英語独学虎の穴 

大人になってからやり直して英語を使えるようになるまでの道のり
 
初めていらっしゃった方へ
このブログは、十年以上のブランクの後に英語学習を再び始めた自分が、英語を上達させるまでに実際に役に立ったこと、振り返ってみてこうすればもっとよかったのではないかということを書き綴っています。

勉強を開始したときから、自分の試みがある程度成功したら、それをいつか英語学習でつまづいている方に伝えたいという気持ちを持っていました。つまりここに書いてあることはおすそ分けみたいなものです。そのおすそ分けで少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

記事が多すぎてどれから読んでいいかわからないという方、まずは「シンクロ読み」についてお読みください。「シャドウイング」や「ディクテーション」と組み合わせてやると効果的です。

シンクロ読みに関する記事は、右のカテゴリー内「究極の音読を目指して」に入っています。 最初から全部読みたいという方は、カテゴリー内の「全ての記事」をクリックして下さい。過去の記事が表示されます。

なお、現在はTOEIC受験後どうやって話せるようになったか、その道のりを連載しています。自分の実際の経験を元に、話せるようになるまでに役に立ったこと、役に立たなかったことなどを詳しくご紹介していくつもりです。

ご質問・お問い合わせは右下のお問い合わせフォームからお願いいたします。

とても字が多いブログですので、適度に休みを取りつつお読み下さい。 

中島正博   
 
10
 
今日は更新はしませんがお知らせを

以前「シンクロ読みのハードルを下げる努力をしていない」というお話を
しましたが、その試みの第一弾として

ホームページに「どうしたら英語が聞き取れるようになるか」をわかりやすく
まとめなおしました。

まぁこれでハードルが下がるわけではないんですが、シンクロ読みの
有効性などがおわかりいただけるのではないかと思います。

これから英語の勉強をしようという方、色々試しているがなかなか上達しない
という方はぜひ一度ご覧になって下さい。ヒントが得られるかも知れません。

本当はもうちょっと見栄えをよくしたかったのですが、中身重視ということで
ご勘弁下さい。

結構時間をかけて書きましたので、お役に立てれば嬉しいです。

そちらを読む前に安全圏維持のために応援のクリックしていただければ、
明日以降の更新も力が入るというものです。
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    12:05 | Comment : 0 | Top
 
09
 
現在「英語を話せるようになるまでの道筋」の第一歩として、「オース
トラリア滞在編」を連載しています。右上のカテゴリー内「全ての記事」
をクリックして、2009年11月30日の記事からお読みください。
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−前回からの続きです。


アウグストとはその後すっかり仲良くなり、授業の前に一緒に海に行く
ほどに

そしてあのポルトガル語なまりの速射砲英語にも徐々に慣れ、

「こんなにペラペラなのに文法できないんだ」と心に余裕が生まれた
状態(小さい人間です)でじっくり聞いてみると

最初はその流暢さとスピードに圧倒されていて気づきませんでしたが、
確かに間違いだらけなんですよ。

しかしその豊富な単語知識を土台にして、間違いを気にせずにどん
どん単語を並べていく 

意識して気にしないようにしているのではなくて、最初から気にしない

だから途切れることなくあんなスピードで話せる しかも堂々としている

間違えること=いけないこと、恥ずかしいこと、という概念がそもそもない

さらによく聞いていると、間違いだらけで伝わらないことも多々あるの
ですが、たとえ自分が言ったことが通じなくとも気にもとめず、色んな
言い方でなんとか力技で伝えてしまう

そう、伝わらなくともいちいち気にしないんですよ。数撃ちゃ当たるという
感じで

もちろんコミュニケーションのあり方としては完璧からはほど遠いかも
知れませんが、それで通じ合える 

言葉が出てこない自分とは比べものになりません。

この「間違いを気にせず」とか「伝わらなくとも気にしない」というメンタル
の部分の差が実は一番大きいのではないか

こっちは「主語が単数だから動詞にSをつけなければ」と一つ一つ考え
ながら間違えないように慎重に話す

「正しい英語」を口にしたいという気持ち だからどうしてもスムーズに
言葉が出てこない

そして発した英語が伝わらなかったら、「自分の英語に非があるのでは」
と考えてますます言葉が出てこなくなる

その裏には、間違えては「いけない」、人前で間違えるのは「恥ずかしい」
という感覚が強くありました。

でもこれは僕に限った話ではなく、日本人の多くに共通する感覚ではない
でしょうか。

そして特に慣れない(自信がない)英語を使うときにより一層強くなるはず
です。

−続きます。


おかげさまで今日も安全圏キープしています。いつも応援いただきまして
ありがとうございます。
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    10:01 | Comment : 0 | Top
 
07
 

−前回からの続きです。

ブラジル人の場合、「通じる」単語をただたくさん知っているだけではなくて、
それらを会話で「使える」というのがミソで

インプット(読む・聞く)で使える単語と、アウトプット(書く・話す)で使える
単語は違いますよね。

読んだり聞いたりするときは、「だいたいこういう意味じゃないか」程度でも
なんとか使い物になりますが、

書いたり話したりというときにはそうはいきませんよね。意味や使い方が
きちんとわかっていないと自信を持って使うことができない。

特にじっくり考える時間的な余裕がない「会話」の場面で使うためには、
かなり習熟している単語である必要がありますよね。そうじゃないと瞬間
的に出てこないでしょう。

だから母国語である日本語でもそうですが、アウトプットで使える単語数
は常にインプットで使える単語数よりも少なくなります

彼らはその「英語とたくさんの共通する単語を持つ」ポルトガル語を普段
の生活の中で母国語として会話で使っているわけですから

当然「アウトプットで使えるレベルの単語」がそれだけたくさんある

日本人の場合、大学受験まで真面目にやった人なら、ある程度の量の
単語を知っているでしょうが、

しかしそれはあくまでも「こんな感じの意味じゃないか」ぐらいでもなんとか
なる、インプット用の知識であることがほとんどだと思うんですよ
 
そのインプットレベルの単語の知識に比べて、アウトプットのレベルで使え
る英単語が圧倒的に少ない

そもそも会話の場面で口に出せる単語の量が乏しいわけです。
(まぁこれは自分の経験を元にしてお話しているので、そうではないという
方もいらっしゃるかも知れません)

こういう違いに加えて、ポルトガル語では文の作り方も英語と同じSVO
(何が どうする 何を)という構造なので、いちいち並べ方を気にする必要
もない 

アウトプットで使えるレベルの単語が豊富にあって、だいたいの並べ方も
知っている、だから単語をどんどん並べていけるのでしょう。

これに対して日本人はアウトプットで使えるレベルの単語が少ない上に
日本語はSOV(何が 何を どうする)という構造ですからね、語順も気に
しなくてはならない。

さらに冠詞なんて概念もありませんからね、こちらも一から学ばなくては
なりません。

このように英語との距離が大きすぎて、全てを一から学ばなければならない
日本人に対して、彼らは英語を話すための土台をもともと持っているという
わけです。

だからスタート地点がそもそも違う。

でもそれだけではないと思うんですよね。

−続きます。

メールを含むたくさんの応援をいただきましてありがとうございます。
おかげで降格圏脱出です。とにかく安全圏(7位以上)にいることだけが
ささやかな願いです。
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    09:17 | Comment : 0 | Top
 
05
 


その理由を自分なりに考えてみると

まず挙げられるのはポルトガル語と日本語の、英語からの距離の違いです。

英語話者からみた言語習得の難しさ(習得にどれぐらい時間がかかるか)と
いう観点で世界の言語を四つのグループに分けると

ポルトガル語は、フランス語・オランダ語・スペイン語などでと並んで
最もやさしいとされる第1のグループに含まれるのに対し

日本語はもっとも難しい第四のグループに属しているのだそうです。

Language Learning Difficulty for English Speakers

日本語は
Languages which are exceptionally difficult for native English speakers
というカテゴリーに入っています。

そしてその難易度は、文法や発音、語彙などに英語とどれぐらい共通するもの
があるかによって決まります。共通点が多ければ易しく、少なければ難しいと
いうわけです。

もちろんこれは、あくまでも英語話者であるアメリカ人から見たものですから
逆の場合も必ずしもイコールとはいかないでしょうが、それでも日本人が英語
を習得するのは、ポルトガル語を母語とする人よりも遥かに難しいということは
言えそうです。

だってそもそも彼らはアルファベットを使いますしね。

さらにポルトガル語はラテン語から派生しており、英語もその成立の過程で
学術用語などの多くをラテン語から拝借している

だから単語に関して、ポルトガル語と英語には共通するものが多いのだそうです。 

例えば international はポルトガル語で internacional(「インテルナシオナウ」
のように発音) というように。

こちらの自動翻訳サイトで色々英単語を入れてみてください。

つまりもともと母国語で使っている単語の多くが、発音の違いのルールさえ意識
すればそのまま使えるし、ちゃんと伝わる

日本語もたくさんの英語を外来語として受け入れていますが、日本語の発音
(アクセントを含む)をあてはめてしまっていて、そのままでは通じないものが多い
そしてその正しい形を知らない

以前あるアメリカ人の講演に参加したときに、一人の日本人が感想を聞かれて
「ダイナミック」と伝えようとするのに、どんな言い方をしてもまったく通じない
という場面に出くわしました

"dynamic"は"a"にアクセントがありますが、その人は最初の音節を強くしたり、
最後を強くしたりして、結局二番目にはたどりつけませんでした。

日本人からしたら「ダイナミック」なんて元々英語なんだから、少々アクセントが
ずれていたってあんたらそれぐらい推測できるでしょってなもんでしょうが

日本語と英語との距離は日本人が想像する以上に大きいということです。

−続きます。

昨日のクリックの少なさには心が折れそうになりました。力をください。
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    09:28 | Comment : 6 | Top
 
03
 

日本人の中にはバリバリの元ヤンキーで、学校で英語の勉強なんか
真面目にしてこなかったという子もいましたが、

それでもその二人のブラジル人より点数は上

だってすでにお話したように、そのテストはbe動詞と一般動詞の区別や 
主語に応じて動詞にSをつけさせるなど 

中一レベルのごくごく簡単なものだったんですから

その基本的なことすらあやふやだというわけです。
それでいてあんなにペラペラ

さっき会話していたときの堂々とした話しっぷりとは打って変わって
返されたテストの点数を見て恥ずかしそうにしています。

かたや日本人はのきなみ高得点 

これ大げさに言っているわけじゃないですからね。
 
あれだけ流暢に英語を話せるアウグストがまったく文法ができないん
だという事実に驚くとともに

自分を含めてまったく英語を話せなかった日本人のテストの点数が
一様に高いことが、かえって恥ずかしく感じられました。

日本人は文法はできるが会話はだめ そういうことを聞いたことはあり
ましたが、まさかこれほどまでにあからさまなものとは…

30過ぎの自分と20代女の子と10代の男の子 

世代はバラバラの日本の英語教育の作品がずらっと並んでいました。

僕が学生だった大昔から、学校でやっていることはずっと変わって
いないということでしょう。

そしてその「お勉強はできるが英語が使えない日本人」の典型が、

テストで一人満点を取ってしまった自分でした。

これほど切ない満点は、人生で取ったことがありません。


そういう日本人像がいやで、「今度こそ使えるようになろう」と努力して
きたはずなのに。

あれだけ文法的な知識のないブラジル人がぺらぺらに話せるのに対し、
文法知識がありながら、それを使うことができない日本人

これはいったいどういうことなのか

−続きます。

苦境が続いています。
その指先のチョコン一つがどれほど力をくれることか…
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    08:17 | Comment : 1 | Top
英語学習 旅のしおり
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プロフィール

Author:英語の虎 中島正博
塾で中高生に国語を教えていたが、現在の英語教育のあり方に疑問を抱き、33歳の時に「英語が使えるところにまで導ける英語教師」を目指すべく勉強を開始。

3ヶ月間の猛特訓の結果、TOEIC920点を取得。翻訳などの仕事を経て、現在は「大人になってからのやり直し組が今度こそ本当に英語を使えるようになる」ための道の普及に全精力を傾ける。

資格: 英検一級 TOEIC980点

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著書 「たった3ヶ月で920点を取った私のTOEIC(R)TEST最短攻略法」(明日香出版社刊)

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