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初めていらっしゃった方へ

このブログは、十年以上のブランクの後に英語学習を再び始めた
自分が、英語を上達させるまでに実際に役に立ったこと、振り返って
みてこうすればもっとよかったのではないかということを書き綴って
います。

勉強を開始したときから、自分の試みがある程度成功したら、それ
をいつか英語学習でつまづいている方に伝えたいという気持ちを持
っていました。つまりここに書いてあることはおすそ分けみたいな
ものです。そのおすそ分けで少しでも皆さんのお役に立てたら嬉し
いです。

記事が多すぎてどれから読んでいいかわからないという方、まずは
「シンクロ読み」についてお読みください。「シャドーイング」や
「ディクテーション」と組み合わせてやると効果的です。

左のカテゴリー内「全ての記事」をクリックすると過去の記事が表
示されます。「あしたのためのその78」からがシンクロ読みに関す
る記事です。

ご質問・お問い合わせは左下のお問い合わせフォームからお願い
いたします。

とても字が多いブログですので、適度に休みを取りつつお読み下さい。 

中島正博      

内因動機

−前回からの続きです。

高い目標を持つと。そしてもう一つ大切なのがそれを
思い続けることです。

池に大きな石を投げ込んだと思ってください。
大きな水しぶきが立ちますよね。これが最初の決意です。
その直後は大きな波が立っているはずです。
これがやる気に満ちた状態です。
本やブログを読んでやる気になったと言ってくださっている
方は今ここにいます。

でも最初は力強かった波も、少しずつ勢いをなくして
いきますよね。そしてしばらく放っておいたら以前と同じ
石を放り込む前の静かな状態になります。まるで何も
なかったかのようにシーンと。これがモチベーションが
失われた状態です。

心の中に波がある状態を保つには、石を投げ込み続ける
しかないんですね。つまりなるべく頻繁に自分の目標を
意識するということです。英語が使えるようになって夢が
かなった自分の姿を明確にイメージすることです。

いつまで精神面の話してるんだと思われるでしょうけど、
諦めずに続けられるか、そしてどこまで上達できるか
結局全てはここにかかっていると思うんですよ。

歴史上もっとも成功したと言われるアメリカ陸軍の兵士に
対する外国語学習プログラムでは、いい成績を収めたら
昇進という報酬が、逆に成績が悪いと前線に送られると
いうペナルティがあったそうです。まさにアメとムチですよね。

このように外から自分を行動に向かわせるものを外因動機
と言います。外因動機は強力ですが、長続きしないという
欠点があります。また、これだけに支えられているとその
行動自体が虚しくなります。義務感に追われ続けている
状態ですからね。バーンアウトを起こしやすいのです。

これに対して自分の内側から行動に向かわせる欲求が
内因動機です。内因動機に支えられていれば、同じ行動を
していても心持ちがまったく違います。誰かに強制されて
やっているわけではないですからね。

試合前のアスリートのようなもので、きついトレーニングにも
前向きに取り組めるんですよ。だってその目標はワクワク
するものであるはずですからね。「おっしゃここでまた壁に
挑戦してやろうか」っていうテンションになるんです。

「やらなきゃならない」よりも「やってやる」という気持ちで
取り組めるわけですから燃え尽きることもありません。

いいこと尽くしでしょ?だから皆さんも誰に遠慮することなく、
ワクワクするような高い目標を立てて英語学習に臨んで
いただきたいのです。そしてその思いを強く持ち続けて
いつかその場所に立ってください。

この長いシリーズで僕が伝えたかったのはこれに集約され
ます。ここまで書いてきたことを、どうしたら諦めずに続け
られるのか、どうしたら上達できるのかということを考える
きっかけの一つにしていただければと思います。


−ひとまずここで終わりにしたいと思います。
 ここまで読んでくださってありがとうございました。


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常識の罠


目標を高く設定するにあたって常識が強敵になるという
お話をしました。

もしあなたの周りに英語にまったく縁のない33のおっさん
がいて、そいつが「これから英語を勉強するつもりなんだ」
って言ったら「まぁ頑張れよ」ぐらいは言うでしょう。

でもそいつが「使える英語の勉強の仕方」を考え出して
それを世に広める。その手段として本の出版も考えている
なんて大それたことを言い出したら、「はぁそんなの無理だし」
って口では言わないにせよ、つっこみたくなると思うんですよ。

さらに「3ヶ月でTOEIC920取る」なんて言ったら(そこを目指した
わけじゃないですけどね)、さすがに「現実的に言ってそれは
不可能だよ」って「常識的」にアドバイスすることでしょう。

そうしたら僕なんて素直なもんですから、「あぁ経験者が言う
ぐらいだからやはり無理なのか、それなら30過ぎてからでも
もっと楽に取りやすい資格を…って考えを変えていたかも
知れません。

そうなっていたら最初から挑戦すらしなかったかも知れない
ですよね。

でも僕は最初からそう思っていましたし、今もそう思い続けて
います。そしてまだ道は半ばですけど、本を出すところまでは
かなったんですよ。人に言わなかったからよかったんです。

だから皆さんも常識にとらわれずに、誰に遠慮することなく
大きな目標を持っていただきたいのです。だってここまで
見て来たように、最初から目標を低く設定することにメリット
なんてないですからね。

自分自身に対する過小評価も無視してください。「どうせ自分
なんかでは無理に決まってる」という思い込みはあなたから
可能性を奪ってしまいます。

もちろん他人に言う必要はありませんよ。得意の「常識攻撃」
にさらされてくじけちゃいますからね。

ただし英語を始めたことを人に言うのはオッケーです。オッケー
どころか「今度こそ英語を使えるようになる」と、周りの人に
がんがん言って引っ込みがつかない状況を作ってください。
誰にも知られることなくこっそり始めるのが一番やめやすい
ですからね。

「三冠とる」って宣言することで、自分を言い訳できないところに
置いこんでおいて裏で死に物狂いで練習するっていう、現役時代
の落合博満のやり方ですね。

−続きます。


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TOEICの向こう側

−前回からの続きです。

「高い目標」を持つことの大切さについてはわかって頂けた
と思います。ただし目標の設定にも注意が必要です。

本を読んで感想をくださった方の中でも、かなり多くの方が
「TOEIC900を目指します」と書いてくださっているんですけど、
その先をしっかり見ることが大切だと思うんですよね。

だって所詮TOEICの点数は小目標にしかなりえませんからね。
点数を上げるためだけに自分の貴重な時間を使っていると、
長引けば長引くほど虚しくなっていきますよ。

テストはあくまでも自分の夢の実現に必要な英語力をつける
過程で上達度のチェック、ペースメーカー、継続のための道具
でしかありません。

つまり利用するものであって、それに振り回されてしまっては
いけないということです。TOEIC900と言えども所詮は通過点
でしかないのですから。

「自分がしたいことを実現するために最低900は必要」というなら
わかります。TOEIC900取って、そのあと何をしたいのか、ここを
はっきり描いておく必要があると思うんです。

例えば自分の場合でも、最初から900点台というのを最終目的に
していたとすれば、TOEICはどういうものかという分析から入って
いたでしょうし、得点技術を追い求めるあまり肝心な基礎力の
育成を怠り、結果的にもっと時間がかかったかも知れません。

そして目標の達成に時間がかかってしまうと、どうしても自分の
中でTOEICの存在が大きくなり過ぎてってしまうんですよね。
こうなると長い挑戦の末にようやく達成できたとしても、そこで
燃え尽きていたかもしれません。

もっと遥かに先を見ていたからあっさり越えることができ、その後も
続けられたと思うんです。

だから先を明確にしておく、これは必須です。それはテストの点数
なんかじゃありえない。高い目標をというのはそういうことです。
考えるだけでテンションが上がるような目標を。もちろんその実現
を強く信じることも大切です。

そうして高い目標を設定しておいて、そこから逆算して実現可能な
小目標を置くと。

よくありがちなのが、目標を立てる際に自分の現状ではとても無理
だからなどと「常識的」に判断して、あえて低い目標を立てるという
ケースです。でも誰に遠慮する必要があるんですか?勝手に自分に
限界を作るなんてばかばかしいですよ。

実は高い目標を設定するにあたって一番邪魔になるのがこの「常識」
なのです。

−続きます。


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意識が低いと…

−前回からの続きです。

壁にぶつかってそこで本気で取り組めば、その度にレベルが
アップしていきます。そしてレベルが上がれば上がるほど、
得られる喜びも広く深くなっていくのです。

逆にレベルアップしないと味わえる楽しみがずっと変わらない
んです。そうするとマンネリになって、やっていてもあまり面白く
なくなってしまう。

だからこれをお読みの皆さんも、どうせ英語をやるなら目標を
なるべく高いところに置いていただきたいのです。

いや、そんな大それた目標なんて持てない、別に英語で飯を
食べるわけじゃないんだからって言う方もいらっしゃるでしょう。

でも最初から目標が低いと、挑戦する気も生まれなくなって
しまって、結局それさえも達せられないということもあると思う
んですよね。そもそも最初の集中トレーニングさえ億劫に
なるでしょう。

もう一つ英語の場合怖いのは、自分では大したことないつもり
で言っていて実はとんでもなく高い目標を置いてしまっている
ケースがあるんですよね。

例えば「日常会話を楽しめれば十分」とかね。

でもこのブログでも以前お話したことがありますけど、本当に
日常会話を楽しめるようになろうと思ったら大変なんですよね。

だって話題があちこちに飛びますからついていくのがまず大変
です。飼い犬の話していたと思ったら急に昨日行ったレストラン
の話になったりと。さらにその話題に応じたボキャブラリーも
幅広く持っていなくちゃならないですし。

見ようによってはビジネス英語のほうが日常会話よりもまだ簡単
だとさえ言えます。ある程度話の流れや着地点が決まっていて、
必要なボキャブラリーも限られていますからね。こちらのほうが
遥かに対策が立てやすい。

それをわかった上で「あの」日常会話をこなせるようになりたい
って言っているならいいですけど、そうじゃないですよね。

恐らくは「あたしみたいなもんはそこまで大それた目標なんて
持っていませんから」って意識で言っているんだと思うんですよ。

そうすると自分では低い目標のつもりで言ったところに、いつまで
経ってもたどり着けないってことになり、がっかりして途中で諦めて
しまうっていことだってあり得ます。

だから始めるにあたって、自分でも「高い」ときちんと認識している
目標を最初から持つと。でもそれだけでは漠然としていて現実感
がないでしょうから、身近な小目標を設定すると。ここでTOEICを
利用するのもいいでしょう。3ヵ月後の海外旅行で英語を使うって
いうのだっていいですよね。

そしてできれば年に一度は一段階高いレベルの何かに挑戦する
機会を持つのが理想です。こうするとスムーズに上達していける
はずです。


−続きます。

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プロフィール

Author:英語の虎 中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、現在の英語教育のあり方に疑問を抱き、33歳の時に「英語が使えるところにまで導ける英語教師」を目指すべく勉強を開始。

3ヶ月間の猛特訓の結果、TOEIC920点を取得。翻訳などの仕事を経て、現在は「大人になってからのやり直し組が今度こそ本当に英語を使えるようになる」ための道の普及に全精力を傾ける。

資格: 英検一級 TOEIC980点

著書 「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC(R)TEST最短攻略法」(明日香出版社刊)

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