経たものを事実のように受け入れるしかないんですよ。もちろん友人のそのときの通訳も、彼の解釈を経たものです。今となってはどちらが正しかったか検証もできませんが。

英語にはまったく興味はありませんでしたが、その頃から洋楽や洋画は好きでした。例えば好きな曲があって、その曲が何を歌ったものであるか知りたいときには、歌詞の対訳を読むわけですが、それも英語のできる誰かが訳してくれたものです。もちろん映画を見るときは字幕が頼りです。

その場合、それを訳した方がそれらの作品をどう受け止めたかが、どうしたって自分とその作品の間に入ってしまうわけです。直接その生のメッセージに触れることはできません。

海外からのニュースだって、すでに誰かによって翻訳された形で入手しますよね。毎日これだけ大量の英語をもとにした情報に触れながら、実際には意識することなく英語ができる誰かの解釈を通して手に入れているんだということです。誰かがすでに「これは知らせてよい」と判断を下したものを加工された形で。

すると単に翻訳をする方の受け止め方や、あるいは長嶋氏のケースのように好意によって情報が形を変えるだけでなく、力を持つ方々にとって都合が悪い部分が、圧力によって削除されたり歪められたりする可能性も否定できないわけです。それはいやだな、直接わかるようになりたいなと思ったんです。

前にもお話したように、英語が出来れば世界の情報のかなりの部分をカバーできます。翻訳されるまで待つことなく、誰にも加工されていない生の情報に直接触れ、それらが必要かどうかを自分で選別することも可能になります。もちろん、その英語の情報もすでにコントロールされている可能性もありますが、少なくとも情報のチャンネルは広がるわけです。

そういうことを考えている時に例のoasis事件(「あしたのためのその10」をご覧ください)があって、「もう一度英語をやり直そう、そして効果的な勉強法を見つけてそれを広めよう」と決心したのです。

みんなが英語をやる必要はないと思います。ここまで書いてきたように、英語をまた一から始めて使えるようになるには、大変な時間と努力を必要としますから。誰かが訳してくれたものを楽しむという選択肢だって当然あっていいはずです。

ただ、どうせやるなら、最初からそれを使える形で学んだほうがいいということです。そして嫌でも英語を学ぶ時間がある中高生は、とくにそうしてほしいのです。問題が解けるようになることを目的にしないで。

次回に続きます。

ずいぶん順位が下がってしまいました。ちょっと話題が硬いですかね。あと一回だけお付き合いください。応援していただけると励みになります。
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.16 2007 受験英語を実戦英語に comment4 trackback0

長嶋と英語と通訳と

あしたのためのその120 「受験と音読 番外編

もう終わるつもりでしたが、もう少し言わせてください。前回の話では大きすぎてピンとこないよと言う中高生の皆さん。

漠然とあんな風に考えながらも、実は僕もそんなめんどくさいことは僕以外の誰かがやればいいと思ってました。英語は相変わらず人気でしたから。

「英語をやり直そう」と思うようになったのは、もっと身近な出来事がきっかけです。以前メジャーリーグのスーパースターだったバリー・ボンズが来日して長嶋茂雄氏のインタビューを受けました。もちろん長嶋氏は英語ができないので通訳つきです。

僕はたまたまアメリカの大学・大学院を卒業した、英語ができる友人と一緒でした。そのときのボンズは時差ぼけもあってか、傍目(はため)にもわかるほど機嫌が悪く、日本のスーパースターの質問にもぞんざいに答えていました(のように見えました)。

メジャーリーグがお好きな方はご存知かもしれませんが、しばしばチームメイトとの不仲が伝えられるほど、もともと彼は他人に対してあまり友好的、協力的ではありません(不思議なことにジャイアンツ時代の新庄にだけは唯一やさしく接していたそうですが)。

そしてそのインタビュー中、長嶋氏の現役当時のバッティングの映像を見て(見せられて)、「引っ張ってばっかりだなぁ」とか「これで本当にホームラン打てたの?」などと長嶋を神と崇める日本のマスコミが聞いたら怒り狂うであろうニュアンスのことを言ったそうです。

にも関わらず、そのときの通訳の方はそれをそれぞれ、「豪快なバッティングですね」、「シュアに打ち分けるテクニックもあったんですね」と、その場の空気を乱さぬよう、とても好意的に長嶋氏には伝えていたんです。

通訳を通してそれを聞く長嶋氏は、当然いいことを言われていると思っているので、物凄くいいご機嫌なわけです。それがまた滑稽(こっけい)で、僕は友人の解説を聞きながら大笑いしていました。

そのときハッとしたんです。もしかしたら自分も同じなのではないか、たまたま英語ができる人間に教えてもらったからその滑稽さがわかったけれど、いつもは画面で満足そうにしている長嶋氏と同様、加工された情報を本物だと思って受け取って満足しているのではないか。

次回に続きます。

皆様のその何気ない一票が、もっとがんばろうという気力を与えてくれます。ありがとうございます。
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.14 2007 受験英語を実戦英語に comment13 trackback1

受験と音読 その9

あしたのためのその119 「若人へ

中高生に対してのメッセージも二回で終わる予定でしたが、例によってどんどん長くなってしまいました。僕や他の多くの大人と同じような失敗をしてもらいたくないのです。受験テクニックだけ身に着けたってしょうがないですよ。枝葉よりも幹を太くしてください。

実は僕は英語が大嫌いでした。試験科目としては得意でしたが、「これだけ時間とお金をかけてなぜ皆が英語を習わなければならないのか、英語民だけがその労から解放されるのは不公平じゃないか(まぁ彼らも外国語勉強しますけどね)」という思いから、あくまでも試験科目の一つと割り切って英語をこなし、大学受験が終わったのちすっぱりと手を切ろうと決め、実際にそうしたのです。

ですが、大学に入ってみて主要な論文のほとんどが英語で書かれている事実を目の当たりにしました。そしてその後に世界を席巻したインターネットでも、やはり英語が中心となっています。それらの情報が日本語に翻訳されるまで待っていると、情報面で世界に置いていかれる可能性がありますよね。

また言うまでもなく、世界の話し合いの場では英語が共用語とされています。その中で武力を持たない日本が対話力でも劣るとすると、それは国際社会の中での日本の立場も低下させかねません。

そうやって考えると、やっぱり英語は出来たほうがいい、と今は思います。でもどうせやるなら使える形で学ぶべきですよね。

対話を意識すれば、今までのように文章をゆっくり読んで理解できるだけではだめで、相手の意見をリアルタイムできちんと理解し、こちらの考えを論理的に伝えるだけの英語力が求められます。となると、当然英語の勉強の方法もこれまでと変わらなくてはなりません。

常に実際のコミュニケーションを念頭に置いた英語を、と繰り返すのはこのためです。音声面をしっかり鍛えてその下地を作ってください。

もちろん、理解するだけでは対話としては不十分ですから、こちらから発言できるようになる必要もあります。そのためには上にも書いたように自分の考えを英語で正確に表現できなくてはいけません。どうやってアウトプットの力を向上させるかについても、いつかこのブログで触れられればいいなと思っています。

そして忘れてはならないのは、どんなに英語力があっても、発信できるだけのものが自分の中になければ無駄だということです。たくさん本を読んで論理的思考力と表現力を身に付けてください。国語は本当に大切です。日本語で自分の考えが言えないようでは英語で言えるわけありませんものね。

全国の中高生の皆さん、がんばってくださいね。そして全国の中高年の皆さん、まだまだ遅くありませんよ。僕だって30超えてから始めたんですから。負けずにがんばりましょう。
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.12 2007 受験英語を実戦英語に comment8 trackback0

受験と音読 その8

あしたのためのその118 「大学生も大変

少し前のものですが、asahi.comでこんな記事を見つけましたので引用させていただきます。ソースはこちら http://www.asahi.com/life/update/1208/009.html

以下引用

2年生半数、留年危機 英語力検定が壁 横市大の学部

 横浜市立大学(横浜市金沢区)で、05年春に誕生した国際総合科学部の2年生の半数以上が留年の危機にひんしている。同学部の学生の英語力を就職時の売りにしたい大学が、英語力検定として国際的に使われているTOEFLで500点以上取ることを3年進級の必修単位にしたが、それが大きな壁として立ちはだかってしまった。

 「1年のときは余裕だと思っていたが、後がなくなりいまは必死。すでに進級をあきらめた友人もいる」。500点に達していない2年生の男子学生(19)は、大学の図書館やLL教室で連日英語漬けだ。

 「TOEIC600点以上」「英検準1級」でも進級を認めているが、1期生の2年生約740人のうち、到達した学生はまだ357人。

 商、国際文化、理の3学部を統合し、国際総合科学部を新設した大学は「国際社会で通用する人材の育成」を掲げている。「TOEFL500点」は英語教育の充実度を示す象徴として、学外にPRもしてきた。

 予想外の未達成者の数に、大学も頭を悩ませている。このままだと留年者が出るのは避けられないし、点数を緩めれば学部の評判が落ち、志願者減につながりかねない。このため、この夏には2週間で67・5時間もの補習を実施した。

 藤野次雄・国際総合科学部長は「TOEFL500点は専門知識を大学で学ぶうえで出発点でしかなく、基準は緩められない。勉強方法での支援しかできない」と話す。大学が今年度中に実施するTOEFLの検定は、今月16日と2月の2回のみだ。
     ◇
 〈キーワード:TOEFLとTOEIC〉 TOEFLは64年に始まり、世界で毎年約80万人が受験する。入学判定などに使う大学は5千以上に上る。インターネット版もあるが、横浜市立大学が使っている団体向けのペーパーテスト、TOEFL―ITPは最高点が677点。79年から始まったTOEICは英語のコミュニケーション能力を評価するテストで、最高点は990点。世界で年間約450万人、国内でも約150万人が受験し、約2600の企業や学校が採用条件や単位認定などに使っている。


引用ここまで

いかがですか?生徒の皆さんの苦労が伝わってきますよね。もちろん条件の決め方などに問題はあるでしょうが、少なくとも中学、高校とコミュニケーションを意識しない英語の勉強を続けていると、その後の修正が難しいということは、この記事からも読み取ることができるのではないでしょうか。

現行のTOEFLではスピーキングとライティングも測られるため、アウトプットの能力を向上させるための努力もしなくてはなりませんが、TOEIC600点ならば、最初から音読を中心としたトレーニングを積んで、リスニングの下地を作っておけば十分にクリアできるはずです。

受験が終わってからまったくゼロからリスニングを勉強し直すよりも、現在の勉強を将来に生かす工夫をして欲しいのです。ここまで書いてきたことをぜひ実践してみてください。「頭で理解したことを正しい発音で何度も口に出すことで体で覚える」が基本です。スピードの意識もお忘れなく。

「中高生に音読を」キャンペーンも次回で終わります。どうぞみなさん、応援ください。
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.10 2007 受験英語を実戦英語に comment11 trackback0

受験と音読 その7

あしたのためのその117 「音読がもたらすもの

前回の記事で、音読に関して「正しい発音で、かつ速く」というお話をしましたが、それについて少し補足させてください。

実際にはネイティブスピーカーは、機能語群を発音する場合など、一つ一つの単語を正確には発音しません。このブログの「音の化学変化」の項を読んでいただくとわかるように母音を省略したりあいまいに発音したり、子音を脱落させたりします。

その場合は、それぞれ単語の発音の正確さにこだわらず、ネイティブが読むようにまねして読んでください。そうでないとスピードについていけないはずです。とにかく彼らの読み方が基準となります。

リーディングの教材はネイティブスピーカーによって録音されたCDがあるものを選んでください。

速読英単語やDUO(ともにCD別売り)などの単語を文脈で覚える形式の参考書を使って、一日一パッセージのペースで音読トレーニング(ディクテーション・シンクロ読み・高速読み・シャドウイング)を積めば相当力つきますよ。必要な単語も同時に覚えられて一石二鳥です。

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風早 寛 (2004/11)
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他の科目の勉強との兼ね合いもあるので、そこまで英語に時間を取れないという人も、最低1ヶ月やってみてください。特に長文問題では、目先を変えるだけの設問にはびくともしない底力がつきます。

実際に僕が現在教えている高校生(三年生)は教えはじめてまだ3ヶ月ですが、どんな文章でもコンスタントにWPM190で音読できるようになっています。もちろん発音だけでなく、リズムやイントネーションもネイティブのそれに近づけてです。そりゃあれぐらいの年齢でこうやって音読を中心にした勉強法で学べば、吸収は早いですよね。

結果リスニング力も伸びました。すでにセンター試験レベルのリスニングではつまづきません。彼は大学受験突破だけでなくTOEIC900突破をも目指しています。

もちろん文法問題やリーディングの問題に関しては、TOEICと大学入試では狙われるポイントが異なるので、その面でのアジャストは必要でしょう。しかしこのままみっちりトレーニングを積んで地力をつけていけば、あとは問題形式に慣れさえすれば十分に可能だと思っています。

何よりこうして身に着けた英語は受験だけで終わりません。将来に渡ってずっと使えます。こういう意識を持って臨めば、ただ受験だけを目指す場合とは結果が違ってきますよね。

少なくとも大学生の頃の僕と違って、ネイティブスピーカーの英語をかなり高いレベルで聞き取ることができるはずです。

大学入学の時点でそのレベルの英語力があれば、人生はどんなに違っていたことでしょう。まぁ今さら言ってもしゃあないので若い人に広めることに情熱を燃やしています。同じ時間をかけるなら、使えるもののほうがいいですよね。

「中高生に音読を」キャンペーン、ぜひ応援お願いいたします。
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.08 2007 受験英語を実戦英語に comment2 trackback0

受験と音読 その6

あしたのためのその116 「長文対策だってもちろん

そしてリーディングです。リーディング力を高めるには「精読」と「速読」という2つの面からアプローチする必要があります。

まずは時間をかけて知らない単語を調べ、じっくり各文の構造をとらえて正確に意味を把握(精読)した後に、その文章全体を出来るだけ速く読みます(速読)。この速読を音読でやるのです。

音読時には、語順を並べ替えて正確な日本語訳を作る暇はありませんので、英文の意味を頭からとらえていくことになります。この練習は必ずやってください。

初見で意味がとれるぐらい簡単なもの、あるいは精読を経て理解できるようになったものを、頭から意味をとらえながら速く読む練習を積むことでスピードの中で英文を理解することができるようになります。

将来英語を会話で使おうとする場合、スピードの意識は欠かせません。以前このブログでもお話ししましたが、実際の会話では相手の話を理解しながら、同時にどう返事するかを考え、それを英文にして返すというプロセスを必要とします。

純粋にリスニングだけに集中できない状況では、理解のスピードそのものを上げる必要があるのです。普段からスピードを養成していないことが、会話に対処できない最大の原因であると思います。自分にとって心地よいスピードでゆっくり音読していては、聞き取る際の理解のスピードも遅いままになってしまいす。

ですから長い文章を読むときだけでなく、前回お話した構文の音読・暗唱の際も、まずはネイティブスピーカーの音声にぴったりシンクロさせて読む練習をしてほしいのですが、それができるようになったらその手本の音声よりも速く読むというトレーニングを加えてください。

正確な発音で、かつ速く!です。もちろんその英文の意味を頭の中で重ねながら読みます。

このブログで時間をかけて説明してきた「シンクロ読み」の練習を積んで、さらに「高速読み」までやればリーディングのスピードも上がります。どうしたって最初は頭の中で音読してしまうわけですから、黙読のスピードを上げるには、音読のスピードを上げるしかありません。

そして音読のスピードを上げるには、個々の音の発音を学んでカタカナ英語から無駄な母音を抜き、ストレスのない母音をシュワで発音し、音の科学変化を学んで子音と母音を連結させることができるようになる必要があります。

いきなりは無理でしょうが、このブログの「音の化学変化」の項を参考にしながら、とにかくネイティブスピーカーの読み方を真似してください。

みなさんに応援していただいたおかげで、昨日より順位が上がりました。この調子で上に行けば、より多くの中高生の目にも触れるでしょうし、それによって音読を広めることもできると思います。本当にありがとうございます。それにしても上位の方のブログの得票数の凄さって…
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.06 2007 受験英語を実戦英語に comment5 trackback0

受験と音読 その5

あしたのためのその115 「文法だって音読

ここ数回に渡って、中高生が学校で学ぶ英語を将来使えるようにするためにどうするべきか、ということについて書いています。お気づきとは存じますが、ここに書いてある勉強法は当然、大人の方が英語学習をやり直す場合にも当てはまりますので、ぜひご参考になさってください。

前回、単語を覚える際に、正確な発音で口にしながら紙に書いて覚えたほうがいいというお話をしましたよね。

正確に発音するためには最初に発音記号をしっかり覚える必要があります。面倒くさいでしょうが、一度発音記号を覚えて、それぞれの記号がどの音に対応するかを学んでしまえば、初めて見る単語でも正確に発音できるようになりますので必ずやってくださいね。

アイオワ大学のホームページで、英語の発音を目と耳で知ることができるソフトを無料で公開しています。発音記号もきちんと表示されます。詳しい使い方を書くと長くなってしまいますので、適当にいじりながら学んでください。

http://www.uiowa.edu/~acadtech/phonetics/english/frameset.html

また下のサイトでは、「Enter a word or phrase」というところに単語を入れて、スピーカーのマークをクリックすると、ネイティブスピーカーが正しく発音してくれます。

Merriam-Webster

単語を覚える際は、アクセント(ストレス)の位置を常に意識してください。普段からここをしっかり意識しておくと発音問題で落とさなりますし、それよりも何よりも、会話ではこのアクセントの位置がずれていると、発音が合っていても通じません。特に「イメージ」や「パターン」のように外来語として日本語になっているものは注意が必要です。

文法も基本的には単語の勉強と同じです。文法事項を頭で理解したら、例文を何度も正しい発音で読んでください。できれば目をつぶって暗唱できるまで。下記の本はCD付きですので、そのトレーニングにもってこいです。文法をすっかり忘れてしまったという大人の方にもぜひ。

英語重要構文400―CDつき体で覚えるデータベース 英語重要構文400―CDつき体で覚えるデータベース
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文法の問題を解く場合も、解いて終わりにするのではなく、答え合わせ時に必ず正しい発音で何度か読んでください。こちらも軽く暗唱できるまで。とにかく正しい発音で口に出すことです。頭で理解した後に何度も正しい発音で復唱して体で覚える、これの繰り返しです。

このブログでずっと書いてきているように、カタカナ発音で頭に入れている限り、実際の会話ではネイティブスピーカーによって発音された英語と、自分の頭の中の英語とが結びつきません。

使えない英文を増やすよりも、使えるものをストックしていったほうがいいですよね。そのためにはインプットをできるだけネイティブスピーカーのそれに近づけて行う必要があるんです。まずは個々の音を正確に発音できるようにし、そしてネイティブスピーカーが読むように細部までこだわって真似して音読してください。

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.05 2007 受験英語を実戦英語に comment14 trackback0

受験と音読 その4

あしたのためのその114 「まずは発音から

中高校生の皆さん、受験は受験として割り切ってこなして、英語を使えるようにするのは大学に入ってからでいいなどと夢にも思わないでください。多くの大人たちが苦労している現状を見てください。わらにもすがる思いで高額な英語教材に殺到している状況を。

一度身についてしまったものをゼロにして、また新たに正しいことを学ぶのは本当に大変です。プログラムのアンインストールのようにクリック一つで出来るものではありません。長い時間をかけて身に付けてきたものを「ゼロにする努力」をしなくちゃなりません。無駄だと思いませんか?

これが高3の12月ならさすがにまずいでしょうが、今なら十分間に合います。そして受験向けの英語の勉強をしながら、将来実戦で使うための英語力も同時に養うことは十分可能です。

せっかくそれだけ英語に触れる時間があるんですから、今やっている勉強を無駄にせず将来使えるように工夫したほうがいいですよ。では使える英語にするためにはどうするか?全てを口に出すんです。正しい発音で。

そのためにはまず発音の勉強です。学校の英語の先生がきちんと発音を教えてくれる場合はいいのですが、そうでない場合は自分で参考書を買うなりして発音を学ぶ必要があります。

UDA式30音」や「英語耳」など、発音時の口の形が絵や写真で説明されており、ネイティブスピーカーの声で収録されたCD付きの参考書を使って勉強してください。

英語のリスニングは発音力で決まる!―UDA式30音練習帳 英語のリスニングは発音力で決まる!―UDA式30音練習帳
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一週間も集中してやれば子音と母音の発音の基礎は学べますので、あとは毎日5分程度の発音のトレーニングを、普段の勉強メニューに入れて体で覚えてください。その上で普段の英語の勉強をします。

まずは単語です。単語を覚える際、目で見るだけで覚えようとするよりも発音し、手で書いたほうが記憶に残りやすいですよね。その発音をする時にカタカナ発音ではなく、常に正しい発音で口に出すようにしてください。

次回に続きます。

ゴールデンウィークで、親戚の中学生・高校生にお会いになる機会もあるかと存じます。その折に「おい、音読やってるか?」と聞いてみてください。そこで「どうしたの、そんなに怖い顔して。音読なんてやってるわけないじゃん。ばかばかしい。」と言うようであれば、このブログを紹介してあげてください。「中高生に音読を」キャンペーン、ぜひ応援お願いたします。
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.03 2007 受験英語を実戦英語に comment7 trackback0

受験と音読 その3

あしたのためのその113 「発音+音読=?

もちろん音読の大切さを主張しているのは僕だけではありません。リスニングを伸ばそうと真剣に考えるほど、そこに行き当たります。普通の音読だけでも十分に効果はありますが、発音を学んだ上で正しいフォームで「より質の高い音読」をすればなおいいです。僕が「音読」と言うときは常にこの「質の高い音読」を指しているとお考えください。

しかしこれだけ大切なことでありながら、学校では教えず、真剣に英語を勉強したいと考える者だけが、卒業したあと自分で気づき、一人で学ぶしかない。これではあまりにも不親切ではないでしょうか。

僕が学校を卒業したのは大昔ですが、現在でもあまり状況は変わっていません。僕が知っているどの高校生も、個々の音の発音はなんとなく知っている(出来るわけではありません)程度で、子音と母音の連結やあいまい母音にいたっては存在さえも知りませんでした。

なぜ教えないのでしょうか。英語を実際の発音とかけ離れた音で教え続けることになんのメリットがあるのでしょうか。逆にそのデメリットは計り知れません。‘Where are you going?’を聞き取れない日本人を増やすだけです。最初からネイティブスピーカーが発音するように‘Where are you going?’を頭に入れておけば、実戦でも聞こえますよ。

教えるべき文法事項を一つ削ってでも発音訓練を最初に集中的にするべきだと僕は思います。発音を学んだ上で、それぞれの文法事項を理解し、それに関連したたくさんの構文を正しい発音で実際に口に出しながら覚えることで、それらが「使える形」でストックされていきます。

そして最初に集中的にかつ徹底的に発音を教えるというプロセスを加えるだけで、現行の文法中心のカリキュラムとも十分に共存させることができるはずです。音読に時間を割けないのであれば、正しい音読の方法を教えて、自学の時間をそれに費やすように指導すればいいのです。

もちろん生徒が音読を上達させられるよう、教師が適宜チェックしてアドバイスをすることは不可欠です。またそれができるだけの力量のある教師も求められます。そのためには英語教師自身もきちんと発音を学んで、人に教えられるレベルにあることが最低限必要ですが(実はここが最大の問題のような気がします)。

せっかく大量の英文に(強制的にでも)当たる機会があるのに、それら全てをカタカナ発音で読んでインプットしていくのはもったいないですよ。まじめにインプットすればするほどカタカナ発音が強固に頭にこびりついて修正が難しくなります。僕がそうだったように。

発音+音読=「質の高い音読」の必要性、皆さんも周りの中高生に説いてください。応援お願いいたします。
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.02 2007 受験英語を実戦英語に comment1 trackback0
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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

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