英語独学虎の穴  英語を使えるようになるために必要なこと

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続・なまけもののための継続講座 

前回に引き続いて、どうやって継続するかについてのコツを。


●意志の強さに頼らない。

これまでそのやり方でうまく行っている人はもちろんそれでいい。でもそうじゃない人はやめたほうがいい。それで失敗したら、自分を責めることになるだけだから。前も話したが、自己肯定感の低下につながる。

そうではなくて最初から「自分は意志が弱い」のだということを前提にして、その弱い自分でも続けられる方法を、というように視点を変える。つまり「継続の仕組み」を作るということ。


●誘惑を遠ざける

英語学習の邪魔になるような誘惑はできるだけ遠ざけておくのが得策。例えばタバコを吸いたいという感情も数秒しか持たないのだそうだ。その間にすぐに出せる状況にあるからいけない。

自分の場合はお酒とテレビだった。お酒に関しては3ヶ月は友達と飲みにいくことはしなかったし、冷蔵庫にあったビールが切れてからは、新たに買わないことで、「すぐに手を伸ばせば飲める」という状況から脱することができ、結局3ヶ月まったく飲まなかった。

問題はテレビ。これはもう中毒と言っていい。気がつくとリモコンを握っているような状態。見たいと思ったときにすぐに見られるからいけないと思い、コンセントを抜いた。そうなると見ようと思ったときにいちいちコンセントを挿しに行かなくてはならない。こうして面倒くさいという状況を作ると、その間に「俺は何をやってるんだ」と冷静になれる。

でもサッカーの試合など、どうしても見たいものがあるとコンセントぐらいの壁はすんなり超えてしまう。だからクローゼットに隠した。さすがにこの壁は簡単には超えられなかった。運んだときに腰を痛めそうになったことを思い出すと、「あほらし」と諦めるようになった。

実は去年新しいテレビを買ったが、実家の母にあげた。もう見ようにも見られない。ここから先はテレビのない人生。これは僕自身が極端に自分に甘いことに加え、これまでにテレビで浪費した時間を考えるとこのままじゃまずいと思ったからしたことで、皆さんはここまでする必要はもちろんない。

多くの方にとっては、パソコンが邪魔になるだろう。せめて勉強中は誘惑されないように、色々とすぐには使えない工夫をしてみてほしい。使いたいと思ったときに使えないという状況を作るだけでずいぶん違うものだ。


●犠牲にするものを決める

毎日数時間を英語に使おうと思ったら、それまでと同じ生活パターンのままでは難しいはず。これまで時間を使っていたが、英語を勉強するに当たって邪魔になりそうなものを我慢する必要があるだろう。

どうしても時間がないという人は、一日の行動を紙に書き出すといい。頭の中にある状態ではぼんやりとしており、しかも色んな感情と結びついていたりするために客観的に見ることができない。

そこで紙に書き出してみて、まな板の上に並べるわけだ。そうして見ると、結構どうでもいいことに時間を費やしていたことに気づくはず。どうしても外せないものは別にして、今後英語に本気で取り組むにあたって必要ないもの、優先順位の低いものから排除していく。

元NHKのアナウンサーにして医師でもある吉田たかよしさんが、著書の「すぐやる人になれる本」の中で「決意とは何をやらないかを決めることだ」とおっしゃていたが、その通りだと思う。

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●行動に向かわせるための外的な要因を作る

「どうしても英語を身につけたい!」という強い内的な動機に支えられている人はいいが、そうではないという人も多いはず。どうして英語が使えるようにならないのかというと、その最大の原因は、多くの人にとってその必然性がないからだと思う。英語がなくたって普通に生活を送ることはできるし、日本にいる限り困ることだってない。

内的な動機が弱い人は、外的な要因を人工的に作って、そちらで支えてやる必要がある。歴史上もっとも成功したと言われるアメリカ陸軍の兵士に対する外国語学習プログラムでは、いい成績を収めたら昇進というご褒美が、逆に成績が悪いと前線に送られるというペナルティがあったというが、これなどはその「外的な要因」の最たるものだろう。

楽天やユニクロのように、社内公用語が英語にという状況になったら、もう「やらざるを得ない」だろうが、そういう状況は都合よく訪れない。

だからテストを受けるといいと思う。学生時代、毎日コツコツ勉強をっていうのが苦手な人でもテスト前はさすがにやっていただろう。友達には全然やっていないと言いながら。あの外からの強制力を利用しよう。「力がついてから」ではなくて、先に申し込んでしまってそれに向けて勉強するのだ。

何のテストを受けるかについては、色々批判もあるがやはりTOEICがいいと思う。前にも書いたが、英語の習得において中心になるのはインプットで、その能力が試されるテストだから。

限られた時間内に大量に問題を解かなくてはならないというスタイルも、大量の情報を瞬間的に処理する力が求められる「会話の場面」で使えるようになるために必要なことと重なる。ゆっくり考えればなんとかなるというスタイルからの頭の切り替えにも役立つ。

そして何より「合格・不合格」ではなくて、点数が5点刻みに出るのがいい。自分がやっていることが数字で評価されること自体がモチベーションの維持につながる。だから特に最初の段階ではTOEICをペースメーカーにするといい。

ただし、ずっとあのアウトプットの能力が問われないテストを上達の指針にしていると、自分のようにいつまで経っても話せるようにならないという悲しい状況に陥りかねないので、どこかで英検などに切り替える必要があると思う。


●達成したときのご褒美を設定する

上と関係するが、目標を達成出来る人というのは、これがうまいのだそうだ。3ヶ月で300時間達成したときのご褒美を用意しておこう。できればイメージするだけでワクワクするようなもの、かつ英語に関するものがいい。

一番のおすすめは「海外旅行」。英語圏に行くと決まっていれば、それがまた自分を英語に向かわせるだろうし、「これは使えるかも」と思えば頭にも入りやすくなる。

3ヶ月で300時間以外にも、小さな達成目標を設定しておくのもいい。例えば20時間毎にハーゲンダッツ(ソルティーバタービスケット)など。合計で15個食べられる。


●目標を実際に書く

挫折する人というのはこういうことを面倒くさがってやらない。書くどころか、そもそもいちいち目標なんて立てないという人も多いと思う(もちろん自分もそうだった)。

でもそれではどこに向かっているかもわからずただ歩いているのと変わらない。ちょっと疲れたら簡単に歩くのをやめてしまうだろう。はっきりとした目標があることで「あそこまで頑張ろう」とモチベーションを維持することができる。

そしてせっかく立てた目標も、頭の中にあるだけではまだ弱い。ぼんやりしたものは忘れやすい。実は「立てた目標を忘れる」というのが一番の大敵。こうなると目標なしで歩いている状況と変わらなくなる。

だからそれを口に出す。そのためには文にしなくてはならず、そこで再構成することで目標が明確になる。さらに書くと、目で見ることでより記憶にも残りやすくなる。何より形として残ることになるので、それが「後戻りできない」という気持ちを作る。

そして書いて終わりにせず、それをなるべく目につくところにおいておく。写真に撮って携帯の待ち受け画面にするといい。できるだけ頻繁に目にすることで記憶にしっかりと刻み付ける。やる気を注ぐべき方向を脳がきちんと把握していると、意欲のロスが少なくなるのだ。


●人に公表する

以前も書いたが、それがどれほど根拠のないことであっても、一度他人に自分の立場を表明した人は、なかなかそれを撤回しないのだそうだ。(詳しくはこちら→心理学の実験

しないというよりできない。なぜかと言うと、人は他人から「一貫性がある人間」だと思われたいため。この力は本当に強力なので、利用しない手はない。

つまり自分の目標を公表するということ。目標だけでなく、自分が英語の勉強に「本気で取り組んでいる」ということも。僕も経験あるが、こっそり始めるとこっそりやめやすい。なんたって誰も知らないのだから、やめ放題だ。だからあえて言ってしまう。できるだけ多くの人に。特に「こいつだめだな」と思われたくない人に言うのがいい。そうすることで「後戻りできない」状況を作ってやるのだ。


●誰かを巻き込む

一人ではくじけてしまうような時でも、知っている誰かが継続していることを目にすれば、それによって刺激を受けて、挫折を防止できるということもあるだろう。

また、例えば競走を考えても、一人で走るよりも誰かと走ったほうがいいタイムは出る。それによって一人で進めていては手が届かない所までたどりつけることだってあり得る。

最近メールをくださった方は、友人を誘って二人で5月のTOEICで900点を目指して進めているそうだ。これなどはまさにこの「誰かを巻き込む」に当たると言える。お互いにとっていい影響があると思う。


●自分の歩みがわかるようにする

毎日やったことを記録するようにする。自分の歩みを目に見える形で残す、それが日々変わって(増えて)いくことが、モチベーションを維持するのに大いに役立つ。

その日の取り組みを5段階で採点するようにすればもっといい。これはレコーディングダイエットで有名な岡田斗司夫さんが「あなたを天才にするスマートノート」の中で推奨されている方法だ。反省などはいらない。そうして客観的に点数をつけるようにすると、だめな行動は無意識に避けるようになるのだそうだ。

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自分の場合は記録はつけていなかったが、ディクテーションがその代わりになった。面倒くさいが、ノートが大量の自分の字で埋まっていく。自分の歩みが目に見える形で残るわけだ。心が折れそうになったときなど、そのノートを見ることで「ここまでやってきたんだもんな」と踏ん張れることもあった。

ノート

探したら当時使っていたノートがいくつか出てきた。一つの教材で一冊埋まるというペース。イントネーションを再現しようと、自分なりに記号を作って書き入れたりして、試行錯誤していることがうかがえる。人に見せるつもりはなかったので、字が汚いのは勘弁してほしい。


いかがだったろうか。子供の頃から学習の習慣がしっかりついているという方にはわかってもらえないだろうが、自分を含めた「なまけもの」は、こうしてあらゆる手段を講じて、いかに続けるかを真剣に考えないといけない。

歩みを止めさえしなければ、いつか「使える」ところにたどりつけるのだから。少々うまくいかないことがあってもめげずに、どれほど格好悪かろうと意地でもしがみ続ける。ここが生命線となる。全部じゃなくていいので、使えそうなものがあったらぜひ実践してもらいたい。それと「いいね!ボタン」を押してくださった人、ありがとうございます。


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.10 2011 英語を使えるようになるために必要なこと comment3 trackback(-)

なまけもののための継続講座 

前回、最初の段階での集中学習の大切さについてお話した。そうは言ってもそれが続かないんだよとお嘆きの貴方に、ではどうやってそれを乗り切るかについての「継続のコツ」を、この元祖なまけものがシェアしたい。


●本気で取り組む期限を決める

だらだら続けるというのが一番難しい(それができるという人は別)。もちろん英語学習はそこで終わるものではなく、その後もずっと続くが、最初から「期限なしで永遠に」だと難しい。

昔部活で、先生がいいと言うまで走り続けるということをやらされたことがあったが、地獄の苦しさだった。同じ10周でも、最初からそう言われて走るのと比べると段違のきつさ。最初からゴールがわかっていることで、そこまでは頑張ろうと思うことができる。だから集中して取り組む期限を決めよう。お勧めはやはり3ヶ月。

なぜ3ヶ月か。たとえばこれから1年後にマラソンの大会に出ようと決めても、「まだまだ先だ」と余裕があるはずだ。半年後でもまだ先の話。でもこれが「3ヶ月」だと、リアリティーが生まれないだろうか?ちょっと先だけどぼーっとしているとあっと言う間だという実感がある、それが3ヶ月なんだと思う。

逆に言えば1年がんばろうというのは現実味がなくても、3ヶ月ならなんとかなるかとも思える。ちょっと先だけど、今の地点からも見えるという距離。90日ということで、100日ないというのもいいのかも知れない。

などともっともらしく書いてきたが、完全にあとづけで、自分の場合は「3」がキリがいいかなと思っただけの話。また、たとえ1~2ヶ月でやる気が切れても、最初から3ヶ月という期限があれば、やる気を延長させられるんじゃないかと思ったのだ。まぁあとひと月だからもうちょいやるかという具合に。

でも3ヶ月本気でやれば相当進めるのもまた事実。


●到達目標を決める

まぁ3ヶ月というのも到達目標と言えばそうなのだが、その3ヶ月で何を目指すかというところ。目標はテストの点数のように自分でコントロールできない要素に左右されるものや、聞き取れるようになるなど、達成したかどうかを確かめるのが難しいものではなく、積み重ねれば必ず到達できるものにしたほうがいい。

一番いいのは累積の勉強時間。僕自身はメチャメチャ勉強したが、それを押し付けるのはいやだったので、遠慮して「3ヶ月で200時間を」と言ってきた。上達の実感を味わうためにそこが最低かなと。でもできるなら300時間を目指そう。大変ではあるけれど、不可能な数字ではない。

たとえば自宅から職場まで、徒歩やら電車の乗り換えの時間やら全部含めて1時間かかるなら、それを英語学習に充てれば往復でもう2時間できてしまう。いくらなんでも家で30分だけということはないだろうから、せめて1時間としたら一日に3時間やることになる。週末はもう少しできるだろうし、そのペースで進められれば3ヶ月で300時間は見えてくる。300時間でも本気で取り組んだら、必ず上達を感じるところまで行ける。

そんなに通勤時間かからないという人は喫茶店などに寄り道しよう。周りに人がいて、適度に耳から音が入ってくる所というのは集中できるものだ。

とてもそんな勉強は無理だと思われるだろうか。でもここまでお話してきているように、英語を使えるようになるためにどうしてもハードワークは欠かせない。しかもずっとじゃない、3ヶ月の「修業期間」はこれぐらいやろうという話だ。

「村上式シンプル英語勉強法」の著者である村上憲郎さんは、雑誌THE 21 (ざ・にじゅういち) 2010年 09月号の中で

「20代の人に対しては『1日3時間、睡眠時間を削ってでもやれ』といいたいですね。 20代の人はこれから30年以上働いていくわけです。英語を勉強しないということは、「今後30年以上、自分は英語ができないビジネスパーソンとして生きていく」というキャリアパスを選ぶということ。これは正直そうとうリスクの大きい、覚悟が必要な選択ですよ。自覚している人は少ないですけどね」

ということをおっしゃっている。

かなり厳しいが、村上さんご自身が31歳から英語の勉強を始めたということもあって、大人になって英語を身につけることの大変さを身をもって知っていらっしゃるからこその言葉だろう。これまでやってこなかったんだからしょうがない。もう覚悟を決めよう。

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●細切れの時間を活用する

上と関係するが、何も机の前でやることだけが勉強じゃない。それ以外の時間も英語に触れる工夫をしよう。移動中、特に電車の中は他に誘惑がないため集中できる。まさにゴールデンタイム。あの時間を携帯のゲームやメールのやり取りで「つぶす」なんてもったいない。邪魔が入らぬよう携帯の電源は切っておこう。

シンクロ読みやシャドーイング(もちろん声を出さずに口だけパクパクしながら)、リーディングにもってこい。むしろ時間がないという状況のほうが集中力は高まるものだ。こうして考えると、本当に「机の前に座って」じゃないとできないものはほとんどない。ディクテーションぐらいか。


●最初の10日がカギだと肝に銘じる

最初は特に丁寧に入ろう。間違っても、どうしても外せない飲み会がある週に始めてはいけない。

3日坊主とはよく言ったもので、3日目になると邪念がよぎるもの。不思議なことに邪魔も入りやすい。まずはこの「魔の3日」を越えることに全勢力を傾ける。そうすれば5日が見えてくる。5日をクリアーすれば1週間まであと2日。1週間がクリアーできたらあと3日で10日が。10日がクリアーできたら2週間も現実味を帯びる。

というように、少しずつ「あの電柱まで」というその地点からはっきり見える目標を作って、それを目指す。そうして小さなハードルを越える。小さくても目標を設定してそれを達成すると、癒し物質であるセロトニンが脳に分泌されてやる気は高まる。できればおおげさに自分を褒めてあげるといい。本当にご褒美を上げるのも効果がある。


●例外を作らない 

「今日は~だからちょっと無理」という日を作らない。特に勉強の習慣ができていないうちにこの例外を作るのは命取り。次の日から、やらない言い訳がどんどん溢れだすようになる。そうならないように「最低限これだけは」という緊急避難用メニューを作っておく。移動中なんかにでもすぐできる手軽なものを。そして常にMP3プレーヤーや教材を携行しておく。


●3秒ルール

上とは矛盾するようだが、自分に対する寛容さも必要。変な完璧主義に陥って、もう休んじゃったからだめだって諦めることはない。その時は堂々と、「3秒ルール」(床に落ちた食べ物は3秒以内なら落ちていないことにする)を適用して「これはまだ挫折したうちに入らない」ことにすればいい。


●上達を感じやすいものに絞る

早い段階で上達の実感を得るということもモチベーションの維持を考えるなら大切。ただし英語の場合、この上達がなかなか感じられない。それはどうしても母国語と比べてしまうから。あるいは英語のネイティブスピーカーを基準にしてしまったり。そうなると当然ながらだめなところばかりに目がいきがちになる。

だからなるべく上達を感じやすいものに集中するというのも大切。音読トレーニングをお勧めしているのはこのためだ。学生時代、そこまで真剣に音読に取り組んだという人は少ないはず。しかもネイティブに重ねるような質の高い音読となるとなおさら。だからこそ上達を感じやすい。できれば最初の段階での自分の音読を録音しておくと、その進歩がよくわかるようになる。


とまぁ沢山書いてきたが、実はまだまだある(これで半分ぐらい)。明日また10時にここでお会いしよう!それとたまには下をポチしてくれると嬉しい。毎回夜から5~6時間ぐらいかけて書いている(アホでしょ)ので、さすがに変化がないとへこんでくる。アカウントがない人は作ってください。←すみません、言い過ぎました。


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.09 2011 英語を使えるようになるために必要なこと comment0 trackback(-)

継続するのための集中学習

いつか読んだ本の中にこうあった。脳は大きな変化を好まない。いきなり日常に大きな変化をもたらそうとすると拒否反応を示す。「今日から生まれ変わって」と張り切っていても続かない。だから脳に気づかれないようにちょっとずつ新しいことを増やしていくことが、継続のコツなんだと。

でもそれを百も承知で、最初の段階での集中学習をお勧めしたい。

特に過去に何度も挫折の経験があるという方、飽きっぽいという方。

最初に満ちあふれていたはずのやる気が、少しするとまるで嘘だったかのように冷めてしまい、なるべくその対象を目にも入れないようにするようになる。そして自分が挫折したという事実から目を逸らし、何事もなかったかのようにまた以前と変わらない怠惰な日を送るようになる、という経験をしたことがあるだろうか。

自分の場合はその連続だった。

そしてその挫折パターンを分析すると、だいたいが「自分に無理のないペースで」ちょこちょこやるという温泉卓球スタイルだった。最初は新鮮な気持ちで何もかも楽しいが、時間が経つにつれその気持ちは薄れていき、にも関わらず相変わらず初心者レベルのままなので、できることも限られている。そのうちに面白くなくなってやめてしまうと。

だから英語のときは、やり方を根本から変えて最初に集中することにした。どうせまたすぐに飽きるに決まっている。それならせめてやる気になっている間だけは本気で取り組もうと。これまでの「自分に無理のないペース」ではなく、「無理してでも」やる気が持っている間に行けるところまで行ってしまおうと。大体自分に対して極端に甘い人間の「無理のないペース」というのは実質何もしていないに等しい。

やる気になっているその「時」を逃したくなかった。1分・1秒でも惜しかった。一日最低でも3時間はやっていた。最低でだ。休みの日など、時間がとれるときは起きている間中、ずっと英語に触れるようにしていた。


そうして3ヶ月続けてみると、自分の身に明らかな変化が現れた。

一つは、捧げたものをムダにしたくないという気持ちが生まれたということ。あれだけの犠牲を払って、時間を費やしてきたんだ、ここでやめたらもったいないと。ちょこちょこ努力のときにはそんな風に感じたことさえなかった、だってそもそも大して費やしていなかったから。

もう一つは英語学習を習慣化させることができたこと。3ヶ月も続けると、歯磨きと同じレベルの、それをやらなきゃ気持ち悪いという日課の一つになる。こうなったら自動操縦みたいなもので、意志の強さはいらなくなるので続けるのは楽になる。

そして何よりも大きかったのは上達の実感が味わえたということ。何度も言うが、聞き取りの力が上がったという実感はまったくなかった。しかし音読に関しては始めた頃とは別人になっていた。だってバリバリのカタカナ発音だったのだから。この上達の実感、報われたんだという思い。

がむしゃらに走っているうちに、いつの間にか色んなものを手にしていて、そのどれもが、その先続けていくための糧となった。

あれからずいぶん年月が経ったが、何をやっても中途半端で長続きしなかった自分が、今もこうして英語に触れ続けられている。英語のお陰でたくさんの喜びを手にすることもできた。これもあの「無理した」時間なしには考えられなかったことだ。


ただ、こういう活動を通して沢山の方と知り合ったが、その中には、自分のペースでじっくり何年もかけて取り組んでいる方もいらっしゃる方もいた。本当に凄いと思う。そうやって物事にコツコツと取り組むことができるという人はこの限りじゃない。

でもあなたが僕と同じように飽きっぽくて、何をやっても続かないという悩みをもし抱えているのなら、そしてそれでも英語をものにしたいと考えているなら、「最初に集中して取り組む」やり方に挑戦する価値はあると思う。


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.08 2011 英語を使えるようになるために必要なこと comment2 trackback(-)

大人になってやり直す人が、英語を使えるようになるために知っておきたい四つのこと 4

4、ハードワーク

結局ここに尽きる。

以前、「どうしてもTOEICで900を取りたい、どうしたらいいか」と知人に尋ねられたので、現状をよく聞いた上でやるべきことを細かくアドバイスしたら、「要するに無茶苦茶努力しろってことね」と一言で済まされてしまい、さすがに「俺の時間を返せ!」と襟首をつかんでしまったことがあった。でもそりゃそうだろう。

今までの人生で、何も努力せずともなんでもすぐにできた、しかも他を圧倒するような結果を苦もなく出してきた、他の人がなんで苦労してるのかわからないっていう人ならともかく、だって本当に努力しないで身につけられる方法が存在するなら、いまだにこれほど沢山の人が英語を使えるようにならずに困っているわけはない。

英語の勉強を再開しようとしたときに考えたことがある。それは、「英語が使える人の多くは、学生時代からずっとコツコツと英語を続けてきている。そういう努力から散々逃げてきておいて、後からのこのこ入ってきて、ちょこちょこっとやって、おいしいとこだけゲットするなんて、そんな都合のいい話はないだろう」ということ。

自分にそんなセンスがないのはそれまでの人生で十二分にわかっていたし、しかも長いブランクの後、大人になってからやろうというのだ。母国である日本語に囲まれた、英語学習にとって有利とは言えない環境の中で。簡単にいくわけがない。

だからとにかくハードワークしかないと思っていたし、楽な文句は一切信じなかった。そしてそれは正しかったと思う。


でもこれは根性論でもなんでもない。スキルの上達ってそういうもんだろう。

脳科学者の話を自分でもわかるように整理すると、脳の中には思考や行動をつかさどる無数の神経細胞があって、それらは電線のようなもの(神経繊維)で結ばれている。

例えばある行動をするのにAB二つの神経細胞を使うとき、それらを結ぶ電線に電気が流れることによって二つの神経細胞間で情報は伝達される。面白いのは、学習をすることによって、その電線に電気が繰り返し流されることとなり、神経繊維が太くなっていくということ。

そうやって電線が太くなることによって神経細胞と神経細胞がつながりやすくなり、脳の中を情報が通りやすくなる。最初はぎこちなかった動作がスムーズになるのはこういうことが脳の中で起こっているからなんだろう。つまりある動作を身につけるにはそれを反復することで電線を太くしていくしかないということ。

そこに根性なんかが入り込む余地はないぐらい、ガッチガチの科学的(物理的?)な現象だということだ。


今までできなかったことをできるようにするということは、神経細胞同士の新しいつながりを作ること、そしてそれを太くしていく作業だと言い換えられる。

例えば「r」の文字を見て、それに見合う音を出すぐらいのレベルのことだって、目でとらえた文字情報を、脳の中のそれににまつわる情報と瞬時に結びつけ、その発音に必要な筋肉をタイミングよく、しかも適切な力加減で動かしながら発声するという、色んな神経を同時に使わなくてはならない複雑な作業だ。

さらにこれがリスニングをしていて、「音を聞いて、その音が表す単語を頭の引き出しの中から、意味などその単語にまつわる情報と共に一瞬で検索して取り出し、さらに前後の単語と合わせて文として全体の意味をとっていく、その上相手の言うことに対してどう返答しようかと考えて、それを英語にして口から出す」、なんてレベルになったらその大変さはもう想像を絶する。

こういう複雑なことをスムーズにできるようにするということは、これらの動作に関わる、気の遠くなるような数の電線を太くするための作業をしなくてはならないということだ。

特に「使える」ようになるためにはここが大切になる。それは「九九」や自転車に乗れるようになるプロセスと同じで、いちいち考えずともできる「オートマチック」なところを目指す必要があり、これを達成するにはもうひたすら反復するしかないのだ。それも圧倒的な量を。そうなるとどうしたってハードワークが必要となる。


人間の遺伝的な能力にはそれほど大きな差はないと証明されているのだそうだ。だとすると違いを生むのは、物事に対する取り組み方、特に「ここぞというときにハードワークを厭わないかどうか」というところになるはずだ。結局ここを受け入れられるかどうかが、英語が使えるようになるかどうかを決めると思う。

そしてハードワークをするためには、「英語を本気で身につけたい」と心から思っている必要があるだろう。だからこそ自分に問うてほしい、「何のために英語を身につけたいのか」と。それによって何を得たいのか。真剣に。

それはこれからかかるであろう、莫大な時間とエネルギーのコストに見合うものなのか。だらだら時間さえかければいいというものでもないが、どうしたって時間がかかってしまうものだから。あなたの時間は決して無料ではないだろう。それを捧げる以上、それはどうしたって費やすべき「コスト」であると意識する必要がある。

自分が英語を身につけることによって得られるものが、これから必要となるコストに勝っていると、少なくとも自分の中で確信できないと、そんな努力はハナからできないはずだ。もし確信できないなら、今のあなたに英語は必要ないのかも知れない。


一つ頭に置いておいてほしいのは、「自分が捧げたことが、いつかリターンとして返ってくる」ということ。中途半端に取り組めば、中途半端な結果を手に入れることになる。大抵の場合、途中でやめてしまうことになるだろう。

そして中途半端に取り組んで挫折というパターンを繰り返していると、自己肯定感を下げてしまうことになる。自分がそうだったからよくわかる。そうなると何をする時にも「どうせまたいつものようにうまくいかないんだろうけど」と思いながら取り組むことになる。そういう予感は恐ろしいほどよく当たる。

さらにこれがもし全力を出した結果の挫折であれば、それまでの自分を顧みて生まれ変わる大きなチャンスとなり得るが、そうでなければ「やっぱり自分はだめな人間だ」という気持ちを強化するだけとなる。つまり本気で取り組まなければ、自分に変革をもたらすような挫折だってできないということ。

でももしここで本気で取り組んで、上達を感じるところまでたどりつけたら、これから先、真逆のメンタリティーで何事にも当たれるようになる。つまり「英語のように大変なことでうまく行ったんだから、これだって当然うまく行くだろう」というスタンス。この違いは人生に大きな違いをもたらすだろう。

だからどうか本気で取り組んでほしい。自分史上最高の本気で。


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.06 2011 英語を使えるようになるために必要なこと comment2 trackback(-)

大人になってやり直す人が、英語を使えるようになるために知っておきたい四つのこと 3

3、深く掘るということ(情報集めより実践)

何をすべきかということについては前回まででしたので、今回は取り組み方に関する話をしたい。

例えばもし、今自分があの勉強の仕方を思いついたとして、同じことをできるかなと考えると、かなり難しいんじゃないかと思う。

僕などは特に人の意見に左右されやすいし、もともと面倒なことが大嫌いだから、もし「ディクテーションなんて時間がかかるだけでそれほど効果はない」とか「素人がいきなり映画なんて無理」などと情報通っぽい人が言っているのを目にしたら、簡単に諦めてしまうことだろう。挑戦すらしないかも知れない。

自分の場合は本当に情報がなかった。あったのは「ネイティブのように発音できるようになれば聞き取れるんじゃないか」という仮説というか、心もとない願望のようなものだけ。映画のセリフを書き取って、登場人物に重ねるように読むということだって、誰かがそれをやって凄い実績を出して、だから自分もというのではない。うまくいく保証なんてどこにもなかったのだ。

でも情報がなかったからこそ、選択肢がなかったからこそ「音読を極める」ことに集中ができて、結果的にうまくいったんだと思う。証明する手段などないが、あの3ヶ月に限って言えば、日本で一番質にこだわり、量を重ねたのは自分だろうと思う。だからそれについてはいくらでも書くことができる。

ネットの発達によって、情報がたくさん入手できるようになった。確かに便利になったが、それによってもたらされた豊富な情報が、一つに絞って取り組むことを難しくしているんじゃないだろうか。

もちろん情報集めが悪いと言っているんじゃない。でも一つ頭に置いておいて欲しいのは、情報を集めているだけでは何も手にできない、実際に掘る作業、それも一つのところを深く掘ることなしに得られるものはないということ。ちょっと掘ってみて何も出ず、他に移ってまたちょっとという繰り返しでは得られるものは多くない。

今はiPhone用のクールな英語学習アプリや、おしゃれな学習支援サイトなんかも沢山あるが、それはおしゃれなデザインのスコップがたくさん並んでいるというだけに過ぎない。結局そのスコップを使って「穴を掘る」という作業はパスできないんだということ。

ただし「そういう面倒な部分をパスできるものがあったらいいのに」と思う気持ちをくすぐる宣伝文句だけは発明され続けている。「戦時中のスパイの訓練のために開発された」「右脳に直接働きかける」「聞き流すだけで英語が溢れてくる」どれも素敵だ。でもそれは宣伝文句だけ。

そしてその穴を掘る作業はとてもアナログなものだ。そこを見逃してはいけないと思う。新しいスコップを探すことに時間を費やし、たくさん揃えることで満足してしまっている人はいないだろうか。汗をかくことなしには何も手にできない。

ついでに言うと、教材についても手を広げずに「深く掘ること」に徹したほうがいいと思う。

最初の3ヶ月で自分が使ったものと言えば 映画のDVD、「どこでも英会話」、「My Humorous Japan」、文法問題集、そしてTOEICの模試ぐらいだ。そしてそのどれも、一度読んで終わりというものはない。DVDやどこでも英会話はディクテーション、シンクロ読み、シャドーイングと使い込んだし、問題集や模試も何度も繰り返した。速読用に買ったHumorous Japanだって、一度読んで意味がわかったものを、もっと速く読むということに挑戦した。

たくさん手を広げるよりも、一冊を繰り返すことで得られることのほうが遥かに多いと思う。それに一番いいのは、繰り返す度に負担がだんだん減っていくということ。一回目に100のエネルギーが要ったとしたら、二回目は80、三回目は50(だいたい三回目から一気に負担は減る)というように。そうすると、それだけで上達を味わうことができる。これを味わわずに他に行くなんてもったいないとすら思う。

結局、英語の習得に裏技のようなものはなく、当たり前(だと思われていること)のことにコツコツ取り組むことが、大きなものをもたらしてくれるということ。これは英語に限らず、勉強一般について言えることだろう。

ここまでに書いたことで、少なくとも英語を使えるようになるために、最初の段階で何をすべきかということはもうわかったと思う。後から振り返って気づいた反省点も書いた。こういうことを予め知っておくことで、成功の確率はより高くなるだろう。

この時点で、あなたは間違いなく英語学習について、あの頃の僕よりも遥かに詳しく知っている。だから情報はもうこれ以上いらない。

もしこのブログを読んで、知っていることばかり書いていると思うようなら、危険サインが灯っているかも知れない。情報集めはもう十分だから、始めよう。実際に汗をかきながら、穴を深く掘ることに時間をかけよう。


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中島正博

Author:中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、33歳の時に一念発起して英語の勉強を開始し、3ヶ月間の猛特訓でTOEIC920点を取得。

このブログでは自身の経験を元に、英語を話したくても何も口から出てこない、ネイティブの話を聞いてもちんぷんかんぷんという「ゼロ」の状態からどうやったら「1」までたどりつけるのか、その方法についてお伝えしています。

資格:英検一級 TOEIC980点 

英語独学ガイド
大人のやり直し英語部 部長

メールはこちらまで

著書「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC TEST最短攻略法」(明日香出版社)

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