英語独学虎の穴  2007年04月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

受験と音読 その2

あしたのためのその112 「前提

昨日もお伝えしたとおり、今日は中高生のみなさんが、普段の英語の勉強に音読をどう取り入れるべきかを書くつもりでいましたが、昨日の記事の中の「カリキュラムに問題がある」という記述に対して強い反論がありましたので、それを書いた僕の考えを述べたいと思います。以前書いたものと重複する部分がありますが、ご了承ください。

このブログをずっと読んで下さっている方はご存知のことと思いますが、僕は英語の勉強を10年ぶりに開始するにあたって英語を上達させることに成功した日本人の本を読み漁りました。その中の一つに長谷川滋利さんが書かれた「メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法」があったのです。

その本の中で彼は、「学生時代とても英語が得意だったのにも関わらず、アメリカ人に言われた‘Where are you staying?’がまったく聞き取れずにショックを受けた」という体験を語っていました。

それを読んで、まさにこれこそ日本で英語教育を受けたほとんど全ての日本人に当てはまる問題点だと思い至ったわけです。字にしたらわかるのに、ネイティブスピーカーにそれを発音されるとまったく聞き取れない。

それは、全ての英文をカタカナで頭にインプットしているためではないでだろうか。つまりカタカナで頭に入れている限り、ネイティブスピーカーに発音された英語と、自分の頭の中に入っている英文との間にギャップがありすぎて、それらが結びつかないのではないだろうか。

そこで英語の勉強を再開した際は、なるべくネイティブスピーカーの発音に近づけてインプットしようと試みたのです。でも本当に大変でした。

そうするためには個々の音を正確に発音できるようになることはもちろん、カタカナ英語にある無駄な母音を排除したり、ストレスのない母音をあいまい化させたり、子音と母音が連結したりすることを学ぶ必要があったのです。内容語と機能語とのスピードの違いやイントネーションの大切さもそうです。

自分で発音を最初に集中的に特訓し、ネイティブスピーカーの発音を真似て音読を重ねることで上記の音読に必要な要素を体で覚えるよう努めました。苦労しましたが、その結果ものすごくリスニングが伸びました。それまで単なる雑音にしか聞こえなかった音のかたまりの正体が正確にとらえられるようになったのです。

これらのことを最初から知っていればどれだけリスニングが楽だったか。でも学校では結局最後まできちんと発音を習わずじまいでした。ですから英語を再スタートしたときに全て一から自分で学ぶしかなかった。それで思ったんです。英語学習の最初の段階にこういうことをきちんと学んで、その上であの大量の英文にあたっていたら、どれほど結果が違っていただろうって。

次回に続きます。

いつの間にか、全ての読者の方がここまでの記事をずっと読んでくださっていることを前提に書き続けてしまっていましたが、その日の記事から初めてご覧になる方も多くいらっしゃるんですよね。ですからそれを念頭に置いて、誤解を与えてしまわないように細心の注意を配って書く必要があるんだと悟りました。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記



スポンサーサイト
.30 2007 受験英語を実戦英語に comment6 trackback0

受験と音読

あしたのためのその111 「もっと声を!

最近、メールを通じて英語の勉強法についての質問を多くいただいています。その中に高校生からのメールもかなり混ざるようになってきました。

ほとんどの方がこのブログで紹介してある方法で英語を勉強しようと思うのだけれど、受験との兼ね合いもあるのでそこまで音読に時間をかけていいものかという不安を口にされます。

結論から言います。ぜひやってください。むしろやらないと、今学んでいることを将来使えるようにはなりませんよ。

もともと僕は受験英語をしっかりやっており、英語は得意科目でした。にも関わらず受験突破後も簡単な会話さえもできるようになりませんでした。大学ではさらに2年英語を勉強したわけですから合計8年です。それでもだめでした。

字にしたら一瞬でわかるような簡単な英文であっても、ひとたびネイティブスピーカーの口から発せられるとまったく太刀打ちできず、またこちらから言いたいことがあっても、うまく口から出て来ないのです。

途中でドロップアウトしたならともかく、しっかりカリキュラムをこなした上でその結果なのですから、カリキュラム自体に問題があるとしか思えません。8年勉強して簡単な会話もできないなんて。その8年間で実際に使うためのトレーニングを全くしていないのですから当たり前と言えば当たり前なんですけど。

以前も書きましたが、そのことに対して怒りを覚え、実際にコミュニケーションの現場で使える英語力を得るための学習法を追求して試行錯誤した結果、シンクロ読みを中心とする音読トレーニングにたどり着いたわけです。

もちろんあの学生時代にやった勉強がまったく無駄だったとは思いません。あれをきちんとこなしたからこそ、10年のブランクの後でも英語の引き出しに知識が残っており、その知識が後に飛躍するための土台となったんだと思います。

ただ、あのままでは実際の会話では使えるようになりません。あのカリキュラムをこなしたほとんどの日本人がそうであるように。

具体的にどうやって勉強していくかはまた次回に。中高生以外の方もぜひお読みください。そして身内に中高生がいらっしゃる方はぜひお伝えください。中高生に音読を広めるキャンペーン中です。賛同してくださる方は応援をお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記




.29 2007 受験英語を実戦英語に comment12 trackback0

これだけあって全部無料(タダ)!

あしたのためのその110 「教材の宝石箱

英語にお金なんて一銭も使いたくないというあなた、技術の進歩と人々の良心は、僕たちに多くの無料教材をもたらしてくれています。「無料 英語」「無料 リスニング」で検索すればたくさん見つかりますよ。

以下のサイトではスクリプトつきの英語の音源無料で聞けます。これならラジオ講座の教科書代すら払わなくていいですね。
 
まずはこちら。日常のシーンをイメージした大量の会話が収められています。ただ全部難しいです。Easy・Medium・Difficult の三段階に分けられていますが、「Easy」に入っているものもまったく簡単ではないので覚悟してください。

Randall's ESL Cyber Listening Lab

次は有名なスピーチを集めたサイトです。大統領のスピーチは綿密に練られていて論理構成もしっかりしているので、暗唱をすすめる方も多いですよね。スピーチはどれもゆっくりですけど。まだ聞いたことのない方はキング牧師の「I Have a Dream」をぜひ聞いてみてください。

American Rhetoric

下のサイトではCNNの過去の記事をスクリプトつきで紹介しています。ボキャブラリー問題・内容確認問題なども用意されていて、英語の学習に役立つ工夫が満載です。「Story Archive」「Current Story」の中からお好きなものをどうぞ。

Learning Resources

BBCも英語学習者用にスクリプト付きの音源を提供してくれています。イギリス英語のほうがいいと言う方はこちらを。

BBC Learning English

VOAもスクリプトつきでニュース音声を公開しています。スピーカーのマークがあるニュースをクリックしてみてください。

VOA News

どうです?どれも難しいですか?最初は速すぎてとても聞き取れないものでも、音読を繰り返すことで克服できるようになると思います。ですから速すぎると思うものに挑戦するぐらいがいいのではないでしょうか。

それでもあまりにもレベルが違いすぎるので、もっとゆっくりなのがいいという方はこちらの2つを。ただ、ちょっとゆっくりすぎますので、これで慣れていてはだめです。

VOA Special English

eigozai.com

さぁ、やることもはっきりして、教材もただで手に入ります。他に何がいりますか?覚悟だけですね。このブログをここまで読んできて、まだ教材を買っていなかったという方は、これらを使って音読トレーニング(ディクテーションしてシンクロ読み・高速読み、たまにシャドウイング)に励んでください。常にスピードを意識して。

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。応援していただけると励みになります。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記




.27 2007 猛虎十番勝負 comment8 trackback0

普段のトレーニングで必要なもの、それは…

あしたのためのその109 「スピード命

今回のアメリカ滞在の間に、多くの方とお話する機会を持ったのですが、彼らと会話をする中で再確認したものがあります。それはスピードの大切さです。

当たり前の話ですが、実際の会話はTOEICや英検のリスニングテストのレベルを遥かに超えています。僕はこれを十分に覚悟して、普段からスピードを意識したトレーニングをしていますが、それでも中には悪魔にとりつかれたかのようにまくし立てる方もいらっしゃって、聞き取りに苦労する場面もありました。

スピードに対応できなければ会話はできません。なぜなら会話では相手の話を理解しつつ、それに対する応答を考えて、自分で英文を作って返事するというプロセスを必要とするからです。単にリスニングをしているだけのときよりも遥かに余裕がなくなるのです。

普段の英語学習の際に自分にとって心地よいスピードでインプットしていては、上に書いたようなプロセスを経る実際の会話のシーンでは、情報処理のスピードが追いつかずにオーバーフローしてしまうはずです。

学校の英語のテストではじっくり考えて答えを出すのに十分な時間が与えられているため、ほとんどの日本人はゆっくり考える習慣がついていますよね。しかし現実のコミュニケーションでは、ただ理解するだけでなく速く理解することが求められるのです。

ですから「時間をかけても正確に理解できればいい」を脱却して「スピードの中でいかに理解するか」というふうに意識をシフトしなければなりません。現実の英語運用力の高さスピードで測られます。

TOEICで大量の問題を短い時間で答えることを求められるのは、情報を処理するスピードこそが実際のコミュニケーションでは大切である、ということを考慮してのことだと思います。

シンクロ読みの項で「WPM190を目標に読むべし」と書きましたが、それに対し「何と無茶なことを」と感じた方もいらっしゃったと思います。

しかし会話を想定するのであれば、それぐらいはやはり必要です。常に余裕がないシチュエーションを想定して、スピードをつける練習をして下さい。シンクロ読みでも十分に苦しいでしょうが、そこで負けずに高速読みまで進むのは、会話に必要なスピードを養うのに最適なトレーニングだと思います。

音読トレーニング、やはり使えます。皆さんもがんばってください。

今日も長くなってしまいましたが最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。よっしゃスピードつけるぞ!と思われた方はクリックをお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.25 2007 究極の音読を目指して comment2 trackback0

英語の音符、略して…

あしたのためのその108 「続続・英譜作り

前回まで音読ノート(英譜)の作り方について説明してきました。

きっと面倒くさいと思われたことでしょう。なんでわざわざこんな手間のかかるものを作ったかと言いますと、どんなに注意すべき点を意識していても、音読のたびに同じところで失敗するということがあまりにも多かったためです。

以前も書いたと思いますが、僕の場合は速く読もうとするとどうしても母音の「エア」が日本語の「ア」に近く、口をあまり開けないで発音してしまいがちでした。しかし忘れないように記号をつけることでそれが防げるようになりました。

特にシンクロ読みを終えて高速読みをする段階になりますと、手本がない上にスピードを意識するあまり、いい加減な音読になりがちです。そんなときに視覚的な補助を与えることで、音読の質をより向上させることができるわけです。

もちろん記号を書き込んだとしても、すべての要素を一度に目に入れながら読むことは難しいはずです。ですから、音読の度にポイントを設けて、たとえば今回はイントネーションを、その次にリンキングをなどというようにピンポイントで記号を見ながら克服していってください。

記号のつけ方は主観で構いません。要はそれを見ながら手本を再現できればいいのです。手本の英語音声を何度か聞きながら修正を加え、これだというところまで来たらペンでなぞって全ての記号を確定させてください。

これで英譜の完成です。あとはCDプレイヤーやMP3プレイヤーなどに入った音声ファイルと共に常に持ち歩いて、いつでもどこでもシンクロ読みしましょう。

実際にシンクロ読みをする過程で、気づいた点は後からどんどん書き加えてください。自分が読みやすいようにどんどんカスタマイズしましょう。あなただけのオリジナル教材となり、英語学習の心強い相棒となってくれるはずです。

さきほど無事帰宅しました。ばてばての状態で書いたのでおかしいところもあるかも知れません(いつもですね)。留守の間にずいぶんとランクが下がってしまいました。やはり世間は厳しい!また一からがんばっていきますのでどうぞ応援ください。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.24 2007 究極の音読を目指して comment2 trackback1

音読ノート作りの手順

あしたのためのその107 「続・英譜作り

*はじめてお読みになる方へ。このブログでは効果的な音読のやり方について書いていますが、今までに聞いたことない言葉が出てくる可能性があります。その場合は、左の「ブログ検索」でお調べいただくか、あるいはカテゴリー内「全ての記事」から3月5日の記事に戻ってお読みください。


中途半端なところで中断してしまいまして失礼いたしました。今回は音読ノートの作り方の続きについて書きます。あくまでも僕はこのようにしていたということですので、まったく同じようにすることはありません。なるほどなと思えるような部分があればぜひ試してみてください。

1、スクリプトを見ながら(英語音声を聞かずに)内容語と機能語に分類します。機能語だけを( )で囲えばいいでしょう。機能語が連続する部分は全体を( )で囲みます。これは強弱のリズムを目で見てわかるようにするためです。あとで修正するかも知れませんので鉛筆でやってください。

当然( )で囲った部分は、音読の際、弱く素早く読むこととなります。

2、音の化学変化(子音と母音の連結や音の脱落など)が起こりそうな部分をスクリプトを見ながら鉛筆で印をつけていきます。

例えば単語の末尾の子音と次の単語の語頭の母音がつながっている部分なら連結が、似たような音が連続する部分なら音の脱落が起こる可能性がありますよね。

3、次に音声を聞いて1、2の答え合わせをします。内容語に関しては、特に強く発音されている母音(「エア」の音など)の発音記号を赤で書いておきます。逆にシュワで発音されるものは青でシュワの記号(「e」をひっくり返したようなやつ)を書き込みます。

音の化学変化に関しては、実際に化学変化が起こっている部分は赤ペンで記号をつけます。連結の場合は隣り合う子音と母音を線でつなぎ、脱落は消える音に×をつけるなどして、自分でわかるようにしてください。

また「 t 」の音が「 d 」や「 l 」に変わるところも、「 t 」に×をつけて上に「 d 」あるいは「 l 」と書きましょう。

どうしても時間がないという方は、1と2の自分で推測するというプロセスを省いていきなり3から始めても構いません。しかし1と2をきっちりこなすと、音声なしの英文を見たときでも、ネイティブスピーカーはそれをどう読むのか浮かぶようになります。
  
6、音声を聞きながらイントネーション(音の上げ下げ)で気をつけるべきところを書き込みます。急に上がるところは右上がりの矢印を書くなどして。僕は最初のうちは全てのイントネーションを波線で表現しようとしましたが、見にくくなるだけでしたので、特に気をつけるところのみでいいと思います。

7、間ができるところは縦長の「v」のマークを、息継ぎするところはもっと大きめに「v」をつけておきます。

次回に続きます。

まだアメリカにいます。ここまで書いて力尽きました。みなさま、応援ください。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.21 2007 究極の音読を目指して comment4 trackback0

音読ノート作りのすすめ

あしたのためのその106 「英譜作り

*はじめてお読みになる方へ。このブログでは効果的な音読のやり方について書いていますが、今までに聞いたことない言葉が出てくる可能性があります。その場合は、左の「ブログ検索」でお調べいただくか、あるいはカテゴリー内「全ての記事」から3月5日の記事に戻ってお読みください。



まずはディクテーションをやって、そのあと音読トレーニングを積みますよね。音読の際には印刷されたスクリプトを使ってもいいのですが、せっかく苦労してディクテーションしたのですから、それを使いませんか?今日はそのディクテーションノートをそのまま音読ノートにする方法について書きたいと思います。

シンクロ読みを根気よく続けると、手本の英語音声なしでもリズムやイントネーションをそっくり再現して読むことができるようになります。というよりその境地を目指してください。

また、高速読みをする段階では英語音声を聞きません(だって手本より速く読むんですもの)から、やはり手本の音声を聞かなくてもリズムやイントネーションを再現することができなくてはなりません。

それらのことを可能にするためには、文のどこで音の化学変化が起こるのか、あるいはイントネーションはどうなっているのかなど、手本の英語音声を再現をするのに必要なポイントが一目でわかる音読用のノートを用意する必要があります。僕はそれを「英譜」と呼んでいます。

音楽家が楽譜を見て、作曲家が作った曲を再現できるように、英語学習者は「英譜」を見ながら実際の発音・リズム・イントネーションをそのまま再現するのです。

ただ「英譜」と口にするのは、みなさんにとっては恥ずかしいでしょうから、そのコンセプトだけ理解していただいた上で単に「音読ノート」と呼んでくださって結構です。僕は一人でもそう呼び続けますから。

これは日々の勉強のプロセスで作るものです。それでは僕が実際にどうやっていたかを説明します。面倒くさいという人はやらなくてもいいです。ただ、作ったほうが効率的にトレーニングできます。作らない場合も、自分でわかるようにスクリプトにたくさん書き込みをしてくださいね。

まずはディクテーションをして、正解を見ながら出来ていない部分を補います。ディクテーションの具体的なやり方については一月一日の記事で詳しく説明していますので、それを参考になさってください。

ただし、正解率が3割にも満たなくて、この時点でノートがすでにぐちゃぐちゃな場合は印刷したスクリプトをお使いください。

次回に続きます。

書き始めてしまったものの、実は明日より数日間、仕事でアメリカに行きます。もちろんPCも持っていきますが、更新できるかどうかわかりません。もし更新できない場合は、これまでのバックナンバーを読んで虎の帰りを待っていただけるとうれしいです。そして「君のことを忘れない」という意味で毎日クリックをしていただけるともっとうれしいです。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記



.18 2007 究極の音読を目指して comment11 trackback0

音読の詰め合わせ

あしたのためのその105 「シンクロ読み VS ディクテイション 6

まずはディクテーションで聞き取れない部分を明らかにしてください。その音のかたまりの正体はなんなのか、それがどう発音されてそう聞こえていたのかをしっかり分析してください。それがわかったら、今度はまったく同じように読めるようになるまで繰り返し音読して自分のものにして下さい。

こういうことをきっちりこなせば、対応できる音のパターンが増えていきます。次に同じような音のかたまりが聞こえたらそのつづりが浮かぶようになります。そうやって脳の中の音のストックを増やしていくことが、実戦の場でのリスニングを大きく助けてくれるのです。

一つの教材で色んなトレーニングができます。ディクテーション・シンクロ読み・高速読み・そして飽きたらシャドウイング。もうしゃぶりつくしちゃってください。色んな本買う必要まったくないですよ。英会話スクールも留学も必要ありません。なんと安上がりなのでしょう。

しかもね、これらのトレーニングってどのレベルの人もできるんです。レベルの高い人は要求水準を高くしてやればいいのですから、極端な話、すべての人が同じ教材を使って同じプロセスでトレーニングすることだって可能なのです。こんないい話ありますか?

まとめます。本気でリスニング力を上げたければ毎日ディクテーションして、出来上がったスクリプトを使って、シンクロ読み高速読みシャドウイングを組み合わせて音読の練習を積んでください。実際に僕はずっとこのパターンでやってました。これ、最強だと思いますよ。

*高速読みについては「あしたのためのその85」をお読みください。左のカテゴリー内、「全ての記事」から行くとわかりやすいと思います。

自分は無知ゆえにいきなりユーガットメールに挑みましたが、映画は本当に難しいです。最初はラジオ講座や、それも難しい方は中学の英語の教科書を使い、徐々にレベルアップするのがいいのではないでしょうか。ラジオ講座は色んなレベルの講座がありますし、台本もよく練られているので本当におすすめです。なにより安いですしね。

このブログからもリンクさせていただいている「基礎から始めよう3分英会話」のMojoさまより、ディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルの英語も聞き取りやすいという情報をいただきました。ただし英語字幕を見たければDVDを買う必要があるそうです。

それでも映画を教材に選ぼうとする方に一つだけアドバイスを。その映画が好きかどうかよりも、一度通して見てみて、いくつか単語が聞き取れるもの、自分にとって聞き取りやすいものを選びましょう。映画との相性ってあるんです。なんかこれわかりやすいなってのが。

今日も長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございます。さすがにつらくなってきました。応援していただけますと励みになります。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記

.16 2007 猛虎十番勝負 comment18 trackback0

攻撃的ディクテーションのすすめ

あしたのためのその104 「シンクロ読み VS ディクテイション 5

ここ数回に渡ってディクテーションについて書いています。初めての方は、あしたのためのその100からお読みください。

ディクテーションというと、流れてくる音声を聞いてそれを書き取るという受け身なものだという印象をもたれると思いますが、聞き取れた音を手がかりに、自分の持っている知識を総動員して語を補っていくというこの方法は、待ち受けるのではなく自分から音を見つけにいくという点でとても攻撃的だと言えます。

いかがですか、攻撃的ディクテーション、やってみませんか?これはかなり面白いですよ。断片的に聞き取れた音の正体を、自分の文法的知識を武器にして探り当てるのです。最終的に自分の推理が当たっていたときの満足感たるや、数独の比ではありません。

またディクテーションを毎日することで、音を細かく分析する耳も同時に養うことができます。いいことづくめですね。

こうしたプロセスで身につく文法力は、単に問題を解くための枝葉の知識ではなく、実際に英語を使うための幹となってくれるものです。

もちろん、そうして得た文法知識も、この段階ではまだ頭で理解したに過ぎないので、体で覚えるためのトレーニングも必要です。それがシンクロ読みです。ネイティブスピーカーの音声に合わせて何度も音読することで体に覚えさせるのです。

そしてディクテーションの何よりいい点は、「なんとなく聞き取れているような気がする」という淡い期待を見事に粉砕してくれることです。なんだ実は全然聞き取れてないじゃんって。

TOEICのように4択で答える形式ならば勘で当たることもありますが、ディクテーションは聞き取れたものがノートに証拠として残るのでごまかしようがありません。出来ない現実に直面させられます。

そう、ごまかせないんですよ。その点でやはり採点をごまかせず、同様の真剣度を要求するシンクロ読みとの相性は抜群です。その分どちらも負荷が高いですけどね。

面倒くさいこれらのトレーニングをきっちり積むと、「なんとなく聞こえるような気がする」甘ちゃんリスニングを卒業して、大人の骨太リスニングへと脱皮することができるのです。

よし、覚悟ができた!もう意地張るのやめてディクテーションやってみるよと思われた方はクリックをお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記



.14 2007 猛虎十番勝負 comment7 trackback0

ディクテーション実況中継

あしたのためのその103 「シンクロ読み VS ディクテイション 4

前回はディクテーションで単語を書き取れる力とTOEICのスコアに相関関係が見られたというお話をしました。

ということはTOEICの点数を上げたかったら毎日ディクテーションやって聞き取れる単語の数を少しずつ増やす努力をするっていうのが効果的なのかもしれません。

僕はこれを知っていたわけではありませんが、すんごい勉強した気になるこのトレーニングが大のお気に入りで、シンクロ読みとともに毎日やってました。その結果、短期間でTOEICのスコアを大きく伸ばすことができたんじゃないかと思います。

そしてこのように考えると、ディクテーションの際に、正確には聞こえなかった単語を頭で考えながら補うのは許されるどころか、どんどん勧められるということになりますよね。実際このようなやり方でディクテーションをすることによって、実戦的な文法力を鍛えられるはずです。

たとえば「ワナヴトゥリーゾウルド」のように聞こえた英文があったとします。

まず聞き取れた音を分析して、「ワナヴ」は「 one of 」、「トゥリー」は「 tree 」、そして「ゾウルド」のように聞こえた部分はごちゃごちゃしてよくわからないけれど、恐らく「 old 」の前に「 z 」の音があって、それらが連結したものだと予想して「 One of trees old. 」と、いったん書きます。

しかし、「待てよ、今まで聞いた「 one of 」のパターンはそのあとに「 the 」とか「 my 」とかがついてたよな」と思って聞き直してみると、やはり弱く「 th 」が聞こえたので、冠詞の「 the 」を加えて「 One of the trees old. 」と直します。

さらに見ていくと、「 trees 」と「 old 」がつながるのはおかしいし、このままでは動詞がないので、「 old 」の前の「 z 」の音の正体は複数形の「 s 」ではなく、実は「be動詞」の「 is 」なのではないかと考えて「 trees old 」の部分を「 tree is old 」と書き換えます。

でもまだこれで終わりにせず、「確か「 one of 」っていくつかのうちの一つなんだから、その後の名詞はやっぱり複数形じゃないのか」と集中してよく聞いてみると、実際は「トゥリーズ」ではなく「トゥリーズィズ」と発音されていたのに気づいて「 One of the trees is old. 」で完成させる、というプロセスをたどるのです。

どうですか、文法力で書き取れる単語数が増やせるっていう意味がわかりますよね?

またこういう手順を踏めば、「 one of the (these, my, your…)」の後には可算名詞の複数形が来て、しかも実際の主語はその中の「一つ」なので動詞もそれに合わせて単数として受ける、というような文字にするととっても面倒くさい知識が、経験として身についていくはずです。

次回に続きます。

かなり仕事が忙しくなってきましたが、皆様の応援を励みにできるだけ更新したいと思っています。どうぞこれからも温かい応援をお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.13 2007 猛虎十番勝負 comment5 trackback0

TOEICとディクテーション

あしたのためのその102 「シンクロ読み VS ディクテイション 3

それでもまだディクテーションに踏み切れない、いまいち虎になりきれぬ方々に、ここで一つ大きなお知らせが。

以前、TOEICのスコアとディクテーションで書き取れる単語の語数との相関関係を調べる実験が行われたんですって。具体的には英語音声を聞かせて、被験者にそれをディクテーションしてもらい、書き取れた単語数の多い順に被験者を並べてみたんだそうです。

するとどうなったと思います?その順番は、TOEICのスコアの高い順で並べた順番とほぼ一致したんですって!

しかもですよ、リスニングのスコアがディクテーションと関係ありそうなのは、まぁ予想がつくじゃないですか。音を「聞き取れて」いるわけですから。それがなんとリーディングのスコアで並べた順番とも高い相関関係があったというんです。

実際に英語ができる人は、純粋に音だけで判断するのではなく、文法的知識などを(無意識に)使って聞き取れない部分をある程度補いながら理解しているわけです。ここではこれを文法の運用力と呼びます。単なる知識ではなく、実戦で無意識のうちに使えるまでに高めたものです。

たとえば正確には聞き取れなかったけれど、動詞が二つ続くのはおかしいから途中に「to」が入っていたんじゃないかというように。予測しながらと言ってもいいかもしれません。

つまりそういう文法の運用力がある人が、より多くの単語を書き取れるわけです。これがディクテーションの成績がリーディングセクションのスコアとも高い相関関係を示した理由ではないでしょうか。

文法の運用力が低い人は、このように「聞こえていない部分を知識で補う」ということができないため、書き取れる単語数が増えないのです。ディクテーションのように考える時間がたっぷりあるところでこれが出来なければ、TOEICや実際の会話でできるわけはありません。

音を分析できる耳+文法の運用能力、この二つの能力が、ディクテーションをする際に書き取れる単語数を決めるんだと思います。そしてこれはTOEICで求められるものと重なりますよね。

ということは・・・・次回に続きます。

どうです?ちょっとディクテーションやってみようかなって思いません?思ったという方は応援のクリックをお願いいたします。思わなかった方、次回はこのあたりにもっと突っ込んだ話をしますので、クリックしてからしばしお待ちください。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記

.11 2007 猛虎十番勝負 comment12 trackback0

ディクテーション上等!

あしたのためのその101 「シンクロ読み VS ディクテイション 2

今までに仕上げたディクテーションノートは10冊以上になります。

まずは四年前、英語学習を再開したときに一番最初にやった「You've got mail」。これを一月で終わらせて、二月から「いつでもラジオ英会話」(NHKラジオ英会話の過去放送分を集めたもの)、そして三月は「やさしいビジネス英語」(同様にNHK人気番組の過去放送分を集めたもの)とこなしていきました。

英語学習を再開した最初の3ヶ月間は毎日ディクテーションをしていたことになります。シンクロ読みと同様に負荷の大きいトレーニングなので、さすがにスタートダッシュ期間以降はしばらくはできませんでした。以下の教材は、自分がなまってきたと思ったらやりました。

「Shrek」(アニメは英語学習に向かないと言う方もいますが、これは聞き取りやすくてディクテーション向きです。)
「Spider-Man」(心優しいピーター・パーカー。彼の声はとても聞き取りやすいです。)
「The Negotiator」(唯一途中で挫折。サミュエル・L・ジャクソンの英語わからなすぎでした)
「The School of Rock」(ジャック・ブラック最高!!)
「AFNニュースフラッシュ」(ニュースはあまり面白くありません。)
「ラリーキング・ライブ」(ラリキンをこなせたら本物です。)

などなど。どうですか、まさかびびっていないでしょうね?これぐらい当然です。だって虎ですもの。これを読まれている皆さんもすでに英語の虎ですよね?やりましょうよ。そして自分の字でびっちりになったディクテーションノート見ながらにやにやしましょうよ。

やってみた感想。一番最初にやった「You've got mail」が一番難しかったです。だれですか、あれが英語学習に向いていると言ったのは!僕は色んなサイトであれを薦めていたからやったのですよ。

ああいう評価って、たいがいすでに英語がばりばりにできる人がしてますよね。学習者の気も知らずに。自分は実際にそれ使って勉強して英語を上達させたわけでもないでしょうに。

だからもし学習者の視点で、実際にディクテーションに使ってみてよかったという教材のデータベースみたいなものを作れれば、それは英語学習者にとって大きな助けになると思うんですが。もしお勧めの教材がありましたらぜひご一報ください。

基準はナチュラルスピードでありながら聞き取りやすいものです。スラングが多すぎるものは避けましょう。苦労して書き取った言葉が、相手を口汚くののしるためのものだとわかったときのむなしさと言ったらありません(口調でわかりますけどね)。心が汚れます。あんまり使う機会ないでしょうし。

次回はディクテーションとTOEICの意外な関係についてお話しします。これを聞いたらきっとディクテーションやりたくなりますよ。読んでみたいという方は応援のクリックをお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.09 2007 猛虎十番勝負 comment10 trackback0

みんなが嫌うディクテーション

祝!あしたのためのその100 「シンクロ読み VS ディクテイション

しばらく精神面の話が続いていましたので、久々に英語のトレーニングに噛み付きたいと思います。今日のターゲットはディクテーションです。

ディクテーションとは、英語音声を聞いて聞き取れたものをノートに書き出していくという、とてもシンプルで、かつとても面倒くさいトレーニングです。

もちろんはじめから一発で全部正確に書き取れるわけもありませんので、一時停止と巻き戻しを駆使してなるべく多くの単語を書き取るように努めてください。そしてもうこれ以上聞き取れるものはないという段階まできたら、スクリプト(台本)と照らし合わせて、自分が聞こえなかった部分を明らかにします。

自分の苦手な音が明らかになる、実際に書くことで単語が頭に残りやすいなどメリットは書ききれません。知っているつもりの単語でも、いざ書こうとするとつづりが思い出せないものがあることに気づくはずです。

ディクテーションのやり方については1月1日の記事に詳しく説明してありますので、そちらも参考になさってください。左のカテゴリー内、「全ての記事」から行くとわかりやすいと思います。

僕はディクテーションには噛みつけません。散々お世話になりましたから。1月1日の記事でご紹介したトレーニングメニューの中にもあるように、ディクテーションはシンクロ読みと並んで僕の英語力の基礎を作ったと言っても過言ではありません。

皆さん嫌がりますよね。なんたって手間がかかって面倒くさいから。でも僕はこれかなり好きです。一つの教材の書き取りを終わらせるたびにノート一冊が自分の字でいっぱいになります。努力の結晶です。あとでそのノートを見ながら、そこまでのプロセスを思い出し、俺がんばったなぁってしみじみ思えるんですよね。

確かにいちいちノートに書き取るっていうのは手間ですけど、リピーティングの教材作りの手間と違って、その手間にかかる全ての行程が力になります。そしてそうして書き上げたノートはそのままシンクロ読みの際の音読用ノートとしても使えます。

次回に続きます。

皆様に応援していただいたおかげで、今回で100回を迎えることができました。始める前は全部で50回ぐらいで終わる予定でしたが、始めてみるとこれも書きたいということがどんどん増え、とうとう100回まで続いてきました。

しかしこれも通過点です。これからももっと英語学習に役立つ記事を書いていきたいと思っています。応援するからがんばれよという方は3つ、まぁ応援はしないけど時々読むよという方は2つ、誰が読むかという方は1つだけクリックしてくださるようお願いいたします。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.08 2007 猛虎十番勝負 comment9 trackback0

英語の虎募集

あしたのためのその99 「情熱と情熱の間

英語上達への道はつらいんです。つらいけど真剣にやると楽しくなるんです。つらいけどしっかりやればやった分だけ自分に返ってくるんです。この「つらい」という前提条件を受け入れられない人は結局挫折します。

つらくない程度に勉強していると、「上達が感じられる」200時間に到達するまでに時間がかかりすぎてしまって、途中で面白くなくなって結局やめちゃうのです。僕は今までにそういう人を何人も見てきました。そうならないためには「つらい」のを「覚悟」した上で頑張ることが必要なんです。熱くいきましょうよ

「英語はつらいもんだ、だけどそれを覚悟してしっかりトレーニングしさえすれば、誰でもできるようになるんだ」を日本人の常識にしたいんです。みんなが楽な道はないんだと「覚悟」すれば、英語ができるようになる人の数は確実に増えるはずです。

もし僕の運動が功を奏して「気楽におしゃれに」というイメージが消え、英語はつらいということが常識になったとします。そのとき誰かに、「英語だなんてあんなにつらいものなんでやってんの?世の中にはもっと楽しいことが山ほどあるのに、なんでわざわざ苦労するようなことをしてんの?」って聞かれたらどう答えますか?

「確かにつらいんだよ。でもね・・・」みなさん、ここに自分なりの答えをあてはめてください。つらいのは十分覚悟してるんだって。その上でやってるんだって。

実は最初にこのブログのタイトルをつけるときに「虎の巻」とするつもりでした。しかし僕がこのブログを通じて本当にやりたいのは、小手先の技術を教えることではなく、英語学習者の心構えを変えることだったんです。ですから「虎の穴」にしました。

僕は英語の虎と勝手に名乗っていますが、「英語の虎」になるための条件はたった一つです。それは英語学習に対して「覚悟」することです。覚悟さえすればみんな「」です。これからつらい道が待っているんだと。でもそれを承知した上で進み、全力でぶちあたってそれを克服するんだと。

「よし、やってみるか」と思った方、あなたはもう「英語の虎」です。「えーそんなのいやだなぁ」と思った方。あなたはまだ猫です。一日も早く虎になってください。英語の虎が一人でも多く増えることを祈っています。

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。このブログの最初のほうの記事を読んでみていただけるとわかりますが、心構えに関する話ばかりです。こればっかり書くと読者が離れると思い、技術的なことをメインにしておいて、皆さんが油断したすきに気づかれないように精神論はさむようにしていました。

さすがに今回は4回続いたのでもうばれてますよね。だけど、これだけ厳しいことを書き続けているのに(恐らく日本で一番厳しいことを言う英語ブログだと思います)、こうして読んでくださる方がたくさんいることを知ってとても勇気付けられました。ありがとうございます。そしてがんばって下さいね。
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.06 2007 今度こそ英語をものにするために comment12 trackback0

英語とダイエット

あしたのためのその98 「英語上達に近道なし

英語は気楽には学べません。いや、英語は気楽に学べますが、気楽にやっていては上達しません。

大手の英会話スクールが、かわいらしい動物さんや有名芸能人を使って繰り返し放送するCMのおかげで、英語は気楽に、そしておしゃれにできちゃうんじゃないかって錯覚が蔓延(まんえん)しています。そりゃそうですよね。「つらい」ってことを前面に出してしまったら誰も来ませんから。だから僕が言います。

苦労せずにいつの間にか英語を身につける手段なんてありません。英会話スクールに行ったり海外留学したからって英語が「自動的」に上達すると思ったら大間違いですよ。留学しても英語出来ない人はゴマンといます。出来るようになった人は必死でやってます。

この「覚悟」がなければ何をやってもみんな中途半端で終わります。「英会話スクール」や「海外留学」にはまた時間をかけてゆっくり噛み付くつもりです。今留学や英会話スクールに行くことを考えていらっしゃる方、もう少しお待ちください。

このご時世、あれだけ莫大な広告費を使えるのは英会話スクールとエステ業界ぐらいです。共通点ありますよね。どちらも苦労したくないという人が何十万、何百万という大金を納めることになるのです。苦労をお金で買えると考えて。でも効果は・・・キャー!

本当にやせたければ食事制限して毎日運動すればいいし、英語ができるようになりたければ覚悟して毎日トレーニングすればいいんです。

たとえば今からボディービルダーを目指すとしましょうよ(いやな人も想像だけしてください)。やり方がわからないので先輩ボディービルダーにトレーニングの方法を聞きます。

そして筋肉隆々のその人がニコニコしながら「気の向いたときに、つらくない程度にやってりゃこうなるよ」って言われて信じます?そのムキムキの体から、そこまでの苦労が容易にイメージできるはずです。

ちょっと運動したことある人ならわかると思いますけど、毎日腕立て伏せ100回やってるぐらいじゃああはなりませんよね。もちろん最初からあんな体に生まれる人はいませんので、おそらく空いている時間のすべてを使って何年もかけて地道に「毎日筋肉痛になる」ほどのトレーニングを続けてきたはずです。

でも英語も同じなんですよ。筋肉と違って視覚的に見えないから、そこまでのプロセスが想像しにくいだけで。だから誰かが商売目的で「これだけやったらいつの間にかできるようになった」って、それまでの苦労を隠して言ったら、そういうものなのかとほいほいだまされることになるんです。

これこそが英語とダイエット関連でお金を使う人が多い原因ではないでしょうか。そんなワープはできませんよ。今からボディービルダーになるのと同じぐらいの努力が求められます。おしゃれからは程遠い地道で泥臭い努力が。

さすがにシャドウイングやリピーティングの話をしているときよりも順位が落ちてきました。でもここは絶対に必要な部分なので逃げません。こういう耳の痛い話でも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。皆様に支えられているおかげで続けられています。  
    ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記


.05 2007 今度こそ英語をものにするために comment7 trackback1

英語と筋トレ

あしたのためのその97 「自分の限界を決めるのはいつも自分である

また、耳が英語に慣れるまでは一日も休むべきではないと思います。一日休めばとりかえすのに三日かかると思って臨んでください。どうしても気分が乗らないときでも、とりあえず始めてしまえばなんとかなってしまうものです。英語に触れない日を作ってはだめです。

ずっと読んでくださっている方はご存知と思いますが、僕は英語学習を開始してからの最初の三ヶ月間はビールも飲みませんでした。ほろ酔いでは集中できないからです。

気の向いたときに2、30分楽しくやっていても英語はできるようになりません。英語の上達ではなく英語の勉強そのものが目的ならそれでもいいと思いますが。

前にボディービルダーの話をしましたが、英語力の上達は筋肉の発達の過程に似ていると思います。例えば腕立て伏せを30回できる人が毎日30回やったとしても、能力の維持にしかならないわけです。今以上に成長するためには歯を食いしばって33回やるしかありません。そこまでやって初めて筋肉は鍛えられます。

筋肉痛が起こるほどのトレーニングとはそういうことです。今の自分の限界を超えるところまでやらないと、今より成長することはできません。

しかし人間の適応力は素晴らしいですから、その歯を食いしばってやったはずの33回も何日か繰り返すとまたすぐに慣れてしまいます。今度は33回が基準値になってしまい、筋肉痛が起きなくなります。その「ちょうどいい位置」で満足してしまえば成長しませんから、また自分にムチ打って今度は35回を目指す。その繰り返しです。

楽になってきたなぁと思ったらトレーニングの負荷を重くしてください。筋肉痛が起こるレベルは人によって違うと思います。これでいいかなと思ったところからもうひと踏ん張り。ちょっと辛いぐらいがいいのです。

こういう話するとみんな引きますよね。精神論よりも、技術的なことを書いていたほうが支持されるんでしょうけど、ここは避けられないんです。どんなに効果的な勉強法を知っていてもここが弱ければだめなんです。

先公、わかったよ。俺もうちょっとがんばってみるよと思われた方はクリックをお願いいたします。
     ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記




.03 2007 今度こそ英語をものにするために comment12 trackback0

英語の優先順位

あしたのためのその96 「200時間

どのトレーニングを選ぶにしても集中してやることが必要です。以前もお話しましたが、他のことを考えながらボーっとやるトレーニングには意味がありません。

また、色んなトレーニングを順番に行うことで、気分転換も図れてトレーニング時間をより長くすることができます。トレーニングの負荷(つらさ)を考えて、負荷の重いものをやったら次は軽いものををというようにメニューを組むとへこたれずに続けられます。

何度も言いますが英語力は集中して取り組んだ時間に比例して伸びますから、こういう工夫で気分転換を図りながら延べ時間数を増やすことって大切なんです。

一日最低2時間半で3ヶ月で200時間を目指してください。何をするにしても200時間やれば上達が感じられるようになると言います。

毎日の学習時間とその日までの累計時間数を書き留めておくといいと思います。一日でも早く200時間に到達できるように、毎日少しずつでもその2時間半に上積みしてください。その僅かな貯金が大きな結果につながるのです。

家で何もせず、テレビを見るなどしてただボーっとている時間がありますよね。そういう時間をかき集めれば2時間程度はとれるはずです。通勤・通学にはどれぐらい時間かかりますか?もし45分かかるなら往復で90分をリスニングの練習に充てられます。それでもう3時間半ですよね。

どうしても時間がとれなければ朝1時間早く起きて勉強するという手もあります。往復の通勤時間を入れればやはり2時間半はとれますよね。そうして作った時間を将来の自分に投資するのです。

限られた時間をこれだけ英語に捧げるためには、家族・友人との付き合い・恋人とのデート・英語以外の趣味などと比べてみて、自分の中での英語の優先順位が最低でも上位2位に入っていなければ難しいはずです(少なくとも最初の3ヶ月間は)。

自分の時間を使うべきことを、今の自分にとって大切な順に並べてみてください。英語は何番目に来ますか?

人間は必要に迫られなければ頑張れません。2位にも入らないのであれば、今の段階では英語は必要ではないのではないでしょうか。少なくとも必要がないことに時間をかけられるほど、普通の人間はストイックではありません。

そして最初に集中して頑張ることで勉強の習慣をつけなければ、ほぼ確実に挫折のえじきになります。

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。皆様に応援していただいたおかげで、現在二つのランキングサイトで一位となっております。これからももっと英語学習に役立つ記事を書いていくつもりですので、応援よろしくお願いいたします。
     ↓        ↓         ↓
人気blogランキングへにほんブログ村 英語ブログへ みんなの英会話奮闘記

.02 2007 今度こそ英語をものにするために comment3 trackback1
 HOME 

現在「3ヶ月でTOEIC920点までの道のり」を無料でプレゼント中です!

メールアドレス

プロフィール

中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

メールはこちらまで

著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

hyousi.jpg

全記事表示リンク

独学で英語を攻略するために

amazon

Google PageRank

RSSに追加

ブログ検索